( 210448 )  2024/09/10 16:21:08  
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FNNプライムオンライン 

 

新米が徐々に出回り、令和の米騒動も落ち着きを見せ始めているが、米を巡る新たな問題がさまざまな場所で起きている。 

 

【画像】東京・足立区の「スーパーさんよう」に並ぶ「新米」 

 

スーパーの棚に徐々に並び始めた「新米」。東京・足立区の「スーパーさんよう」で、入荷されたばかりの新米を購入した客は、「お米があるって聞いたんで、埼玉から来た。近所のスーパーどこも無いので、買ったのは2~3カ月ぶりだと思います」と話す。 

 

喜びの声が上がる一方で、購入を悩む人の姿もあった。買い物客からは「高いなあ!高いって言ってられないか…今日は買わなくていいか」「高い。5kgだと2000円台だったと思うんですけど、3000円超えてるので、だいぶ高いなと思います」と、値段の高さを指摘する声も聞かれた。 

 

米の価格高騰が叫ばれる中、旅先で米を買い求める事態も発生していた。 

 

すでに米不足が解消しているという奄美大島のスーパーでは、本州の親戚に米を送る人や旅行者と見られる人が大量に購入していくという。 

 

ビッグ2奄美店の肥後政和副店長は、「5kgで税抜き1980円の米があるが、それがよく関東や関西中心に親戚なりに送る方が多い。先ほど観光客らしい方が5袋くらい買ってるのを見かけたので、もしかしたら送る方がいらっしゃるかも」と話す。 

 

令和の米騒動の影響は、こんな所にもあった。 

 

島根県の日本酒メーカー「赤名酒造」のSNSに、「食用のコシヒカリを酒に使うから米が無くなる。今すぐやめろ。食用に回せ」という批判が寄せられたのだ。(※現在は削除済み) 

 

赤名酒造の三島崇暁社長は「『この人たちが使っているからスーパーにお米が並ばない』といった方に思考がどんどん転換されていって、弊社に攻撃的な投稿があったと感じている。恐怖を感じた」と話す。 

 

三島社長は、思い込みでの批判はやめて欲しいとした上で、「弊社含め、酒蔵の皆さんはちゃんとした流通ルートで入手してお酒、加工食品を製造しているということを理解していただき、日本酒を購入していただきたい」と訴えている。 

 

さまざまな場所に影響を及ぼしている令和の米騒動。冷静な対応が求められる。 

(「イット!」 9月9日放送より) 

 

イット! 

 

 

 
 

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