( 206385 )  2024/08/29 15:44:50  
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元首相である野田佳彦氏が立憲民主党の代表選に出馬する意向を表明した。

野田氏は再び内閣総理大臣を目指す意向を示し、台風の影響を考慮して、政策や考えを来週以降に詳しく説明すると述べた。

野田氏は、安倍晋三元首相の追悼演説中に安倍氏から支援された経験についても触れ、安倍氏の再挑戦から学んだ思いを胸に再チャレンジすることを決断したと語っている。

(要約)

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野田佳彦前首相(2017年10月9日撮影) 

 

 立憲民主党の野田佳彦元首相(67)は29日、地元の千葉県習志野市内で報道陣の取材に応じ、党代表選(9月7日告示、23日投開票)に出馬すると表明した。「熟慮して参りましたが代表選にチャレンジする決意をした。(野党第1党代表として)再び内閣総理大臣を目指す決意を固めたことを表明したい」と述べた。 

 

【写真】立民代表選に出馬意向を表明した女性議員 

 

 この日は、台風10号接近に伴い日本各地で大きな影響が懸念されていることもあり「きょうは決意表明にとどめ、台風が過ぎた後にあらためて、この国をどうするか、党をどう改革するか詳しくお話しさせていただきたい」と述べた。台風接近を考慮し、代表選で訴える政策などは来週以降、あらためて記者会見を開いて説明する。 

 

 野田氏といえば、2022年7月に銃撃死した安倍晋三元首相への国会での追悼演説の内容が、高く評価された。その中で、2012年11月の安倍氏との党首討論の場で突然衆院解散を表明し、その後の衆院選で敗れ、政権を安倍氏に奪われた野田氏は、皇居で行われた安倍氏の親任式に、前首相として立ち会うため控室で同席した際のエピソードを回顧。「自分は5年で(首相に)返り咲きました。あなたにも、いずれそういう日がやって来ますよ」と安倍氏に声をかけられた思い出を、明かしていた。 

 

 この日の質疑応答では、体調不良で第1次政権を退いた安倍氏も、2度目の挑戦に勝利し長期政権を手にした経緯があることを踏まえ、今回の決断は、安倍氏のことも意識したのかと問われる場面があった。野田氏は「特に意識したのではない」としながらも「安倍さんの、どん底からはい上がる力はたくましいと思っていた。そういう思いの強さを学んで、もう1回チャレンジしたいという気持ちになった」と振り返った。 

 

 

 
 

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