( 213103 )  2024/09/19 00:57:08  
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MBSニュース 

 

小林製薬の紅麹問題で、原因などを調査している厚生労働省などはオンラインで会見を開き、腎毒性があると確認されていたプベルル酸以外に製品の物質内に含まれていた複数の化合物について、腎毒性は確認されず、原因物質は「プベルル酸」と特定したと明らかにしました。 

 

小林製薬の「紅麹」サプリを巡っては、これまでに把握していた5人のほか、サプリを摂取し死亡した116人が死亡との因果関係の調査対象となっています。 

 

厚生労働省などが原因の調査を行っていましたが、これまでにサプリに入っていた「プベルル酸」が腎臓に障害を引き起こすことが確認されていたほか、製品には他に複数の化合物が含まれていると明らかにしていました。 

 

厚生労働省などは18日にオンラインで開いた会見で「化合物については動物実験で腎障害が起きないことが確認された。プベルル酸が腎障害を引き起こすことが確認されていることから、今回の腎障害を引き起こしたのはプベルル酸が原因だと強く推定される」などと明らかにしました。 

 

また、調査の結果、複数の化合物については、工場内の青カビが紅麹菌との培養により、モナコリンKと呼ばれる物質を修飾して生成されたものだということです。 

 

今後、厚生労働省は科学的な情報を引き続き収集しつつ、同一の事象の発生を防止するため規格基準の策定や衛生管理措置の徹底など食品衛生法上の措置を検討するとしています。 

 

 

 
 

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