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大社高校野球部は108年ぶりの4強入りを逃し、準々決勝で神村学園に敗れた。

エース馬庭優太投手は感極まり涙を流し、試合中も悔しがる姿が見られた。

馬庭は4試合で492球を投げ続け、公立校として快進撃を演出したが、勝利を挙げることができず、島根を元気づけられなかったことを残念に思っている。

(要約)

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涙をこらえ天を見上げる大社・馬庭(撮影・岸 良祐) 

 

 ◇第106回全国高校野球選手権第12日・準々決勝 大社2-8神村学園(2024年8月19日 甲子園) 

 

【写真】<大社・神村学園>9回の攻撃を前に肩を組んで気合を入れる大社ナイン(撮影・北條 貴史) 

 

 大社は神村学園に2-8で敗れ、1917年以来107年ぶりの4強入りはならなかった。第1回地方大会から出場を続ける「皆勤15校」の準決勝進出となれば、1961年準優勝の桐蔭(和歌山)以来だったが、あと一歩届かなかった。エース馬庭優太投手(3年)は大粒の涙を流した。 

 

 2-2の5回無死一、二塁、ベンチスタートだった初戦から3試合連続完投の馬庭が3番手でマウンドに立った。カウント2-2からの7球目、遊ゴロに打ち取ったが、併殺を狙った二塁・高橋翔和(3年)の送球ミスで勝ち越しを許した。 

 

 さらに7回に1死から四球でランナーを許すと、ここから4連打を浴びて5点を失った。エースはマウンド上で悔しげな表情を見せた。 

 

 馬庭は11日の初戦の報徳学園(兵庫)戦で137球、15日の創成館(長崎)戦で115球、17日の早稲田実(西東京)戦で149球を投じた。神村学園戦では5回91球。4試合合計492球の熱投だった。 

 

 8強唯一の公立高が巻き起こした快進撃。その主役は間違いなく馬庭だった。 

 

 ▼馬庭優太投手 自分が抑えられなくて申し訳ない気持ちです。いろいろと蘇ってきて涙が止まらなかったです。(声援は)感謝しかないです。だからこそ勝てなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。勝つことで島根を元気づけられると思っていたので申し訳ないです。(疲労は)疲労はなくて準備不足だったと思います。(ぬかるんだ)地面に対応できなかったな…と。 

 

 

 
 

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