政治評論家の田崎史郎氏は、小泉進次郎氏が出馬する意向は１カ月以上前に決まっており、岸田文雄氏の態度表明を待っていたと指摘した。

小泉氏は２０人の支持を確保する必要があり、出馬の報道が出た理由は、何人かが口を滑らせたためと述べた。

田崎氏は、最近の進次郎氏は政権と距離を置いて批判的になっており、自分の思いを実現するために出馬する決意をしたと語った。

（要約）

　田崎史郎氏 

　政治評論家の田崎史郎氏が２１日、ＴＢＳ「ひるおび」に出演。番組では９月の自民党総裁選に向けた動きを特集した。 

　出馬意向と報じられた小泉進次郎氏について、田崎氏は「小泉さんは出馬する意思は、おそらく１カ月以上前に固めているんですよ。岸田さんの態度表明を待っていた」と指摘。出馬意向の報道については「出馬表明するにあたって２０人を確保しないといけない。何人かに声をかけ、黙っててねと念を押しながらやっているが、誰かが喋って、昨日の時点で出ちゃったということです。何人かいらしたんでしょう」と語った。 

　最近の進次郎氏について「時の政権と若干距離を置いた所で見てました」とし、「今年入ってからも僕は何度も小泉さんと話してるんですけれども、だんだん政権運営に対して批判的になってきてましたよね」と明かした。 

　６月下旬頃に話した際には「（進次郎氏が）こういうことやりたいんだ、自民党をこう変えなきゃいけないと、いろいろ言われるわけです。『じゃあ、その思いを託せる人は誰かいるんですか』って進次郎さんに聞いたんですね。そしたら進次郎さんは『いません』って言ったんですよ」と明かし、「それ聞いて、あっ、これは本人立つ気だなと。自分が立つ以外に自分の思いを実現できないってことなんですね」と語った。