( 210961 )  2024/09/12 02:39:19  
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王将フードサービス社長の大東隆行氏が射殺された事件で、特定危険指定暴力団工藤会系組幹部の田中幸雄被告が殺人などの罪で起訴された裁判では裁判員裁判の対象から除外されることが決定された。

田中被告は2013年に大東氏を殺害したとされており、裁判は進行中。

(要約)

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京都地裁 

 

 「餃子の王将」を展開する王将フードサービス(京都市山科区)の社長だった大東隆行さん=当時(72)=が2013年に射殺された事件で、殺人などの罪で起訴された特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系組幹部の田中幸雄被告(57)の裁判について、京都地裁は11日までに、裁判員裁判の対象事件から除外する決定をした。10日付。 

 

【写真】田中幸雄被告 

 

 事件の担当とは別の合議体(川上宏裁判長)が非公開の手続きで決定した。裁判員法は、裁判員の生命、身体、財産などに危害が加えられる恐れがある場合、検察側、弁護側からの請求を受けて、または裁判所の職権で、裁判員裁判の対象から除外するとしている。工藤会関係者の公判では過去に裁判員への威迫行為があったことなどから除外された例がある。 

 

 田中被告は22年10月、京都府警に逮捕され、同年11月、京都地検に起訴された。京都地裁で争点や証拠を事前に絞り込む非公開の公判前整理手続きが行われている。 

 

 起訴状などによると、田中被告は氏名不詳者らと共謀して大東さんを殺害しようと計画し、13年12月、京都市山科区の王将フードサービス本社前で、拳銃を発射して殺害したとしている。 

 

 

 
 

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