( 223494 )  2024/10/18 01:02:42  
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元首相の岸田文雄氏が、応援演説で笑顔を振りまいている様子が報じられた。

彼は選挙区で候補者を応援し、「退陣してからの岸田さんはなぜか、いつもハイテンション」と話題になっている。

岸田氏は独特の無神経さで知られ、選挙戦においても気楽な態度を崩さない様子である。

報道によると、メディア予想が厳しく、自民党が過半数に到達するかどうかが注目されている中、岸田氏は自らを総裁としてのプレッシャーから解放されているようだ。

彼の元首相時代の裏金問題への批判や旧統一教会問題などへの苦しみを忘れ、選挙戦を気楽に楽しんでいる様子が伝えられた。

(要約)

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応援演説で笑顔の岸田文雄前首相(写真・梅基展央) 

 

「みなさん、つい2週間前までは内閣総理大臣だった岸田文雄です」 

 

 16日、旧岸田派の候補者の選挙区へ応援に入った岸田文雄前首相。ほぼ全ての演説の枕がこれだったという。 

 

【写真】サインをねだられご満悦の岸田前首相 

 

「退陣してからの岸田さんはなぜか、いつもハイテンションです。国会では、岸田さんは菅義偉副総裁と麻生太郎党最高顧問の3人掛けの席に座っていますが、ほぼ菅副総裁の方に体を傾けて話し続けています。麻生最高顧問が手を叩いて、笑顔で応じることもありますよ。応援演説でも、とにかく愛想を振りまいて、とくに聴衆のひとりからサインをお願いされた際は、まさに喜色満面の笑みを浮かべていましたね」(政治部記者) 

 

 じつは、総裁選後の国会初日には、たまたま前を通りかかった高市早苗前経済安保相にも、手招きして話しかけていたという。高市氏が敗れた総裁選の決選投票で、旧岸田派は結集して石破首相に投票している。つまり、岸田前首相自ら“蹴落とした”相手だが……。 

 

「『いったい何の話をしているんだ』と、記者席から不思議がられていましたよ。そもそも岸田さんは“無感覚モンスター”と呼ばれるほど、共感性に乏しい人なんです。安倍元首相は当選1回生だった頃から岸田さんと親しかったわけですが、『岸田さんは誰に何を言われても、思われても気にしない。あの無神経さは、政治家としての最大の武器だ。君ら、舐めていると痛い目にあう』と、旧安倍派の議員によく話していたそうです。首相を退いた今も、その“強み”は健在というわけですね」(同前) 

 

 岸田政権下でおこなわれた、派閥解消を含めた裏金問題への唐突な対応の数々は、安倍元首相の予言通りだったともいえよう。 

 

 とはいえ、冒頭の“自虐演説”も含め、今の異様な高揚感の理由は何なのか。総選挙を戦う自民党元議員がこう推測した。 

 

「メディア各社の予想は非常に厳しい。よくても自公両党で過半数ギリギリという状態です。自分が総裁のままなら、あんな表情にはなりません。心底、ホッとしているのではないですか。岸田さんは落選経験はおろか、公示日に事実上、“当選確定”のような選挙しか経験がありません。基本的に注目されることが好きな人です。しばらく、党の役員や現職大臣として選挙をやっていたので、久々に気軽な立場で選挙に出られるのが楽しいのでしょう」(政治部デスク) 

 

 首相の座を退けば、裏金や旧統一教会問題への批判の苦しみも忘れるのか。気楽なものだ……。 

 

 

 
 

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