( 222804 )  2024/10/16 01:10:49  
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東京のホテル代が高騰しています。

カプセルホテルですら高くなり、宿泊客は節約術を駆使しています。

例えば、深夜のサウナで3000円で一夜を過ごす人たちもいました。

ホテル代の高騰の背景にはインバウンド需要や物価高などがあり、特に都内の宿泊費は1.5倍に上昇しました。

経営者らは高額な宿泊費に対応するため、サウナや自社のオフィスでの寝泊まりを選択しています。

将来的には値ごろ感のある宿の予約争奪戦が続くことが予想されます。

(要約)

( 222806 )  2024/10/16 01:10:49  
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都内ホテル高騰…サウナで一夜 3000円雑魚寝も安さ優先 経営者が「会社で寝泊まり」 

 

 東京のホテル代の高騰が止まりません。カプセルホテルで安く済ませることさえ難しくなり、宿泊客はあの手この手の節約術でやりくりしています。 

 

【画像】都内ホテル宿泊費、9月は平均1万6000円超 コロナ前の1.5倍 

 

 深夜の新宿。110℃を超えるサウナの中で、2人の男性が汗を流していました。 

 

長野県から来た旅行客 

「気持ちいい」 

 

 2人ともブームのサウナを楽しみに来たのかと思いきや、もう一人の男性はこう話します。 

 

静岡県から来た旅行客 

「僕はあまりサウナに行ったことがなくて」 

「(Q.今どうですか?)死にそう、暑くて」 

 

 実は、この2人はサウナに入る目的でここへ来たワケではありません。 

 

 ここは休憩スペースが併設され、朝まで過ごすことができる施設。旅行で東京にやってきたのですが、予算内で宿が取れなかったため、ここで一夜を過ごすといいます。 

 

 ソファーがあるエリアはすでに埋まっていたため、2人は雑魚寝することになりましたが…。 

 

旅行客 

「値段が結構リーズナブルで。寝るスペースがあるのが大きいなと思って」 

「安いし、こっちでいい」 

 

 価格はタオルと館内着が付いて3000円。2人が横になった後の午前2時すぎにも、施設には次々と人が訪れ、宿がない人の「駆け込み寺」となっていました。 

 

 こうした現象の背景にあるのが、東京のホテル代の高騰です。 

 

 インバウンド需要や物価高の影響で、先月の都内のホテルの宿泊費は平均で1万6000円を超えました。これはコロナ前の2019年と比べると、およそ1.5倍の価格になります。 

 

会社経営 福島県から出張の人 

「本当に高い。本当に高い。破産する。毎週来るんで。泊まっていたら破産する」 

 

 福島県で会社を経営している男性。ホテル代の高騰を受けて、取った行動が…。 

 

会社経営 福島県から出張の人 

「最近は(都内に)オフィスを構えて、自分のオフィスに寝泊まりしている。一番安上がりだなと思って。家賃を払ってもビジネスで使う。その分はペイできるかな。オフィスのソファーで横たわっている。シーツ敷いてね」 

 

 都内の値上がりぶりに、最近増えているのが「郊外宿泊」です。 

 

友人に会いに来た人 

「東京近郊に泊まった。東京は高いから泊まれない」 

「(Q.どこに泊まった?)埼玉。早めに(予約を)取れば7000円か8000円。近郊に泊まって、こちらに来るのが絶対に正解」 

 

 

 しかし、今後はその「正解」が通用しなくなるかもしれません。横浜駅から徒歩5分の立地にあるカプセルホテルでは、旺盛な需要が価格を大きく押し上げていました。 

 

ナインアワーズ ホテル運営部 

米本秀高さん 

「コロナが明けてからは、ずっと右肩上がりで、。休日になると、1万2000円とか1万5000円の金額。ビジネスもインバウンドも国内旅行も全部増えている印象」 

 

 この価格でも、予約は至難の業。例えば、次の三連休の初日である来月2日は、すでに満室となっています。 

 

 宿泊客にいつ予約したか聞いてみました。 

 

長崎県から来た旅行客 

「予約は2カ月以上前。1万円から2万円ぐらいで、選べたらいいかなと思い考えた」 

 

 とどまるところを知らない、ホテル代の高騰。値ごろ感のある宿の予約争奪戦は、今後もしばらく続きそうです。 

 

東京ホテル会 高部彦二さん 

「世界大恐慌のようなものが起きない限りは、少しインフレが進んで部屋代も上がっていくと思う。インターネットでこまめにチェックして、安い所を押さえるしか今は方法がない」 

 

(「グッド!モーニング」2024年10月15日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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