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博士の就職支援を強化、政府が企業向けに手引作成へ…採用ゼロの企業が76・6%

読売新聞オンライン 8/23(金) 5:01 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/c23a745de22df6059d4a05f4926d185e767cefe0

 

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政府は博士号取得者の就職支援を強化し、企業の博士人材採用を促進する取り組みを行う。

日本では博士号取得者の数が他国に比べて少ないことや、企業が採用に消極的であることが課題とされており、政府はイノベーションに不可欠な人材を育成することで産業競争力を強化する狙いがある。

また、各省庁が就活セクハラ被害防止の取り組みについて検討を行っている。

(要約)

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(写真:読売新聞) 

 

 政府は、博士号を取得した専門人材の就職支援に本格的に乗り出す。日本では、企業は博士号取得者の活用に消極的で、欧米の先進国などと比べて取得者の人数も少ない。政府はイノベーション(技術革新)に欠かせない人材として企業が採用しやすい環境を整え、産業競争力の強化につなげる。 

 

【表】厚労省が呼びかける「就活セクハラ」被害防止のポイント 

 

 経済産業省と文部科学省が26日、初めての合同検討会を開く。委員長には川端和重・新潟大副学長が就き、日立製作所やサイバーエージェントなど博士人材を積極採用する企業の人事担当者や、大学、経済界の関係者らが委員を務める。就職支援の取り組みや課題を検討し、来年3月に手引をまとめる方針だ。 

 

 手引では、博士人材の年齢や研究実績に見合った賃金体系の実例を紹介し、職務内容を明確にする「ジョブ型雇用」など柔軟な採用制度の導入を提案する。大学側には、博士人材に特化した就職相談員の配置や、博士課程への社会人の積極的な受け入れを要請する。 

 

 政府が対策に乗り出すのは、日本では企業が博士人材を生かせていないからだ。経産省の2020年の調査では、博士人材の採用がゼロの企業は76・6%に上った。 

 

 日本企業は新卒一括採用が主流で、博士人材の採用経験に乏しいうえ、指導教授の紹介などで採用するケースが多く、企業側と学生の「ミスマッチが生じやすい」とされる。企業などへの就職率は約4割にとどまり、将来の見通しが立たず、博士課程に進む学生数が伸び悩む悪循環に陥っている。 

 

 文科省によると、人口100万人あたりの博士号取得者数は、韓国の344人や英国の342人、米国の286人に対し、日本は126人にとどまる。 

 

 政府は23年4月、博士号取得者を採用した場合、人件費の一部を税額控除するなどの支援策を始めた。文科省は今年3月、人口あたりの博士号取得者数を、40年に20年度の約3倍に増やす目標を掲げた。 

 

 一方、国内の大学発ベンチャー(新興企業)では、博士号取得者が従業員の2割を占める。経産省が20年に企業担当者に実施した調査では、博士人材を採用していない企業のうち、「博士を採用したくてもできていない」との回答が35・6%に上った。 

 

 

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日本の博士号取得者や博士課程に関する意見や傾向、状況をまとめると、 

 

- 日本の企業や社会では、博士の価値が理解されにくく、就職や活躍の機会が限られているとの指摘が多い 

- 博士号取得者が一般企業に就職する際、専門性だけでなくコミュニケーションスキルや実務経験の重要性を指摘する声が多い 

- 博士号取得者の就職先として、教育分野や研究機関への支援や専門分野に特化した企業との連携、さらに大学ベンチャーや共同研究の促進が求められている 

- 博士課程まで進む学生が増えているが、企業とのマッチングや研究者としてのスキル、企業側が求める専門性への適性に関する検討が重要とされている 

- 現在の日本の企業風土や雇用環境では、博士号取得者が活躍しやすい環境ではなく、国内外で求められる能力とのギャップが指摘されている 

- 日本の経済や産業にイノベーションをもたらすためには、博士課程の進学支援や企業との連携の強化だけでなく、継続的な問題解決と政策策定が必要との声も挙がっている 

 

(まとめ)

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=+=+=+=+= 

政府だけでなく、一般人の多くも博士の価値を理解してないのが日本の衰退を招いている… 

 

修士や学士よりも自立した研究者である博士を活かすことでより高度な技術がもたらされることを理解してくれる企業が増えることを願う。 

 

=+=+=+=+= 

私の会社も以前から技術士と並んで博士取得を数値目標に掲げていましたが、技術士は役職として必要性が示されていましたが、博士の使い道は示されていませんでした 

最近、博士手当がつき、博士の新卒を取るための布石と思われますが、結局学士や修士と同じ仕事をするような気がしていて、手当は悪くないですが、なぜ数値目標に掲げているのか、そこを明確にすべきかなと思いました 

 

=+=+=+=+= 

博士取得者の間で「就職」といったら、大学に職を得ることを指していた。 

が、少子化や国の衰退、産業の変化により、従前のように大学に職を得るのは今後更に難しくなるだろう。 

特に文系は専門と関係ない仕事で再チャレンジすることになると思うが、世間は受け入れてあげてほしい。 

 

=+=+=+=+= 

大手企業に勤めていた際、博士取得者は知識や経験だけでなく、文章力やプレゼン力など、様々な基礎的能力がとても高い人が多かった(理系)。たった3年間で大きく成長できる場と思う。 

 

一方、上司たちは博士を持っていないからか、博士取得者の能力に気付いていないように見受けられ、適切な評価を下していないように思えた。 

 

博士は研究者の免許のようなもの。今の日本は免許を持っていない人が免許を持った人を評価しているんだろう。 

 

=+=+=+=+= 

20年前にやるべき政策でもう手遅れだろう。 

 

まず日本の貧困化が進み、子供を博士課程へ行かせる余裕のある世帯の割合は減っている。次に、この20年間で海外の大学との研究環境の格差が広がった。東京大学ですらアジアのトップではない。また、博士号取得した後の就職先の給料が安い。修士を卒業後、文系就職した方がトータルで2倍近く収入が多い。以上のような理由から、日本では博士課程自体に対する魅力が無くなっているし、たとえ行きたくても経済的に難しい子も沢山いる。 

 

本当に日本でイノベーションを起こし高付加価値型産業を育てたければ、就職のマッチング支援という点のレベルではなく、15〜20年間のスパンで考えて様々な政策をパッケージ化する面の対応が必要だ。 

 

=+=+=+=+= 

自分の職場で考えると、修士ならまだしも、30歳近くなって社会人経験のない博士がこられても…っていう感覚が正直ある。学部から博士前期、博士後期というエスカレーター式の教育制度に無理があると思う。社会人修士とか社会人博士なら、組織に馴染む。頭の勉強だけではなくて、人間には心理的な発達段階というものがあって、組織社会化は若いほど有利。高度な知識や論理性があっても、組織人ならではの人間としての柔軟性、謙虚さ、打たれ強さがないと正直厳しい。実際メーカーなどで旧帝大卒博士の配置に苦労している事例をいっぱいみている。一度就職した人がアカデミックに戻れる訓練休暇制度みたいなものを企業が積極導入できたら良いと思う。 

 

=+=+=+=+= 

大学以降を充実させていくと、学生の経済的独立が遅れて 

晩婚化・未婚化が益々進む。 

大学全入時代はとっくに過ぎて、大学側が募集停止してるぐらいだ。 

もう大学を充実させても国は豊かにならない。 

中卒・高卒の就職支援をして、進学率を下げ、 

経済的自立を早めて、早婚化へ努力したほうが国のためになる。 

 

=+=+=+=+= 

>博士人材の年齢や研究実績に見合った賃金体系の実例を紹介し、職務内容を明確にする「ジョブ型雇用」など柔軟な採用制度の導入を提案する。 

 

多数の企業では、博士課程の採用も、一括新年度採用。人数は少ないが、学部と同じ。新採用研修も一緒だったりする。 

賃金体系は、博士課程修了者は基本は同じだから、特に研究実績を反映するのであれば、「ジョブ型雇用」のような形にならざるを得ないだろう。 

しかし、博士課程の前に、学部と同じ仕事をしているような実情のある修士課程修了者の支援も、しなくちゃいけないのではないか? 

 

=+=+=+=+= 

10年以上前に「創作童話 博士が100人いる村」というものがネットで流行したことがある。 

博士課程まで進んで博士号を取得した人のその後の人生を100人中何人がどういうその後の人生を辿るかを描いたものである。 

博士になっても幸せな人生をおくれる人もいるが最後に残った博士たちは自死、行方不明など惨憺たるものだった。それは現在も変わっていないのだろう。博士になってもその知識を社会に生かせる社会になってほしいものである。 

 

=+=+=+=+= 

海外の建設の仕事を10年ばかりした経験から、特に修士号や博士号をもった人材は海外の企業はとても重用しているように感じました。名刺には、必ずと言っていいほど、M.Eng(工学修士)、M.Sc(理学修士)とかPhDとかの学位が併記されており、学んだ分だけちゃんと社会に認められている印象でした。 

 

 

=+=+=+=+= 

私の経験では、日本では博士よりも一級建築士や、技術士が仕事に直結しますので重要視されます(これらの資格が無ければ官庁等から仕事を得られません)。一方、海外で仕事(JICA等)をする場合は、一級建築士や技術者では現地人に通用せず、博士を持っていることが重要です。博士号取得の方々は日本の様々な資格と、併せて語学の力をつけると更に道が開かれるかもしれません。 

 

=+=+=+=+= 

日本は実務経験を重んじる傾向があり、だからこそ博士より資格を持った社会人経験者の方が重んじられる傾向がある。 

ただそもそも欧米(英語圏)では大学側・企業側双方で社会人をしながら論文を書く目的のパートタイム制度も充実している。そのうえでの博士号を重んじる文化。 

つまり学業専心する人と社会人しながらという実務経験ある人という人材のバラエティがある。 

これも実務経験を積んだ博士の育成が可能な、柔軟なシステムだからこそだと思う。 

単に博士の就職支援だけだと企業側の良質な人材確保という旨みが少ないと思うので、せねばならないこととはいえ対策としては不十分な気もする。 

 

=+=+=+=+= 

日本の企業は、コスト重視で、短期で成果を出す人材を採用する風土がありますので、博士課程や修士課程の採用をしないと思います。しかし、今後、日本は世界で売れる製品がなくなっており、利益を内部留保するのではなく、研究開発を投資すべきです! その為なら、博士課程や修士課程の人材を積極的に採用し、短期に成果を求めるのではなく、自由に研究する風土を助成すべきです。 採用された方は、他の研究者と交流し、他の研究者の論文も参照し、自分の考えに固執せず、他の方の意見を参考にする事が大事です。私は、日本の大学は、他の研究者との意見の交換が少なく閉鎖的なのかな?と思いますが、その為、意欲のある人は海外に出て行くと思っています! 

 

=+=+=+=+= 

大学・研究機関で仕事を得るのは、努力と同時に運の要素が大きいと痛感しています。自分より遥かに優秀な人たちが研究職のポストを得られなかったことも多く見てきました。文系の博士取得者も、論理性など優れた人が多くいるので、なんとか人材を生かしてほしいと願うばかりです。 

 

ただ近年では大学院が定員を充足できているのはわずかです。 

その結果、文系の博士号も安易に認めている大学もあるようです。 

結果、博士号取得者の質の劣化に繋がっていくようで心配です。 

 

大学院教育自身にも色々な問題や課題はあると思いますが、 

それ以上に国策の過ちが問題を複雑化しています。 

現場の意見にも耳を傾けて、政策決定をお願いしたいと思います。 

 

=+=+=+=+= 

日系と外資系両方のメーカーで勤務していたが、明らかに外資は博士人材の活用が上手かった。エッジの効いた研究職だけでなく、先行開発や材料技術等、割と収益に近いオペレーションでも専門性を活かせる土壌を整えてる印象。役員にも博士号取得者が割合多かった事が寄与していると思われる。 

日系だとトヨタや日立等が博士を活用してる印象を受けたが、我が国にもまだまだ素晴らしい人材が多数埋もれている。もっと多くの企業で高度人材の活用、MOTの概念が広がって稼げるようになる事を願います。 

 

=+=+=+=+= 

博士採用を支援するのは決して悪くないけど、他国で「どんな分野の博士」が「どんな業界」で活躍しているかちゃんと分析しているのかな。 

 

例えば、海外でも美術、歴史学、国語、文学等の分野の博士は正直アカデミア以外での需要が少ない。でも、情報科学、物理学、数学は最先端のソフトウェア開発、データサイエンス、金融(アルゴリズミックトレーディングやクオンツ等)、アクチュアリー等いろいろな分野で活躍している。ソフトウェア開発については、なんなら開発分野次第で物理学博士や数学博士の方が情報科学博士より重宝される。 

 

博士に求められる役目は「学部卒を凄くした奴」じゃなくて、明確に職種や役割が変わってくることが多い。例えば、既存のAI技術の実装は学部卒でも良いが、基本的にAIモデル自体の開発や単なるデータの分析ではないさらなる深掘りについては修士が最低ラインで、それよりも博士が求められる。 

 

=+=+=+=+= 

自分も博士で企業勤だから分かるけど、 

企業側の問題だけではない。 

博士も自分の研究の継続に拘ってしまうから、企業とのマッチングが上手くいかない問題がある。 

博士自身が「研究を強力に進めるプロセスに価値がある」と言う意識を持つことも大事。 

 

=+=+=+=+= 

就職氷河期真っ盛りのころ、博士課程(理系)の進学を考えていましたが、当時、博士になったら就職できると思うなと言われたものです。結局修士である企業に行きましたが、そのうち研究者にシフトしていきたいと考えつつ、いろいろあり結局現場の仕事をこなすだけで精一杯になっています。 

 

自分の適性(自助努力)というのもある程度あると思いますが、博士の人材を増やすのであればもう少し博士課程に進むための経済的・進路的支援、また、社会人になってからも博士になりたいという人にも同様に支援体制が必要なように思います。 

特に財政的支援は国ができる大きな役割だと思いますが、運営費交付金の削減に代表されるように、国はあまり財政出動には積極的ではありません。経済的理由で進学を断念することも少なくないので、奨学金取るにしても、博士取得して就職したら返済を大幅減免するなどの優遇措置も必要でしょう。 

 

=+=+=+=+= 

博士として研究している分野と企業が求める専門性に違いがあるんだと思う 

しかも日本の企業はいまだに年功序列が残っているので、社会人未経験の博士を研究職として受け入れたところで、企業流のやり方を先輩社員が指導することになる 

 

それよりは大学院と企業が連携して共同の研究や開発を行い、その共同作業の中でその博士を欲しいとなると企業にスムーズに就職ができる 

大卒の新卒採用と一緒で、見ず知らずの人を採用するとなると書類と面接で人事が判断するので、現場のニーズとミスマッチを起こす 

それだったら現場と共同作業をしたうえでこの人材ならいいと現場が判断するのが合理的 

政府が企業の人事採用に働きかけたところで、現場でのミスマッチがあれば意味がない 

 

目先の数字に拘って数字合わせのために強化策を作ったところで、その数字が達成したところで、結果が伴うとは思えない 

 

=+=+=+=+= 

社会人になってからの博士号取得者です。 

 

工学系の博士号の就職率は高いのではないでしょうか。何を専攻したのかで、企業側の博士号取得者へのニーズは変わります。文科省と共同で、何の専攻の博士号取得者を増やすのか、その就職を支援するのか、企業ニーズを踏まえた上で検討して欲しいと思います。 

 

同時に行って欲しいのが、博士課程での教育の在り方です。今の博士課程、大学に残る前提での教育しかできていないように感じます。ジョブ型を想定するのなら、ジョブ型で即戦力となる人材を育成する教育にすることもセットで行うべきでしょう。文科省へはその観点での施策の実施を望みます。 

 

 

=+=+=+=+= 

大学院の教官が基礎研究や実務、教育指導に精通し、施設・機器、予算などが企業や公的機関の研究所より勝っているなら価値があるかもしれないが、そうでないと雇用した側が実務を再教育する必要がある。 

私が公的研究機関にいたとき、ある大学の教官が1年契約で派遣されてきたが、分析機器や試薬などを、いつの間にか勝手に大量に使われて困ったことがある。どうも、研究環境は当方の方が良かったようである。 

大学では有名な学術雑誌に発表するのが業績になるが、実社会では使える技術・研究が必要である。むしろ、民間や公的機関の研究者が博士号を取るために大学院に籍をおけるような方策も必要では。 

 

=+=+=+=+= 

博士の就職はそれまでの自分の専門性を捨てる覚悟も必要かと思う。 

私は2011年、リーマンショックの悲惨な時期に博士号取得、就職することになったが、専門領域とは全くかけ離れた業種で社会人をスタートした。アカデミアで続けて行く意思は全くなかったため、正直雇ってくれる会社であればどこでも、という潔い決断が功を奏したと思う。新卒として就職した1社目では学部卒はもちろん高卒や専門学校卒の同期と仕事をし、2社目で業界を代表するような企業に転職できた。現在はつつましいながらも家庭も持ち、充実した日々を送れている。 

大学を出るまでの人生と、大学を出てからの人生を地続きのものとして捉え過ぎていると選択肢を大きく狭めてしまうが、人生の新しいフェーズの始まりとして全く新しい環境に飛び込む勇気がもてれば、今でも何とか生きていける社会ではあると思う。これは博士課程修了者に限らず、この点は博士に限った話ではないが。 

 

=+=+=+=+= 

博士号取得して民間企業で勤務していますが、専門性を重宝してもらえるよう研究活動は続けています。論理的思考力や課題設定、分析、仕組み作りや運用の周知からの改善に至るまで、学位取得の道のりとも共通し、活躍の場は充分あると思います。 

 

=+=+=+=+= 

国立理系においてなされる卒業研究、卒論、修士研究、修士論文は、正直なところ、これまでかなりレベルが高かった。なので、日本企業はそうしたしっかり教育された修士人材による恩恵を十分に受けて来た。一方、欧米では、指導教授と雇用関係、契約関係のない学生、つまり博士課程学生ではない学生が本格的な研究をすることはあり得ない。この違いが日本で博士人材が重用されない本質的理由である。 

 

=+=+=+=+= 

日本では雇用の流動性が低いので、ミスマッチがあった時に博士人材の行き場がなくなる問題があります。単に博士の雇用を企業に押し付けても、博士や企業の問題は無くならないと思います。つまり、博士がやりたい仕事が、その企業で中止になった場合、その後が困るのです。日本は権威主義や年功序列的な慣行が未だに強いので、社内での権威の蓄積に時間のかかる仕組みになっています。博士は、興味のある仕事が消えたとして、他の会社での権威の形成に必要な手間やリスクを考えると簡単に辞められず、しがみついたほうが良いという状況が起きやすい。そうすると博士にも企業にも、どちらにも良くないのです。こうした問題を解消するには、博士号取得者個人に対して、生活や研究支援のためのマイナポイントなどを定期的に給付することで、博士自身が簡単に組織を移動しやすくした方がいいと思います。そうしたメリットがあれば博士を目指す人も増えると思います。 

 

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そもそも 実務者が欲しいのであれば、企業は知識ベースがしっかりしていて かつ若い学部卒が一番 育てやすく使いやすい。 

専門の研究者が欲しい企業は修士や博士の研究テーマが企業の要求にピッタリ合った人を採用すれば良いのだが、これとて 学部卒でも研究者に適した人材はいくらでも見つけられるので初めから研究者として育成できる。 

という訳で、即戦力の博士が欲しい企業(?)は先端の高度技術を開発しようとする非常に限られたものになるため、23.4%の企業が博士を採用していることが逆に驚きと思う。 

 

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技術力のある日本とは言うものの確かに技術力はあるのだろう、ただその技術力を発揮するのは他者からこういった物を作ってほしいやこういった条件でこの機能が優れた物を作ってほしいとか要望されてから力を発揮する事がほとんどだろう。 

 

グーグルアースを初めて見た・使った時の驚きやスカイプ等の利用時間で料金が不必要なテレビ電話の様な通信技術等等。 

 

問題を解く能力には長けていても、ドラえもん的発想迄とは言わないが世の中に蓄積された問題からビジネスにつなげられる企業は少ない、それは成功するかどうか分からない事業を養う余裕と規模が備わった企業が少数って事も有るのだろう。 

 

ただ、上場企業でも頭が大きいだけでは業績が伸びないのも事実、常に考え実現する力・それを熟知し売る力・それらの力が発揮で出来るよう支える裏方の力、人材の適材適所の配置とバランスがとれ総合力が優れてる企業が必要とされ生き残れるのだと思う。 

 

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博士まで行くには相当困難な道のりだ。 

息子は理系の大学院生だが、ブラック企業より過酷なのでは、と思わされる事が多い。 

教授からの指示には断れず、同じ研究室の大学4年生をなんとか卒業させるために協力するのだが、当の本人には全くやる気がない。会社での中間管理職の立場のようだ。 

一番問題なのは、研究室にいる時間の長さである。教授達は夜型が多いのか、それに付き合わされて、帰宅するのは毎晩深夜になる。 

忙しい合間を縫っての就活もかなりキツそうだった。2度ほど救急車で運ばれた。 

時間的に余裕のある大学3年で就活し、大学院には進まない方が幸せだったかも知れない。 

 

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博士課程まで進む人材が少ないのは受け入れる企業側にも問題がある。企業からすると扱いにくいという思惑が見え隠れする。実際に大学院博士課程まで進み「ドクターコース」を終了し、大学に残って研究者になるか一般企業に就職するか迷っている人に聞いてみた。イギリスの科学雑誌「ネーチャー」に掲載されるほどの実績を残し、大学教授まで目指していたが教授になるまでの道のりが長くいつになるかわからないとのことで、現在は某外国にある日本大使館勤務になっている。将来の目標を立てて頑張っても自分の希望通りにならないのは日本企業の雇用環境にも問題があるかもしれない。 

 

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日本は教育分野や研究機関への投資があまりされないので、貴重な人材が不遇のまま忘れられていく傾向が強いように思う。 

ただ、博士号を持っているような人が企業から嫌厭されるのは、またそれとは違う事情があると思う。 

スポーツ分野でも、海外では団体競技なのに個人の技術や特性が尊重されやすいのに比べて、日本は集団の調和、周囲との連携が重視されやすい。 

博士号を取るような優秀な人物は、優秀であるが故に「ちょっと変わった人」と見られがちで、和を乱す印象を持たれたり、妬まれたり鬱陶しい印象を持たれやすいと思う。 

そういった人を嫌がる感性が、就職状況に影響しているのではないか?と思う。 

 

 

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ドクターコースはストレートに行っても卒業する時には既にアラサーなので、企業からすると社会人経験が無い高コスト人材に手を出すのにリスクも感じるだろう。 

これを解消するためにも、もっと産学協同とか、学内ベンチャーとかを活発にする仕組みを作れば、社会との接点もでき、高学歴ワープア対策にも繋がるのではないかと思う。 

あと、この手の話題だと「日本では博士の価値が評価されない」という話題になりがちだが、「諸外国と比較して日本の博士のレベルが妥当なのか」という事も注視しなければならないと思う。 

 

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博士を取ったら自分には何ができる、企業にどんな利益をもたらすってのがきちんと言えないと企業にとっては負担でしかない。じっくり研究させて成果を出すってのでは時代は待ってくれない。昔より色んなことが早く過ぎ去っていく時代なのだし、結果も早く出していかないと競争には勝てない。むしろAIの使い方の資格なりスキルや段位的な資格が出てくるのかもね。 

 

=+=+=+=+= 

自分が博士号取得者で一般企業に入っている立場からすると、多くの博士は一般企業向けではない。研究型の企業だけしか要らないと思う。というのは、多くが専門家すぎて、一般企業で求められるスキルが足りないことが多い(周辺分野、企業でのコミュニケーションスキルなど)。うちの会社でも他に博士採用したことがあるがここがネックになっていた。 

一方で、研究職だと、ポスドク、助教などは期限付き採用なので、本気で期限なしの研究職になるまでが非常に長い(期限付きのわりに、それほど給料は高くない)。 

そのため、ただ博士を増やすだけでも意味がなく、超専門的なところ以外は、むしろ修士までで十分かと。それか、十分な研究系のポジションを用意するか、大学ベンチャーのみに絞るか。 

 

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「貧すれば鈍する」状態になってしまった後だと、就職支援は難しいと思う。 

この状態になる前に、積極的な支援を行うのが良いだろう。 

 

しかし、好きな研究をイケイケでやっているのが博士課程の学生だ。それぞれ思い描く夢があり、その時点では、自分が貧するという具体的な危機意識がないかもしれない。危機意識がない状態で、自分が思い描く夢とは異なる選択肢を示されても心には響かない。とはいえ、危機意識を強烈に煽り立てれば、博士課程への進学者を減少させるだろうし、反感を買うに違いない。 

 

好きな研究をイケイケでやっている時に、具体的な出口として企業が見えるようにする手立てを考えないといけない。貧して鈍してしまった状態では、企業に就職しても十分なパフォーマンスを発揮できないかもしれない。昔行われたポスドク問題への対応策ではなく、新卒博士をスムーズに企業等につなげる方策が必要だと思う。 

 

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博士の人件費だけを税制優遇したところで企業の博士採用は増やせない。 

博士が本気で研究したら莫大な研究開発コストを使う可能性が高い(もちろん成果もデカい)。研究開発コストに対して,経費扱い以上の優遇(例えば研究施設の固定資産税とか)でもなければ,採用は増えないと思う。 

あるいは,企業から大学院への委託研究がもっと活発になって(活発にする制度優遇や税制優遇をして),そこからお互いに知った間柄からの博士が企業就職というモデルのほうがいいと思うな。ミスマッチを防ぐ意味でも。 

それでも,理系はともかく,文系博士(司法試験合格者とか以外)は厳しいと思う。 

 

=+=+=+=+= 

博士号取得者で塾や予備校で講師として働く人は少なくない。 

私自身も博士(工学)持ちだけど,卒業時にメーカーで5年ほど働いた後は,塾・予備校業界で10年以上働いている。 

 

そこで,今の教員不足を解消すべく,博士号取得者は教員免許(専修)取得者と同様の扱いをしてはどうだろうか。 

現在の教員採用試験で行われている教養科目は免除で,専門科目のみで受験できる特別枠を設置,採用後は授業に専念できる環境を整える。 

 

それをするにはまず,今以上に,教員の雑務を外部委託するなどして削減する必要はあるが,特に理系科目では大学院まで学んだ専門知識を,小中高の教育に生かすことで,理系人材の育成にも繋げられる可能性があると思う。 

 

=+=+=+=+= 

旧帝大農学系博士卒です あくまでも理系のお話、しかも30年も前の経験ですが、就職したい会社と研究テーマが合致しないと当然ですが採用に結びつきませんでした 

しかしながら、国内企業で基礎系を必要としている会社は少なかったです 

大手企業では博士=留学経験についても問われました 

院卒まで自力の当人は留学などできるはずもなくでした 

就職した会社では、旧帝大→ハーバード留学の同期がいましたが、入社式から研修まで蝶ネクタイでした 

やはり扱いづらい印象もあるのでしょう 

学部卒や資格者など就職を見据えた進学もありですが、理系基礎系大学院博士課程はほとんどの場合就職を見据えた進学でないことが多いので、そのあたりのマッチングも難しいところですね 

最近は企業と共同研究も多くなっているので、その辺りがうまく機能すると良いですね 

 

=+=+=+=+= 

学士や修士や博士の価値は、その専門分野だけにあるのではない。 

 

学士は、研究プロセスを経験したことのある人。 

修士はテーマを与えられれば自分で研究プロセスを組める人。 

博士はそれが研究に値するか判断できゼロから研究を立ち上げられる人。 

 

このプロセスを身につけていることこそが、修士の修士たる、博士の博士たる価値だ。 

 

しばしば「文系博士は職がない」と言われるが、採用側の未理解で優秀な人材を逃している可能性が大きいと思う。 

 

=+=+=+=+= 

研究開発の部署で手腕を発揮して貰いたいが、日本の企業はエンジニアにも契約から事務作業まで全部やらせちゃう。その作業が8割くらいを占めるから、ドクターとしての能力というより、実務的な能力が優先して求められて、ドクターは使い勝手が悪いとなってしまう。企業の構造が変わらない限り、ドクターの需要は生まれにくい。 

 

=+=+=+=+= 

この数字は当然と言えましょう。ハッキリ…採用したくないです。 

でも、研究者の立場からすると、民間企業には行きたくもないです。 

 

たまに企業から声がかかって採用面接に立ち会いますが、面接から高慢ちきな奴が多いです。博士号取得の見込みもないくせに、自身は優秀であると勘違いしているような奴もおりますが、希望ばかりは100人前です。博士課程への進学=人と違う=自身は優秀…のような勝手な図式を描いてきまして、面接官に対してはかなり自信満々で臨んできます。 

 

本当に学位を取って優秀な人間は、国内外で研究者として高額で採用されます。企業は本当に優秀な人間が欲しいのであれば、好待遇を用意しましょう。 

 

あと、民間企業の役職定年ってやつは研究者には評判悪いです。55そこそこで給料下げられるよりは、65や70まで給料が上がり続けるアカデミアや研究所の方が良いです。 

 

 

=+=+=+=+= 

中韓やその他アジア諸国のように、アメリカに限らず各国大学で修博士を取った人材を広く活用する道を模索してもいいと思います。今後、日本の若い人口はどんどん減っていき、皆でスクラムを組んでやっていかないといけない時代です。実際に現地に住んで学んで当該国のアカデミックな人脈まで持っている人材を放ってくというのも勿体ない話です。 

 

=+=+=+=+= 

日本で修士を含めた大学院卒の数が少ないのは就職で有利にならないからである。東大中退で国家の上級職受け入れも何を学んだかでなくどの大学へ合格したかの価値判断が根底にある。博士号取得者は、どんどん海外へ進出し活躍してほしい。一流の人材は一流の中でこそ磨かれる。そうすれば遅れている日本の教育行政も企業経営者も気づくのでないか。その結果、国内での就職支援も必要なくなる。企業から院卒者への勧誘が自然に起こるのではないか。 

 

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化学研究系企業に30年以上在籍していたが,博士の人々は可哀想な現実だった。専門家分野外の博士は更に悲惨。博士まで取って何で専門外の仕事を選ぶのとか、大学から見限られたとか。日本では中小の技術企業の殆んどは博士を受けいられる環境では無い。過剰期待とやっかみが原因。修士は専門外でも技術系は採用されるが、博士は難しい。漫画の世界では博士は一般人とかけ離れた存在ですが、本当は探究心が 

強い普通の方が多いです。 

 

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自分は理系で博士号を持っていますが、一般企業でごく普通に働いています。入社後に取得したので特に待遇に変わりはなく、配置や出世についても博士号が考慮されることはありません。正直、取っても取らなくても何も人生は変わっていないと思います。 

こういう状況だから、博士号を取る人が少ないのも仕方ないと思います。 

 

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中には最難関大学卒業して専門分野を学び、専門知識がある人でも、専門分野の求人や研究職が少なくて、定職に就けない人がいます。 

採用枠が無いのです。 

また資格や学位を持っていなくても、現場の叩き上げでセミプロ、プロ級、専門家並みな人もいるのに、専門職に就けないで低待遇で甘んじている人がいます。 

このような事は社会の損失です。 

優秀な人材が身近にいるのに気がついて貰えないのです。 

転職サイトはありますが、専門分野に特化した転職斡旋が必要です。 

資格だけでしか判断出来ない体制では、埋もれている人材を発掘する事は出来ません。 

 

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息子は幼稚園の頃、発達障がいグレーゾーンと言われ、コミュニケーションが苦手で、将来は研究職が向いている、と言われました。 

現在、大学院博士課程ですが、文系なので、この記事にあるような政府の取り組みには、果たして該当するのか…幸い、著名な先生等の後押しもあるようですが、親としては将来生活がやって行けるのか心配です。 

 

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博士のようなインテリジェンスは国家主導の情報機関で採用していくものではないんでしょうか。アメリカではCIAやFBIなど高度な情報を扱う機関には高いインテリジェンスをもった人材が行くわけで日夜、情報収集、研究している国家機関がありますが、日本ではこれといった国の組織が少なく、研究所は民間に任せているイメージです。昨今ではデータサイエンティストなどがやっとその地位を確立しているように見えてしまいます。国家主導の情報機関が少ないイメージがあります。 

 

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自然科学系博士号取って思うけど。使い方と使う方法が大事なのよ。 

使い方: 留学、論文執筆、研究費の取得 (どれも収入に直結しない) 

使う方法: ポストの維持・獲得、研究者同士の繋がり(人脈)、時代を読んだ研究 

博士号を使いこなすのって本当に難しい。まして企業としては博士採用はコスト高。 

研究室持ちの企業ならいいけど、理系博士採用して事務職採用はね。。。 

そう思うとまずは博士が生き延びやすい環境整備からだと思う。 

 

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「足の裏の米粒」といわれる博士である。取っても食えない。とはいえ取らないと気になる。就職支援はある種の出口戦略であるが、効果はあまり期待できない。日本の企業の中には博士レベルの人材は多数いるが、肩書の博士を持っていないだけと思う人は多い。むしろこの人達のほうが優秀であると感じることが多い。だから 企業の中の人材に肩書をどう与えるかという支援システムのほうが効率的で有効と思う。たとえば博士取得にかかる金と時間を支援するとか大学側の受け入れ体制をつくるとかである。 

 

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1つの問題として、文科省が規定する博士後期課程の既定、休学なしで年限3年で修了(学位取得)できるのを、学問分野の「伝統的な」慣習(「3年で出られると思うなよ、という雰囲気や圧力)や大学(院)の校風、教授同士あるいは学生対教授間のポリティクスの影響によって阻害されてしまって、したくもない休学をせざるを得ない、もっとひどいところになるといったん退学して、希望する者は再入学してて論文博士を狙わざるをえない(論文博士は通常よりも審査が厳しく取得が難しいと聞く)学生がいることも大きいと思う。 

官製高学歴プアを生んでいるのは、まさにこうした悪しき制度や慣習であり、加えて省庁間や財界との横の連携がなかった、足りなかったことが原因だ。 

 

 

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私も博士号取得者で、研究に明け暮れて、論文も科研費も、そして年に数回の頻度で招待講演に招かれるくらい、頑張っていました。しかし、職に就けるかどうかは自分だけの努力ではどうにもならず、巡り合わせの部分はあります。私は40までに正規の職位に就けなければ、准教授や教授として大学でラボを主催する夢は諦めて、兎に角、就職しようと20代の頃から決めていました。そうして40でスタートアップに研究者として採用していただいたのですが、顧客に技術的なサービスを提供する部門に配属されました。自分としては、意外だったのですが、そこでお客様に感謝されるという喜びを初めての体験したのです。研究をしていた時には味わえなかった嬉しさを感じました。結局、その部門の責任者を任され、年収も上がり、それなりに楽しく仕事をしていますし、自分の知識も活かせます。博士号取得者の皆さんには是非とも広い視野を持つように勧めたいです。 

 

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博士の就職支援を強化すると、今や日本の大学院で存在感を増している大陸人の日本国内就職を助長することにつながるのだろうか? 

アメリカが中国人の理系大学院への留学を事実上締め出してから、日本への理系大学院留学生は増えていないだろうか? 理系は、修士論文も博士論文も英語で済ませられるし、指導教授とも英語でコミュニケーション取れるし、日本語のレベルが低くてもある程度やっていけるし。 

日本政府が何か施策を打つ度に想定外の事象が発生し、当初救済対象だった者ではない者が便益を受けるケースが少なくないように感じられる。 

 

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日本の場合、博士も修士も大多数を占める中小企業は、その能力を使い熟せない(充分な対価をあげることは出来ない)。 

 使い熟せない企業が企業のストックとして保有して行くのであれば(充分な対価を与えないのであるなら)、課税して行くという流れを生み出して行かねば、博士も修士も活性化は図れない。 

 あくまで最低限のスタートラインに着く為の資格であって、保身に走る企業の財産ではないのも現実でしょう。博士も修士もその価値が生じるところに投入して価値を得させて、真面目に納税してくれた方が国としては幸せなことですね…。 

 

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日本の企業は未だにゼネラリスト人材の育成を最優先にしている。過度に深い専門性に拘る人間よりも、広く浅く、異動と転勤を繰り返しながら知識と経験を蓄えて将来の経営幹部候補になれるような人材を好む。 

しかしそれは終身雇用制や年功序列制がベースに在ってこそだが、もはやそれも崩れようとしてる。そもそも労働者側が一つの会社に骨を埋めようという意識が希薄になり転職するのが当たり前の時代となった。 

平成時代の前半くらいまではゼネラリスト養成方針でも良かったが、今や時代にはそぐわず日本の国力低下の一因ともなっている。 

また、日本企業の研究開発費は諸外国と比べて桁が一つ少ない。高度な専門知識を持った博士を雇う気が無いことがそこにも現れている。 

日本企業は国際競争力を高めて真の日本再生を真剣に考えるべきだ。 

 

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新卒一括採用と終身雇用をやめないと無理だと思います。若者の失業率は高まると思いますが、そのための博士号になると思いますし、転職が一般的な世の中でこそ通用するのが肩書だと思います。今の日本社会は新卒一括採用で入って年功序列でポストが埋まっていきますから、残念ながら博士号は全く必要ないです。 

 

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まずは政府、官公庁で博士号取得者を増やし、どれほどの効果があるのかを示してはどうか。公立学校の教諭も博士号取得者を一定数確保。目に見える効果を示すことができれば民間企業も関心を持つのではないか。博士号取得者は昔よりも大量生産されている。博士号取得者に期待されるスキルは、問題設定、過去と現在の学術知見の掌握、問題解決のためのリサーチ能力、そして論文執筆能力だろう。官民ともに一定数、そうした研究スキルを備えた人材を確保することは無駄にはならないと思う。博士号取得者が敬遠されるのは専門バカというイメージがあるからでは?年齢も高卒や大卒よりも高いし。ともかく官公庁公務員で博士号取得者を増やし、効果を示すと民間企業に対して説得力が少しは増すだろう。効果を示すことができなければ民間には波及しない。我が国では官公庁も民間も、高卒が基本。加えて大卒。それで我が国の官民は成り立っている。 

 

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今でも高学歴の話題とあるから読んでみると、結局、大学の学部卒のことだからね。学位で言えば、博士号より下の修士より下にあるのが学部卒の学士で、博士号から見れば、本来は学部卒は低学歴。 

 

日本は大学の学部卒の価値が高いのは入学時に厳格な学力試験を課してるからだというのは、今の大学は新卒で半分は推薦入試なんだが。有名私大でも6割くらいが推薦のところもある。 

 

そんな状況だと学部卒の信頼性が下がって、博士号の価値が高まるかと思ったら、「博士号は無駄なお勉強」とか言うのだから、高卒が大卒に言うことと似たことを言ってる。 

 

確かに、STEMとかあって、文系分野の博士号の価値に疑問符があっても、コンピューター科学などで博士号を取っても評価が低くなるのは、どうしたものか。 

 

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博士は就職ではなく、国が雇用して、研究開発を続けて貰うべきでは?そもそも、科学技術庁を廃止した事が間違いでした。科学技術庁に優秀な人材を集結していれば、今頃は、人型ロボットが完成して、人手不足は起きなかったのです。 

 

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海外の大学で学位を取得して、そのまま現地のハイテク企業に分類される会社に就職し、現在は日本法人に在籍しています。 

少々脱線すると、高いカネを掛けて学位を取得して、大学の研究職に拘ったり、給料が安い会社に就職する理由が私には理解出来ません。会社など世界中にいくらでもあります。日本企業が学位取得者に価値を見出さなくても、世界中にはそうではない会社はたくさんあります。そういうところに行けばいいだけでは?としか思えないし、その結果として日本企業が発展出来なくても、そんな事はどうでもいいのでは? 

 

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ドクター取得を目指している人も、いづれは社会に出て社会の常識のなかで働くんだという自覚をもって欲しいね。 

どこかドクターだから、、、という甘えは許されない、どちらかというとドクターだからこそという働きを求められる。 

新卒だと入社時にそういうった日本的社会人教育がうっすらとされるが、ドクターだということ中途が採用が多いという事で、社会人としての教育が全く出来ない状況の人間が多くいるので。 

 

 

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博士を積極的に採用してる企業に勤めてます。 

…正直博士まで行くような研究者って実務に投入するとかなり使えない……と言っては失礼だがとにかく年齢に対して実務経験、社会経験が足りなさすぎるのよね。 

技術アドバイザー、顧問のようなポストがあれば違ってくると思うが、学部新卒でバリバリ働いてきた人と同じ所で働かせるとちょっとキツい部分がある。 

 

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博士が企業で働いても。。。産業社会の外部から企業や社会の問題を指摘して導くのが研究者の社会的役割、大学と学問の産業報国化をはかる文部科学省、文部省と科学省に分割して学問の産業利用には抑制をかける必要がある。企業に必要な技術は企業が自前で開発、大学の研究者はそれを批判的にチェックする体制が必要です。文系・理系共同の上で最終的には人文・社会学系研究者の主導で社会に問題を指摘してあるべき方向性を示すことが、核や原発を生み出してしまった理系研究者や産業社会に対するシヴィリアンコントロールになる。 

 まず学生優先で増えた雑務を減らす、また講義数などの負担に上限を設定して大学でのポストを倍増させる。それにともない大学への財政支援を大幅に増額する。大学自体をまともにすればすむ話しです。(学術会議や大学への介入も行わず学問の自由を尊重する)。 

 まぁ、学問を尊ばない国では実現不可能なことを書きました。。 

 

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一般的な人に比べて自己アピールということより専門分野における関心が高くておられるのでしょうから、逆に会社側も欲しい専門分野の人に焦点を当てての博士探しをされてみられてもいいのではないでしょうか。集中力・・開拓精神の半端ない人々ですから素晴らしい人材に出会えるのではないでしょうか。 

 

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博士を受け入れる社会整備が欧米に比べて遅れており、そこの改善を進めずに、博士を増やして社会に送り込むと、かつてのポスドク問題が規模が大きくなって再現することになる。  

 是非、検討メンバには、企業の現場に精通し、かつ、本音で話せるメンバーを揃えて欲しいものだ。 

 

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ポスドク問題(博士号をとってもなかなか就職先がない)は、もう10年以上前から指摘されている。 

学会等でも、問題視して、長年この問題に取り組んできた。 

そして今がある。遅々として改善していないのが現実。 

 

突き詰めると、 

博士号取得者に対するそれを受け入れるメリット、ニーズがさほどないということだ。シーズとニーズのバランスが取れていない。 

そもそもは、博士号取得者を受け入れたいとする研究部署等が少ないということだ。 

かつては研究部門に力を入れてそれなりの予算が投入され、働く人材も多くいた。今は、コストカットが進んで余計な?研究部門は大幅に縮小される対象とされ、今日に至った。 

だから、ポスドクのニーズは減ったのだ。 

 

そこを改善しない限り、本質は改善しない。 

加えて、抜本的には、学歴社会の受験競争の弊害が1番の弊害だろう。 

ここで、人は多くのエネルギーを使い果たし、その先へ能力が拓けないのだ! 

 

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修士で就職しました。理由が就職氷河期時代であったので、博士進んだら研究職のみに限られるという時代だった為です。 

研究、専門分野を活かした仕事に就けるのが理想ではありますが、その時代の経済事情にも左右されるところですね… 

 

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博士号を取るためのプロセスで得られる経験が大事. 

プレゼンの能力,論文作成から学ぶ作文の能力,データ処理能力,統計処理能力.この知識があると,社内で仕事は出来ることになるだろう. 

また,世にあふれているデータや出来の悪い論文を評価するチカラも手に入る. 

 

博士をとるには,修士をとったあと. 

結構時間はかかる.学生としての時間が長く,お金もかかるため,なかなか魅力を感じない人は多いのではないか? 

 

因みに私は博士号を持っている.職場では給料は増えない.昇進に関係ない(将来は関係するかも).まあ,記念にとった.って感じですね.今のところ.苦労したんだけど・・・・. 

 

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ジョブ型雇用は社会環境が変わりビジネスで不要となると、当人を他の研究に異動させられなくなり、そうかといって組合が邪魔で辞めさせられず、新たな職務を与えられないので、自分で活かせる仕事を自ら他社で探してもらうしかない。 

 

また、入社したら理系、文系、博士に限らず、まず外回り営業からであり、そこで、理不尽に対処し、他人のペースに合わせられる能力を培ってから、それぞれの専門の仕事についてもらわないと、研究に関係ないからと言って何もせず、自分ペースの人材が育ってしまい、四半期決算の都度、柔軟に成果を上げてもらわなければならない企業では不要な人材となる。お互いに不幸だ。 

 

欧米でそれが可能なのは、事業性が見込めなくなった分野の人は、他部門で使える人であっても解雇できるからだ。転職がキャリアアップになる文化が社会に育っているからだ。 

 

ただ、どの国であれ、一生食っていける研究は世の中には少ない。 

 

=+=+=+=+= 

特に理系では、産業界の需要を見ずに博士課程の定員を大幅に増やした結果、良い就職先が選べない/決まらない人がモラトリアムのように博士課程に進む例も散見され、博士の価値を下げたように思われます。ダブついた博士の引き取り手を探すより、少し絞った方が良いのでは??能力・やる気のある博士が元気な企業とマッチングしないと成果は上がらないでしょう。国際比較して日本の博士が少ないと言うけれど、もっと少なかった30ー40年前には日本の工業製品は世界を席巻していましたし。。 

 

=+=+=+=+= 

研究職に就くのなら博士号は必要かもしれませんが、職種によってはそこまで必要ではないという価値観が今の日本なのではないかという印象です。 

 

就職支援は良いことですが、博士号を取った人は、どういった目的でなったのか。 

研究職や大学教員になりたかったのなら、博士号ですが、一般の企業では学士でも良いかと。 

 

 

=+=+=+=+= 

アメリカで修士を取っていますが、取るまではあまり博士イメージがありませんでした 

 

博士課程の方と同じ授業に出たり、横目で彼らの日常を見たり、直接話をしてみて、博士がいかに大変か分かりました。そして「自分には無理!」と確信しました 

 

イメージで言うと、 

 

学士 < 修士 <<<<< 博士 

 

ぐらいの距離感、差があります 

 

博士は理系でも文系でも本当にすごい 

 

とはいえ、あれだけ打ち込むので一般社会から疎くなっているのも事実 

 

ヨーロッパにも暮らしていましたが、ヨーロッパや他の地域(中東やアフリカやアジア)などでは、一般企業に勤めている方でも博士号を持つ方は名刺に博士であることを明記してきます(アメリカや日本ではあまり見ない) 

 

そのくらいリスペクトされる存在です 

 

日本でも同様に一般社会からリスペクトされるようになると良いですね! 

 

=+=+=+=+= 

日本企業内で行われている業務内容は他社で活用することができないガラパゴス業務だらけなので、日本企業が博士号取得者を採用したところで持て余すことになるのでは。また、景気が上向いているときには大卒が欲しくて景気が悪化しているときには高卒が欲しいのだろうし...。 

 

「しらけ後期とバブル世代(65〜55歳)」の介護離職防止を義務付けさせたり、定年廃止やリファラル採用させる前にやっておかなければならなかったこと。順番が逆だと思う。 

 

自分より学歴が上の人や年上を採用したがらない傾向があるから進まないのではないかな。せっかく博士号まで取得したのなら日本企業で埋もれさせておくより海外留学させて海外大学の博士号を取得させた方がよいと思う。日本企業に就職したところでまともな評価は得られないわけだし。ジョブ型雇用って”多様な正社員制度”に書かれている職務限定正社員のことで正社員より下だよね。 

 

=+=+=+=+= 

昔と今じゃ違うかもしれないけど、色々教えて覚えるまえの時間を考えたら、修士・博士よりも学卒で取った方が若いし楽っていう企業も多いだろうな。 

昔は大学院卒は専門に偏ってるって言われたりもしたし。 

今は転職も当たり前の時代だし、中小企業ならこれからって時に辞められるのも困るだろうし。 

 

博士を入社させるのと、学卒取ってから社会人院生として送り込むのと、実際はどっちが社会や会社としては有益なんだろう? 

 

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企業の採用基準は、今及び将来、会社の役に立つかどうかである。大卒採用、とくに博士ともなれば、将来会社を背負う能力が判断材料となる。大昔の私の時代でも理系の連中は半分は修士に進学していた。文系では将来の教授を目指す者以外は学部卒がほとんどであった。今は昔と時代も変わったが、博士というだけで、特に取り柄のない人物を会社は雇おうとはしないと思う。 

 

=+=+=+=+= 

就職支援なら、博士を活かした仕事に拘らないのなら、人手不足の現在、幾らでも仕事はある。 

 

博士を活かした仕事を支援したいと思うなら、まずは国が率先して、その様な仕事を用意すべきなのでは。 

例えば、国立大学や国立研究所の正規職や、公務員の採用を増やすとか。 

 

企業の採用に関わる事項は、企業が考えるべき事であって、国が関与する性質のものでは無い。 

 

博士を活かした仕事が無いなら、それは、日本においては博士は過剰だという事。 

 

他国と比較しても意味がない。日本には日本の事情があるのだから、無理に博士を増やす必要は無い。 

 

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利益確保のために安易に修士や博士を生み出す仕組みを作った大学にも問題があると思う。研究職は大企業かつ他の営業などにジョブローテーションが極めて難しい専門職で年功序列型の職種なので、採用する側も安易に採用はできない。 

 

=+=+=+=+= 

博士課程は理系と文系では扱いが大きく異なり、理系は研究職として採用され、学んだことが活かされて成果を挙げやすいが、文系は使い道が乏しく、学問を活かせる場がない。 

企業は実践に役立つ人材が欲しいので、博士課程卒は公的機関の外郭団体採用枠を増やすしか無いだろう。 

 

=+=+=+=+= 

博士はその分野のスペシャリスト採用でないと使えないと言う人がいますが、個人的には全然そんなこと無いと思います。 

博士号取得は専門性を究めたという証明ですが、その過程ではアイデア力、論理的思考力、考察力、問題解決能力、英語力、プレゼン能力等の力が必ず必要です。 

博士号取得していれば、これらのどこでも必要な能力はもれなく持っているはずなので、ジェネラリストでもやる気があれば何でもやっていけると思います。 

 

=+=+=+=+= 

ニーズの観点で大学の排出する仕組みと企業の求める人材の間にミスマッチが有るのではないか。大学院にはより実務的な面でのカリキュラムを企業側には 

具体的な履修事項のアンケートを取るべきではないのか。 

唯 化学系の様に研究に方向性のある部門も有る。これは企業側が具体的に示すことでミスマッチを防げるのではないか。 

事前に企業ニーズが分かっていれば院生も進路を決めやすいのではないか。 

其の上且つ それなりの待遇が必要だ。安ければ海外へ出てしまう。 

食品化学や洗剤開発なんて化学系の専門家がより必要だし、ロボット技術も専門高度化にはそれなりの知見が必要だ。 

又政府機関にも問題ありだ。 

例えば国立感染研など2013年には職員700名はいたものが、2020年には300名以下になっている。アメリカと比較すれば人員で1/42 予算で1/1077と子供レベルの研究所だ。博士の場が無くしている面も ある。 

 

=+=+=+=+= 

世界的には学部程度の知識はすでに「教養」 

世界の成長企業では修士や博士の「専門知識」をいかしている 

修士や博士も学部卒業してんだから専門性がプラスされてる人材ってのが正しい見方。専門分野特化ではない。 

修士や博士が増えればコミュニケーションなども問題ない人材が増えるだろう 

 

 

=+=+=+=+= 

高度成長期の日本は大企業の多くが「中央研究所」を設置し、将来に向けた基礎研究を重視していたが、次々と閉鎖された。 

この原因はいくつもあると思うが、目先の利益優先で技術開発を軽視してきたことは事実だろう。全体的に理系の技術者の処遇が低すぎることと同じ問題だ。 

 

博士採用時の人件費の一部を税額控除するといった小手先では解決しない。 

 

=+=+=+=+= 

社会人で企業に勤めながら大学院に通学して博士号を取得する人は多い。また、日本には論文博士の制度があり、大学院を出ていなくても査読論文の通過回数と申請した大学院による審査で博士学位が貰える。 

博士号は研究能力があることの証明にずぎず、仕事の能力とは直結しない。 

 

=+=+=+=+= 

バブル期に国立理系卒で研究開発を長年やってきてもう35年ぐらい経ちますが私が学生だった時から博士になると就職先はないと言われていました。当時からこれは国の競争力が低下するから問題視されていましたが35年経ってもまだ同じことを言っていて呆れるしかない!バブル期以降、国の経済が全く成長しないのも当然だろう。学生の時、博士取ったら就職先は日立しかないよと先輩などからよく言われていたものです。 

 

=+=+=+=+= 

この取り組みもいいんだけど、博士号を取得した人が企業への就職を望んでいるとは思えません。研究職として大学や研究開発法人への就職枠を増やすことが重要なのだと思います。 

 

=+=+=+=+= 

うちの会社はメーカーの研究所があるので、 

大学院卒の博士も毎年ゴロゴロ入ってきます。 

 

ですが、博士だからといって、仕事が出来る、結果が出せる訳ではありません。 

出せない人、沢山います。 

博士号持っていない子の方が次々に特許を取る技術開発を出来ていたりします。 

 

企業は、「利益を出し続けられてナンボ」の世界です。 

大学の研究室より、 

結果が求められるスパンも締め切りも厳しくなります。 

そもそも、その観点がなく、理論だけをかざし、 

ズルズル没頭したいだけの人材は、 

企業に入る方が生き残れません。 

周りは、みんな優秀なのがゴロゴロいるんですから。 

 

それを理解して、 

知識と現実をうまく結びつけて、結果に繋げる頭の良さや能力があるか無いか?しか見ていません。 

 

結果が出せないウンチクを言うだけの人に、高給は払えません。 

 

=+=+=+=+= 

100万人当たりの人数比較して日本が少ないって考えるのあってるんですかね? 

そもそも、博士所得者を増やすことは手段であって、目的にすべきじゃないと思います。 

なぜ博士人材が良いとされるのか、博士を採ることの企業側の魅力をアピールすることに、国は金と時間を使った方が建設的と考えます。 

採用率が低いのは、企業側が個々の目的と博士人材との繋がりを見出せないからかと。 

 

=+=+=+=+= 

官僚は法学部、経営者は経営学部、だけではないですがどちらも文系で、理系博士号取得者に何をさせたら良いのか分かっていないと感じます。 

医薬品メーカーですら役員の大半が文系だったり。 まして人事部の面接官がExcelすらまともに使えない日本。そりゃミスマッチも起きますよね。 

Excel使える方歓迎と書いてあっても、何が使えれば良いのか答えられません。セルに入力できるだけの人が来ますよね、それは。 

博士号取得者に対して専門的な質問が出来ないし、大手リクルーティング会社の営業もシステム自体もそれ以下。入力された募集文を載せてるだけです。 

手引書がないと求人も出せないほど分かってない企業に入社しても、生かすことなど出来ないのでは。 

大学卒業後、さらに博士号を取得するまで自らテーマを決めて自発的に研究を続ける、意欲的で成果を出す道筋が理解出来ている人材と言うだけでも性質が分かりやすいと思うのですが。 

 

=+=+=+=+= 

これは数を増やすことばかり意識して使える博士を養成してこなかった、日本の高等教育の問題だと思う。 

周りに博士が多いが、きちんと「考える」ことができる博士は東大、京大出、もちろんロンダリングしていない人たち。 

1990年代に駅弁大学でも博士号を取れるようになってから、知識だけの「博士ちゃん」みたいなのが大部分だと思う。 

 

=+=+=+=+= 

企業側の学卒の給与体系と本人の専門領域限定意識、研究肌が、難しくしているのでしょう。 

ある程度は厳格であるべき成果主義のスムーズさと、学校と働く現場の違いの認識が大事だと思いますが、その一方で低学歴の雇用促進と合わせて実力主義の理解共有はマストなのでしょう。 

 

=+=+=+=+= 

博士号取得者の官僚採用を増やしてみてはどうでしょうか。官僚にも高度な専門人材を増やした方が良いと思います。給料を上げるなど、思い切った制度を打ち出せば、一般企業も追随しやすいかもしれません。 

 

 

 
 

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