( 223724 )  2024/10/18 17:26:17  
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欧州中央銀行(ECB)は17日に開かれた理事会で、2回目の追加利下げを決定した。

民間銀行がECBに預ける際の金利を引き下げて、景気減速への懸念に対処する狙いがある。

これにより、主要政策金利も引き下げられ、利下げは今年3回目となる。

ユーロ圏の消費者物価上昇率は、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー高などの影響を受けて過去最高を記録したが、その後下落している。

(要約)

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欧州中央銀行(ECB)に展示されているユーロマーク=2023年12月14日、ドイツ・フランクフルト、寺西和男撮影 

 

 欧州中央銀行(ECB)は17日の理事会で2会合連続となる追加利下げを決めた。民間銀行がECBにお金を預ける際の金利(預金金利)を0.25%幅引き下げ、年3.25%とする。インフレが落ち着いていることに加え、景気減速の懸念も強まっていることから、経済を下支えする狙いとみられる。 

 

 主要政策金利も0.25%幅引き下げ、3.40%とする。ECBは6月に4年9カ月ぶりに利下げをした後、9月にも2会合ぶりに利下げをしており、利下げは今年に入り3度目になる。2会合連続で利下げに踏み切るのは13年ぶり。 

 

 ユーロ圏(20カ国)の消費者物価上昇率は、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー高などを受け、2022年10月に前年同月比10.6%と過去最高を記録。その後、エネルギー価格の下落などから今年9月には1.7%と3年3カ月ぶりに2%を下回った。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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