( 220526 )  2024/10/10 00:04:25  
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衆院が解散され、他の議員の万歳を見る自民党の二階俊博元幹事長(左)と麻生太郎最高顧問=9日午後、衆院本会議場(鴨川一也撮影) 

 

9日の衆院解散を受け、15日に公示、27日に投開票される衆院選では、ベテラン議員ら20人以上が不出馬や引退を表明した。自民党の派閥パーティー収入不記載事件の影響や、体調面を考慮しての辞退も多く、与野党とも世代交代が進みそうだ。(小選挙区は前回当選時) 

 

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自民では、幹事長を歴代最長の5年超務めた二階俊博氏(85)=和歌山3区=が旧二階派の不記載事件の責任を取って不出馬となる。当選13回で議員歴は約41年。田中角栄元首相の薫陶を受け、運輸相や経済産業相も歴任した。二階氏最側近で当選10回の林幹雄元幹事長代理(77)=千葉10区=も引退した。 

 

当選9回の根本匠元厚生労働相(73)=福島2区=は、盟友・岸田文雄前首相の退陣を受け不出馬を決断。不記載事件を巡り離党した塩谷立元文部科学相(74)=比例東海=は無所属での出馬を断念した。不記載があった旧安倍派の越智隆雄元内閣府副大臣(60)=比例東京=も不出馬を決めた。 

 

小倉将信元こども政策担当相(43)=東京23区、金田勝年元法相(75)=比例東北、桜田義孝元五輪相(74)=比例南関東、江崎鉄磨元沖縄北方担当相(81)=愛知10区、吉野正芳元復興相(76)=福島5区=の閣僚経験者も体調不良や高齢を理由に引退した。 

 

公明党では、幹事長や国土交通相を務めた北側一雄氏(71)=大阪16区、高木陽介前政調会長(64)=比例東京=が引退した。 

 

立憲民主党では、民主党政権で首相を務めた当選14回の菅直人氏(77)=東京18区、当選15回の中村喜四郎元建設相(75)=比例北関東、中川正春元文部科学相(74)=比例東海=が引退。日本維新の会の足立康史氏(58)=大阪9区=は党員資格停止処分を受け、党が対抗馬を擁立したため不出馬を決めた。共産党で27年も国対委員長だった穀田恵二氏(77)=比例近畿、政策委員長を務めた笠井亮氏(71)=比例東京=も引退した。(永井大輔) 

 

 

 
 

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