( 219376 )  2024/10/06 18:22:33  
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松本人志(ダウンタウン)(C)ピンズバNEWS 

 

 1月8日より芸能活動を休止しているダウンタウン・松本人志(61)の“年内復帰”に暗雲が立ち込めつつあるようだ――。 

 

■【画像】松本人志「文春との和解ムード」霧散で…こちらも「復帰絶望的」な50歳芸能人■ 

 

 自身の女性問題を2023年12月27日発売の『週刊文春』に報じられた松本は、発行元の文藝春秋などに名誉を毀損されたとして、5憶5000万円の損害賠償などを求める裁判を起こし、係争中。 

 

 3月28日に第1回口頭弁論が、6月5日に第1回弁論準備手続きが行なわれた。8月14日には第2回弁論準備手続きが行なわれる予定だったが、直前に延期となって物議を醸した。 

 

 延期の理由を、文春側の喜田村洋一弁護士は「裁判所が決定したんです」と東京地裁からの提案だったと説明していた。喜田村弁護士は第2回弁論準備手続きにあたって「証拠は20個ほど提出した」と話し、記事内で松本に男女の関係を強要されたと主張するA子さんらが出廷する可能性について「それはあるでしょうね」ともコメントしていた。 

 

 そんななか、9月18日発売の女性週刊誌『女性自身』(光文社)が、松本と文春が近々“電撃和解”に至るのではないかと報じたのだ。記事では、弁論準備手続きの期日が延期されることは珍しいとし、延期の理由は松本側にあるのではないかと伝えていた。 

 

『サンデージャポン』(TBS系)などの番組にコメンテーターとして出演する細野敦弁護士(59)は8月27日、自身のYouTubeチャンネルで松本の裁判について次のように解説した。 

 

《(第2回弁論準備手続きが行なわれる予定だった)8月14日というのは『週刊文春』側が記事に対し真実であった、あるいは真実相当性があったということを立証する期日でした。それが延期になるということは、文春と松本さん側が水面下で和解の話し合いが続けられている状況かなと思います》 

 

 民放キー局関係者が話す。 

 

「和解に向けた話し合いになるために第2回弁論準備手続きが延期になったのでは、と細野弁護士は推測しているわけですよね。『女性自身』の記事では年内にもテレビに復帰する可能性があるとしていました。しかし、報道から3週間――決着も近々と報じられた和解に向けての動き、情報も全くと言って聞こえてこなくなってしまいましたね。 

 

 さらに今、言われているのは延期となった第2回弁論準備手続きがそのままの状態ではいられないのでは、ということ。東京地裁からの提案で延期になったということですが、延期されてからもう2か月――つまり次なる展開を見せるのではということです。 

 

 第2回弁論準備手続きの直前での延期、両者の水面下での話し合いがあることは間違いないでしょうが、決着目前報道が出てからもかなり時間が経つのに何も動きはなく、そのため、業界関係者の間では“本当に和解に向かっているのか?”“やはり裁判が続くことになるのではないか”という声も出始めていますね。 

 

 和解目前報道もあり、裁判決着へのムードが少し漂ったときから状況に変化が生じているのではないか――そうした状況なので、“法廷でのバチバチのバトルが再開するのではないか”という声も出ていますよ」 

 

 文春との裁判に決着がつかない限り、松本がテレビに復帰することはないだろう。前出の民放キー局関係者はこう話す。 

 

「松本さんの復活の大きな山場になると見られてきたのが、毎年12月中旬に開催される『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)です。ただ、裁判に決着がつかなければ当然、『M-1』での復活も難しくなってしまいますよね」 

 

『M-1』の決勝が迫り、 

 

《まっちゃんの居ないM-1なんて、、。》 

《M-1もKOCも、優勝を目指すのはそうですが「松本人志さんに採点して貰いたい」っていうのが目標の芸人が大勢いるのは事実ですからね》 

 

 といった声がXには寄せられている。 

 

「お笑い賞レースの中でも特に『M-1』が権威と影響力を持っているのは、松本さんが審査員であること、“松本人志”という看板によるところが大きい。多くの漫才師は松本さんに認めてもらいたいがために『M-1』に出ていると言っても過言ではありません。 

 

 松本さん自身も『M-1』のため、お笑いのため、芸人たちのために年内での復帰を目指しているはずだと、多くの関係者も語るところではありました。ただ、もう10月に入りましたからね。テレビ出演にはCMスポンサー企業への根回しなども必要で、ここから文春サイドとの話を一気に進めない限り、年内復帰は不可能な時期になりつつありますよね」(前同) 

 

 

 1年もの間、テレビから“消える”というのは松本クラスのタレントでも大きな痛手になると言われている。 

 

「松本さんの周囲もそれを感じているはずです。『M-1』のみならず、年末年始は大型お笑い特番がたくさん放送されます。しかし、そこに松本さんはいないと……。休止から丸々1年が経過したら、制作サイドは“まっちゃんがいなくても番組は成立する”となっていくでしょうし、視聴者も“まっちゃんがいなくてももういいよね”という人が増えるでしょうからね。 

 

 年内の復活が不可能、25年以降も文春との裁判が続き復帰は全く見えない、となれば、テレビ局側も松本さんがいないことを前提に、放送中のレギュラー番組を含めて、今後を考えていくことになるでしょうね」(前出の民放キー局関係者) 

 

 9月2日、フジテレビは10月期の改編説明会を行ない、松本が出演していたレギュラー番組『酒のツマミになる話(旧:人志松本の酒のツマミになる話)』と『だれかtoなかい(旧:まつもtoなかい)』を10月以降も継続すると発表した。 

 

 編成部長の中嶋優一氏は「『酒のツマミ』は千鳥に頑張っていただき、配信も含めて好調。『だれかtoなかい』も配信が好調で、毎回(再生回数が)50万~70万ほど回っている。松本さんの復帰にかかわらず継続します」と説明した。 

 

 また、よみうりテレビは9月27日、秋の番組改編発表を行なった際に『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)について言及。 

 

 同番組は2月1日放送分からダウンタウン・浜田雅功(61)が1人でMCを務めているが、同局の田中雅博コンテンツ戦略部長は、『週刊文春』と係争中の松本について「裁判の状況を注視しないといけない。(番組は)今年度に入っても、いろんな企画にチャレンジしています」と説明。そのうえで浜田の司会については「今後もこのまま継続していきます」とコメントした。 

 

「ダウンタウン、松本さんのレギュラー番組は続いていますが、松本さん不在でも番組は成立しているとも言える。もちろん、松本さんのボケやツッコミ、独自の視点やコメントなどがないことを嘆く視聴者も少なくはありませんが。 

 

 ただ、テレビから1年間消えて来年以降も復帰が見えないとなったら、いくら松本さんといえども……テレビ局サイドもさまざまな判断をしていかないといけなくなるでしょうね」(前同) 

 

 9月の頭には復帰の兆しも見えつつあった松本だが――果たして、文春との裁判は今後、どんな展開を見せるのだろうか。 

 

ピンズバNEWS編集部 

 

 

 
 

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