( 223864 )  2024/10/19 01:36:36  
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2024年産米の9月の相対取引価格が過去最高の2万2700円となり、前年の23年産米の価格と比べて48.5%上昇した。

農水省が公表する相対取引価格は、農業資材高騰や需給逼迫が影響して上昇している。

コメの品薄や高騰による「令和の米騒動」が発生し、相対取引価格の上昇につながった。

小売価格も高騰し、消費者物価指数において米類が49年ぶりの高い伸びを記録している。

(要約)

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コメ(資料写真) 

 

 農林水産省が18日発表した2024年産米の9月の相対取引価格(全銘柄平均、玄米60キロ当たり)は2万2700円と、過去最高を更新した。 

 

【ひと目でわかる】2023年産米の相対取引価格 

 

 2万円を超えたのは初めて。23年産米を対象とした昨年9月の相対取引価格(1万5291円)に比べて48.5%の大幅な上昇となった。 

 

 相対取引価格は、コメを集荷する全国農業協同組合連合会(JA全農)などと、卸売業者との間の取引価格を農水省が取りまとめて公表している。肥料など農業資材の高騰や、23年産米で需給が逼迫(ひっぱく)した影響が上昇につながった。 

 

 この夏は店頭でコメが極端な品薄に陥り、「令和の米騒動」と言われる事態に発展。産地で生産者からコメを集荷する競争が激しくなっており、生産者に仮払いする概算金の基準をJA全農が引き上げていることも、相対取引価格の上昇に影響している。 

 

 小売価格も高騰しており、総務省が18日発表した9月の全国消費者物価指数(2020年=100)では、米類が前年同月比44.7%上昇と、49年ぶりの高い伸びを記録した。価格の高止まりを受け、今後は消費が鈍ることも懸念される。  

 

 

 
 

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