( 205542 ) 2024/08/26 17:43:02 0 00 琉球放送
25日昼、観光で沖縄を訪れていた74歳の男性が本部町の海岸でシュノーケルをしていたところ溺れ、搬送先の病院で死亡が確認されました。
【写真を見る】シュノーケルを始めて5分で意識不明・心肺停止 親族らが引き上げるも74歳の男性死亡
死亡したのは大阪府の自営業、波那本賢次さん(74)です。
名護海上保安署によりますと波那本さんは25日午後2時15分ごろ、本部町の備瀬崎海岸で家族や親族とともにシュノーケルを始めましたが、開始からおよそ5分たったころ、海岸から約40メートルの場所で溺れていることに親族が気づき、近くにいた遊泳者らとともに岸に引き上げました。
心肺停止の状態で名護市内の病院に搬送されましたが、25日夜に死亡が確認されました。
当時現場海域は晴れていて、2メートルの風、波も20センチと穏やかでした。波那本さんはマスクとシュノーケルのみを着用していて、ライフジャケットは着用していなかったということです。
第11管区海上保安本部は、マリンレジャーを行う際にはライフジャケットを常時着用するよう呼び掛けています。
そのほか水中マスク、シュノーケル、フィンなどと合わせた「4点セット」が必須だとしています。
■気軽に楽しめる反面 事故も多発
2023年、沖縄県内では169人が水難事故にあっていて、そのうち59人が亡くなっています。これは過去最多の記録です。
マリンレジャーに限ると事故にあったのは93人で、28人が亡くなっています。このうち初心者でも楽しめるシュノーケリングが8人、とスキューバダイビングが7人と、死者の半数を占めています。
第11管区海上保安本部 小坂和彦 交通安全対策課長(4月・取材当時) 「コロナ禍が明けて、だんだんと観光客の方が沖縄県内の方に来ることが増えてきている。それに伴い、これまでレジャーをされてなかった方などが初めてレジャーをするというところで事故が増えている」
経験不足などの要因で発生してしまう事故。万一のことが起きても命に関わる事態を回避するには、十分な安全装備を準備しておくことが必要です。
琉球放送
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