( 204040 )  2024/08/22 01:36:50  
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シャープの完全子会社である堺ディスプレイプロダクト(SDP)は、テレビ向け大型液晶パネルの生産を完全に停止しました。

国内でのパネル製造は海外勢との価格競争に敗れ、SDPは幕を閉じました。

今後は大型液晶パネルに半導体部品などを組み込んでテレビ向けディスプレーとして製品化する予定です。

SDPの跡地は、ソフトバンクとの協議により人工知能向けデータセンターの設立が検討されています。

(要約)

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堺ディスプレイプロダクトのロゴ=4月、堺市 

 

 シャープは21日、テレビ向け大型液晶パネルを手がける完全子会社「堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市)」での生産を完全に停止したと明らかにした。国内でのテレビ向けパネルの製造は、中国や韓国など海外勢との価格競争に敗れ、SDPの停止で幕を閉じた。 

 

【写真】シャープがAIデータセンター構築へ 堺ディスプレイプロダクトの跡地を活用 

 

 今後は大型液晶パネルに半導体部品などを組み込んで、テレビ向けディスプレーとして製品化する。この製品は2025年3月末までに、取引先への販売を終了する計画だ。 

 

 SDPでは、今年6月からパネルの生産を縮小していた。約800人の従業員のうち、パネルの製造に従事していた500人規模の早期退職がすでに決定している。年齢に応じて、月収の最大24カ月分の加算金を支払うという。 

 

 SDPの跡地を巡っては、ソフトバンクと人工知能(AI)向けデータセンターの設立を目指して協議が進んでいる。ソフトバンクは工場の約6割に当たる土地と、パネル工場や電源・冷却装置などを取得する計画。データセンターは、25年中の本格稼働を目指している。 

 

 

 
 

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