( 223941 )  2024/10/19 02:53:32  
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判決公判があった宇都宮地裁の法廷=18日午後、宇都宮市小幡1丁目 

 

宇都宮地裁 

 

 栃木県上三川町の町道で2023年10月、レンタカーの乗用車内から女子高校生の遺体が見つかった事件で、殺人や死体遺棄などの罪に問われた埼玉県熊谷市、無職の男(29)の裁判員裁判判決公判が18日、宇都宮地裁で開かれ、瀧岡俊文(たきおかとしふみ)裁判長は懲役24年(求刑懲役28年)を言い渡した。 

 

 7日の論告で検察側は「計画的で強固な殺意に基づく残忍な犯行」として懲役28年を求刑。弁護側は「殺害は衝動的で計画性はない」とし、情状酌量を求めていた。被告は初公判で起訴内容を認め、量刑が主な争点だった。 

 

 起訴状などは、被告は23年10月17日午後6時50分ごろから同10時25分ごろまでの間、東京都新宿区内のコインパーキングに止めたレンタカーの車内で、千葉県柏市、高校1年の女子生徒=当時(15)=に乱暴し、首を手で絞めるなどして殺害した、としている。 

 

 また遺体にタオルをかぶせるなどして栃木県上三川町内まで車を移動し、同19日午前3時15分ごろ、遺体を車内に放置し遺棄した、などとしている。 

 

 事件は同日未明、同町坂上の町道で栃木県警下野署員が不審なレンタカーを発見し職務質問したところ、車内から女子生徒の遺体が見つかり発覚した。 

 

 

 
 

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