( 210258 )  2024/09/10 00:58:01  
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これまで7人が立候補を表明している自民党総裁選。JNNの世論調査で誰が総理・総裁にふさわしいか聞いたところ、小泉元環境大臣がトップだったことが分かりました。 

 

【写真を見る】“次の総理・総裁”小泉氏1位に…JNN世論調査 2位は石破氏、3位の高市氏は「(経済成長)世界のてっぺんに」主張【Nスタ解説】 

 

■“次の総理・総裁”小泉氏1位に JNN世論調査 

 

週末の東京・銀座。炎天下のなか、手荷物検査の列に並ぶ人々のお目当ては、前の日に総裁選への出馬を表明した小泉元環境大臣です。 

 

自民党 小泉進次郎 元環境大臣 

「今の自民党に必要なのは、自民党の内向きのことばかりを見てリーダーを決める選挙じゃない」 

「自民党の中だけを向いている総裁選では、これは自民党の信頼回復に繋がりません。私には皆さんの力が必要です」 

 

強調したのは、総裁選を「内向きのものにしない」ということ。解散総選挙もにらみ、世論を味方にして、総裁選への支持を訴える戦略のようです。 

 

この週末にJNNが行った世論調査で、「次の総理・総裁にふさわしい人」を聞いたところ、小泉氏が1位だったことが分かりました。 

 

2位で続いたのが、石破元幹事長。8日に訪れた葛飾区柴又では、映画「男はつらいよ」の寅さんと同じ格好で商店街を練り歩きました。 

 

記念撮影に応じるその手には、なにやら文字が。演説で話そうと用意した、その地域ならではの情報がびっしりと書かれていました。 

 

自民党 石破茂 元幹事長 

「お互いが笑顔で、お互いが思いやりあって、額に汗して働く人が幸せを得られる。そういう日本をもう一度取り戻すために、私、石破茂、今度が最後の戦いであります」 

 

世論の高い支持を背景に街頭で広く訴える戦略に出る2人。ただ、実際の総裁選でカギを握る地方票は党員たちが投票します。 

 

■カギを握る地方票獲得へ “ポスト岸田”が東奔西走 

 

いかにして党員の票を獲得するのか。他の候補者はこの週末、全国を東奔西走していました。 

 

最初に立候補を表明した小林氏。きのうは北海道、きょうは群馬県を訪れ、農林水産業関連の視察をしていました。 

 

自民党 小林鷹之 前経済安保担当大臣 

「いや、日本の農業のポテンシャルをめちゃくちゃ感じます。やはり世界に打って出て、稼げる農業をやっていく必要がある」 

 

 

農林水産業関連の視察を行った「ポスト岸田」候補は他にも。普段は危機管理のため地方に行く機会の少ない林官房長官。和牛の生産現場を視察し、輸出の強化を後押しする考えを示しました。 

 

自民党 林芳正 官房長官 

「国内人口が減る中で需要対策はしっかりやりますが、輸出も増やしていきたい。中国をはじめ、各国にこの和牛をはじめとした日本の美味しいものをどんどん輸出していきたい」 

 

一方、同じ農業でも得意分野を絡めた視察を行った候補者も。河野デジタル大臣は、これまで重点的に取り組んできた規制改革の分野で、今後の取り組みをアピールしました。 

 

自民党 河野太郎 デジタル大臣 

「農家がやはり稼げるような農業政策が必要になってくると思います。自動化がスムーズにいくような規制改革というのは、しっかり進めていかなければいけない」 

 

視察先に絡んだ政策を打ち出すことでアピールする候補者も。子育て世帯と意見交換した茂木幹事長。学校給食の無償化について、次のように表明しました。 

 

自民党 茂木敏充 幹事長 

「国が責任を持って、一律に無償化をしていく。こういう方向で私は進めるべきだと考えておりまして、私が総理になったら必ずやります」 

 

自民党 高市早苗 経済安保担当大臣 

「大胆な危機管理投資と成長投資で、しっかりとした安心・安全の確保、そして強い経済を実現いたします」 

 

9日、高市氏が7人目の立候補表明をするなど、混戦模様の自民党総裁選。議員票が分散する中、党員票をどれだけ多く獲得できるかが勝敗の行方に大きく関わってくることになりそうです。 

 

■高市氏「もう一度世界のてっぺんに」出馬会見での首長は 

 

井上貴博キャスター: 

9日、会見を行った高市早苗 経済安保担当大臣は「経済成長をどこまでも追い求めます。日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたい」「防衛力と外交力の強化で日本を守り抜きます」としました。 

 

政治とカネについても質問を受けています。 

 

【政治とカネ】について 

「使途の公平性は徹底的にチェックできる仕組み作りが必要」としましたが、第三者機関を作ろうとしているのか…そういったことに言及はありませんでした。 

 

【処分となった裏金議員の要職起用や処分の見直し】について 

「党内で議論を積み重ね、決着した処分。総裁が代わったからといって、ちゃぶ台返しするようなことをしたら独裁だと思いますので、そういうことはいたしません」ということです。 

 

ホラン千秋キャスター: 

裏金に関して、国民の中で納得が得られていませんが、私たちは総裁を選べないので見守るしかないというのがもどかしいです。 

 

井上キャスター: 

党で一度決めたことをちゃぶ台返しするのはおかしいという点に収れんするのではないかと言われていますが、「調査し直す」という候補が出てくるのか?というところがポイントになるかもしれません。告示は12日(木)です。 

 

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