( 219079 )  2024/10/06 00:28:15  
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元財務官僚で経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が、石破茂首相の所信表明演説を批判しました。

特に、最低賃金の引き上げ目標が高過ぎると指摘し、「れいわレベルの政策」「無謀な数字」と厳しく批判しました。

さらに、現実的な数字としては、賃金上昇率は「5%ちょっと」が限界で、7・4%はとんでもないと述べています。

高橋氏はインフレ率や失業率を考慮した計算式やグラフを用いて説明し、政策の問題点を指摘しました。

(要約)

( 219081 )  2024/10/06 00:28:15  
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 石破茂氏 

 

 元財務官僚で経済学者の高橋洋一嘉悦大教授が、4日に配信した自身のYouTubeチャンネルで、石破茂首相の所信表明演説を添削、こき下ろした。 

 

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 特に、呆れていたのが「最低賃金を着実に引き上げ、2020年代に1500円という高い目標に向かってたゆまぬ努力を続けます」というくだり。現在は1055円だから、かなりジャンプアップが必要そうだ。 

 

 高橋氏は「前の参議院選挙で1500円って言ったのはれいわ(新選組)だよな。立憲民主ですら1300円にしたから」「れいわレベルの政策だな。でも数字書いちゃったから、できねえと格好悪いったら、ありゃしない」と苦笑した。 

 

 東大理学部数学科卒の高橋氏は、「2029年度で1500円にするためには、5年連続で毎年7・4%の賃上げが必要になる。今まで高度成長期でも7%台なんてない。それで無理そうってすぐに分かると思う」と無謀な数字であると紐解いた。「こういうのって秘書官たちが計算してあげないのかな。可哀想になあ」と石破首相に同情した。 

 

 さらにインフレ率と失業率をファクターにした「無理のない最低賃金上昇率」をはじき出す計算式やグラフを用いて説明。「インフレ率を高めてものすごく低い失業率が必要」とし、「7・4%の賃上げのためには、インフレ率が10%必要。バカな政策だよ。やるならできるけど、インフレ率が高くなりすぎると企業行動がぐちゃぐちゃになって、生産的な効率性がなくなっちゃう」と話した。 

 

 現実的な線としては、インフレ率は2~4%と想定して、賃金上昇率は「5%ちょっと」が限界。「7・4%なんてとんでもないって話」とブッタ斬り。「私からすれば小学校レベルでできないって分かる。こんなヤツが理念なんて語るなよ」「目玉の政策がこんなんじゃ、お里が知れるって感じ」と批判の言葉が次から次へとわき出していた。 

 

 

 
 

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