自民党総裁の石破茂は次期衆院選に向けて、派閥裏金事件に関与した議員の公認問題を判断するため、旧安倍派幹部からの聴取を検討している。裏金づくりの実態や再発防止策について聴取される見込みである。石破首相は公認の可能性や既に処分されている旨などを示唆しており、党内では関係議員を公認しつつ比例代表との重複立候補を認めない案が議論されている。(要約)
石破茂首相(自民党総裁)は次期衆院選に向けて派閥裏金事件に関係した議員の公認問題の扱いを判断するため、旧安倍派幹部から6日にも聴取する方向で検討に入った。
党幹部が3日明らかにした。裏金づくりの実態や再発防止策について聴くとみられる。
首相は先の総裁選の際、事件の関係議員を非公認とする可能性に言及。しかし、旧安倍派を中心に「処分は既に下されている」などと反発が強い。党内では関係議員を公認しつつ、比例代表との重複立候補を認めない案などが浮上している。