( 223721 ) 2024/10/18 17:21:37 0 00 コロナ禍でリモートワークが定着し、都内のカフェでは、パソコンで仕事する人の姿がさらに目立つようになりました。
【画像】「えっ…!」 これがカフェで迷惑になる行動です! 画像で見る(10枚)
チェーン店を中心に多くの店ではWi-Fiや電源を提供しており、そうした席は大体いつも埋まっています。
カフェといえば以前はちょっと休憩する場所でしたが、いまは、仕事ができる場所として認知されるようになりました。気がつけば、昔の常連客がカフェで仕事するカフェワーカーに変わってしまった、という店もあるようです。
コーヒー一杯で長時間の作業は迷惑に?
このようにカフェワークが習慣化するなか「一人の客がずっと席を占領するのは迷惑ではないか」、という声も目立つようになりました。
SNSでも、肯定派と反対派の意見が飛び交っています。
カフェワーカーからすると、食事や店の雰囲気を楽しみながら仕事できるのが魅力なのだといいます。また、適度な雑音を聞きながら没頭できたり、あるいは、何気ない会話を聞いて発想が生まれたりする利点もあるといいます。
しかし、一般的な利用客は、カフェワーカーの具体的な作業がわかりません。そのため、「カフェワーカーは何をしているのか」といった素朴な疑問が多くみられます。パソコン作業をする人を見ても気にはならないという人もいますが、長時間いるのはどうかという声もあります。
さらに、カフェワーカーに不快感を持つ人からは拒否反応もでています。極端な例では、パソコンを広げる人を睨んだり、早く席をどけと舌打ちしたりするような若者もいるようです。
SNSでも、「なぜ家や会社でやらないのか」という批判が多いようです。また、感情的な反応も多く、「キーボードをバチバチ叩き、仕事に忙しいふうを装っている」「ノマドで仕事ができる自分に酔っている」といった声もあがっています。
そもそも、長時間にわたって仕事をする行為は、利用客が迷惑と感じるだけでなく、店側にとっても悩みの種です。
たとえば、コーヒー1杯で閉店までいる、常連客が座れないといった問題がSNSで叫ばれています。
個人店舗の場合はより深刻さが増し、「300円のコーヒーで5~6時間も長居する」ほかにも「レンタルスペースのように平気な顔して電源を使う」と、怒りをあらわにする店主もみられます。
店のサービス範囲を超える行為が多発しているとみられ、総じて「限度というものを知らない人が多くて困る」と嘆く声が多いようです。
あまり知られていませんが、一般的なカフェは客単価が低く、客の滞在時間を1~2時間と想定し回転率を高めることで利益を得るといいます。
長居してのカフェワークは店としては歓迎できるものではありません。しかも、ケーキや軽食を注文せずコーヒーだけで粘られると経営が行き詰まってしまいます。
そこで、しかたなく時間制限を設けるなど、対策をとるカフェも最近は増えているようです。
カフェはリラックスを感じる場ですが、利用客からは「あまりに仕事をしている人が多いと落ち着けない」といった声もあがっています。
たとえば、キーボードを叩いたり、ヘッドホンから音漏れしたりと、なにかしら音が聞こえてくるのが「ウザイ」「気に触る」といいます。
とくに多いのは、カフェでオンライン会議をする行為です。SNSでは、「大きな声で話すのはどうか」「相手の声も聞こえてうるさい」という声も。
オンライン会議をする際は周囲に気を遣いたい。またセキュリティ上の問題も
しかしこれに対し、「普通にカフェで会話するのと何が違うのか」という反論もあがっており、賛否は平行線のままのようです。
一方で、パソコンでリスト管理しながら営業電話する行為は、声がうるさくて迷惑という人が多いようです。
そのほか、カフェを自宅のように使う行為にも、批判的な意見が。たとえば、何個もクッションを持ち込んだり、隣の席に荷物を置いたりする人のほか、4人がけテーブルに資料を広げて1人で使うカフェワーカーも目撃されています。
カフェ利用客にとっては、音量やスペースの使い方など、他者に配慮がない行為は非常識と受け取られているといえそうです。
しかし、こうした批判があるとはいえ、カフェワーカー側でも仕事の仕方にルールを設けている人もみられており、多くの場合はカフェワークができる店でしか仕事をしないことを前提にしているようです。
そのうえで、初めて入るカフェでは、パソコン作業やオンライン会議ができるかどうか店員に確認するといいます。また、混雑しがちなカフェを避けたり、1軒の滞在時間を2時間までと決めたりする人もいるようです。
不特定多数の人のなかでパソコンを開く際は、セキュリティ管理にも注意が必要です。そのため、カフェワークでは企画や情報収集が向いているともいわれています。
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今後は、副業OKの企業も増えると予想されます。多くの人にとって仕事場がひとつではなくなる時代に、カフェの使い方がどう変化していくのか注目されます。
Peacock Blue K.K.
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