( 219121 )  2024/10/06 01:10:58  
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後援会会合の会場に到着した世耕弘成氏 =5日午後、和歌山県田辺市(柿平博文撮影) 

 

自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受けて離党した前党参院幹事長の世耕弘成参院議員(61)=和歌山選挙区=は5日、和歌山県田辺市で後援会の総会を開き、支持者の前で、27日投開票が予定される次期衆院選に無所属で立候補すると表明した。衆院選挙区の「10増10減」に伴い、区割り変更した新和歌山2区で出馬する。同選挙区では自民が、今期で引退する二階俊博元幹事長の三男、伸康氏(46)の擁立を決めており、保守分裂選挙となる。 

 

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旧安倍派(清和政策研究会)の参院トップを務めていた世耕氏は、事件で離党勧告処分を受けて離党した。離党前には、令和4年の和歌山県知事選や5年の衆院和歌山1区補欠選挙の候補擁立を巡り、二階氏と主導権争いを繰り広げてきた。世耕氏のくら替え出馬に伴い、二階氏の後継となる伸康氏との間で激しい選挙戦が予想される。 

 

これまで世耕氏は「国のかじ取りをするトップの立場をやってみたい」と、衆院へのくら替えと首相を目指す考えを公言してきた。新和歌山2区は、祖父で衆院議員だった弘一氏の出身地の新宮市も含まれる。 

 

世耕氏は平成10年の参院和歌山選挙区補選で初当選し、現在5期目。安倍晋三政権で官房副長官や経済産業相などを務めた。 

 

衆院新和歌山2区ではほかに共産党新人の元県議、楠本文郎氏(70)と無所属新人の元総務省職員、本間奈々氏(55)も立候補を予定。立憲民主党も候補擁立を模索している。 

 

 

 
 

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