( 209468 )  2024/09/07 15:03:54  
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小泉進次郎氏 「改革」56回、「聖域なき…」連発 “純一郎”節で「小泉劇場」再び 

 

 小泉進次郎氏(43)は総裁選の出馬会見で父・純一郎氏が多用していた“聖域なき改革”“三位一体”などの言葉を使って意気込みを語りました。 

 

【画像】フリー記者から飛び出た「知的レベル低い」質問 進次郎氏の冷静な切り返し 

 

自民党 小泉進次郎元環境大臣 

「私が総理総裁になったらできるだけ早期に衆議院を解散し、中長期の私の改革プランについて、国民の皆さんの信を問うことにしたい」 

 

冒頭から「衆議院の早期解散」を掲げた、小泉進次郎元環境大臣。 

 

小泉元環境大臣 

「なぜ、自民党は信頼を失ったのか、なぜ今も、前に進めないでいるのか、それは政治のカネの流れが、未だに不透明だということです。まず使途が公開されていない政策活動費は廃止します。また同じく使途が公開されていない旧文通費についても、使途の開示と残金の返納を義務付けます」 

 

 裏金問題に関与した議員については、説明責任を果たし、選挙で信を得るまでは要職に起用しない考えを示しました。会見で進次郎氏が度々、口にしたのが…。 

 

小泉元環境大臣 

「聖域なき規制改革を断行します」「『聖域なき規制改革』を断行します」「まず『聖域なき規制改革』です」 

 

 「聖域なき規制改革」。このフレーズは、父・小泉純一郎元総理が掲げたキャッチフレーズ「聖域なき構造改革」を連想させます。「聖域なき構造改革」は、2001年の流行語大賞に選ばれ当時の小泉総理の代名詞となりました。 

 

 1時間にわたった会見で「改革」という言葉を56回も口にした進次郎氏。ここでも、「改革者」をアピールした父・純一郎氏の姿が浮かびます。さらに…。 

 

小泉元環境大臣 

「この古い自民党を終わらせるために。古い自民党と決別する覚悟です」 

 

 これらの言葉も、純一郎氏が何度も口にしていた「自民党をぶっ潰す」というフレーズに通じるものがあります。 

 

 会見終了後に出演したテレビ番組で「純一郎氏を意識したのか?」と質問された進次郎氏は、「自然に出てきた」と答えました。 

 

 今回の進次郎氏の出馬会見、専門家はどう見たのでしょうか? 

 

白鴎大学名誉教授 後藤謙次氏 

「私が強く感じたのは、“小泉劇場パート2”というところ。(パート1の)お父さんの小泉元総理は『自民党をぶっこわす』という過激な表現で国民の耳目を集めた」 

 

 一方、会見ではフリーランスの記者からこのような質問が飛びました。 

 

フリーランスの記者 

「小泉さんが総理になってG7に出席されたら、知的レベルの低さで恥をかくのではないかと。それこそ日本の国力の低下になりませんでしょうか」 

 

小泉元環境大臣 

「私に足りないところが多くあるのはそれは事実だと思います。完璧ではないことも事実です。しかし、その足りないところを補ってくれるチーム、最高のチームを作ります。その上で今まで培ってきたものを一人一人と各国のリーダーと向き合う覚悟、そういったものは私はあると思っています」 

「そして各国のリーダーも多様な方がいますけど、自民党の中もなかなか多様な方々が多く、そういった中、15年間、野党の経験、与党の経験、積み重ねてまいりました」 

 

「そういったことをしっかりと国際社会の舞台でも発揮をしていって、国民の皆さんに大丈夫だなと安心感を持っていただけるように最大限努力していきたいと思いますし、同じようなご質問をご意見を私は環境大臣の最初の記者会見でご指摘いただきました。2年間環境大臣を務めさせていただいたあとに、そのベテランの記者さんとは、退任の時に花束をいただく関係になりました。田中さんとは、そうなれれば嬉しいです」 

 

フリーランスの記者 

「分かりました。勉強してくださいよ」 

 

小泉元環境大臣 

「はい!」 

 

自民党内からの反応は…。 

 

自民・高市陣営 

「ボロが出る前に解散したいんでしょ。小泉さんを担いでいるのは進次郎人気にあやかって選挙に勝ちたいと思っている人たちばかりだから。その気持ちもわからなくないけど」 

 

自民・中堅議員 

「国会答弁の安定感は気にするよね。きょうの進次郎さんの用意してきた紙をたどたどしく一生懸命読んでいる様子を見ると不安になる。もっと自分の言葉で進次郎さんらしい感じで話せばいいのに」 

 

 純一郎氏が巻き起こした小泉劇場。その第二幕が進次郎氏によって開かれるのでしょうか。 

 

(「グッド!モーニング」2024年9月7日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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