( 232236 ) 2024/11/10 17:37:31 0 00 松本人志(ダウンタウン)(C)ピンズバNEWS
お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(61)の「対文春」裁判が決着することになると、11月8日午後、朝日新聞が第一報を伝え、世間に大きな衝撃が走った。
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自身の女性問題を2023年12月27日発売の『週刊文春』に報じられた松本。名誉を毀損されたとして発行元の文藝春秋などに5億5000万円の損害賠償などを求め、裁判で係争中だった。松本は1月8日以降、裁判に注力するために芸能活動を休止している。
3月28日に第1回口頭弁論が、6月5日に第1回弁論準備手続きが行なわれ、8月14日には第2回弁論準備手続きが行なわれる予定だったものの直前に延期が決定。その第2回弁論準備手続きが11月11日午前11時30分から非公開で行なわれる予定だったが、その3日前に決着となったのだ。
民放キー局関係者が話す。
「第2回弁論準備手続きが延期になって以降、双方の水面下の話し合いはずっと行なわれていたといいますね。それで、双方が合意し、松本さんが訴えを取り下げることになったといいます。裁判所は土日はやっていませんから、11日の第2回弁論準備手続きを回避するには、8日夕方までに訴訟を取り下げる申請をする必要があったと聞こえてきています。
ロケバスでとんでもない行為に及んだ後輩芸人のジャングルポケットの斉藤慎二さん(41)は警察沙汰になっていますから、復帰は絶望的だと見られています。今回の松本さんの決着にも相当厳しい声が寄せられていますが、同時に松本さんの復帰を待望するファンはたくさんいる。
12月後半には審査員を務める『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)もあり、近いうちに芸能活動を再開する――という流れになりそうです」
松本は8日、以下のコメントを発表。
《これまで、松本人志は裁判を進める中で、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。その上で、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をおかけすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました。
松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められたりした方々がいらっしゃったのであれば、率直におわび申し上げます。
なお、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。
この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆さま、関係者の皆さま、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをおわびいたします。
どうか今後とも応援してくださいますよう、よろしくお願いいたします》
一方の週刊文春サイドは、
《「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から、心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました。なお、この取下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」(週刊文春編集長 竹田聖)》
とコメントを出している。
今回の和解決着を受けて、
《松本人志がテレビに復帰したら、そのメディアやスポンサーに抗議が殺到するんだろうなw》 《松本人志さんの裁判。結局、玉虫色の決着ってことかな。モヤモヤ残るね。芸能界復帰はどうなるんだろ》 《松本人志、今の感じで綺麗さっぱりテレビ復帰はまあ無理だと思う》
などのさまざまな意見がXには寄せられている。
SNS、ネットには多数の厳しい意見も寄せられており、簡単ではないと思われる松本の復帰。一部では、年明け、NGK(なんばグランド花月)でのダウンタウンでの復帰話が報じらているが――。
「まずは、浜田雅功さん(61)とともにダウンタウンで、吉本興業の象徴であるNGKでの復帰というのはきれいな気がしますよね。ただ、地上波テレビへの復帰となると、やはりハードルは低くないでしょう。
11月9日、松本さんの後輩のチュートリアルの徳井義実さん(49)が、出演する情報番組『せやねん!』(MBS)の中で、“テレビって、復帰したからってすぐ戻れるわけではない。準備がやっぱり”と発言していました。徳井さんは税金の申告漏れ問題で活動を自粛していた過去があり、復帰後もなかなかテレビには戻れませんでしたから、非常にリアル感がある発言でしたね」(前出の民放キー局関係者)
徳井が言った《復帰したからってすぐ戻れるわけではない》理由――それはスポンサー問題だ。前出の民放キー局関係者が続ける。
「現在、“テレビ不況”は進むばかりで毎年、とんでもない額の広告収入が減っていっています。そんなテレビ界にあって、クライアントの言うことは絶対。そして、キー局にCMを出稿してくれる大手企業はコンプライアンスに反するようなこと、世間からバッシングの声が出るようなことはとにかく嫌がります。今は、SNSで企業に直接クレームが入る時代ですからね。だから、文春との裁判が和解に至ったといえども、一般の方から厳しい声が噴出してしまっている松本さんのテレビ復帰は簡単ではないと。
ただその一方で……松本さんも、スポンサーの顔色ばかり見ているテレビ局とは今後、ある程度の距離を取りたいと考えている、ともささやかれているんです。松本さん側が『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)に抗議したのも、テレビへの不信感が積もった結果だといいますね」
7月11日発売の『週刊文春』では、松本の代理人である田代政弘弁護士が、探偵を雇って告発者であるA子さんを尾行したり、証人として出廷するのを止めさせようと水面下で交渉していたなどと報道。
同日放送の『ミヤネ屋』でこの件を取り上げた際、コメンテーターで医師のおおたわ史絵氏(60)が《元編集長女性が出てきたり、Xさんが出てきたりとか、ありとあらゆる手を使って、とにかくA子さんに(出廷を)あきらめさせようとしているという図式だけは、はっきり私にもわかってる感じ》とコメントしたが、松本側はこれを問題視。
《不適切な偏向報道及び事実に反する内容の報道があったことを確認いたしました》とし、《同日の報道内容のみならず、今日に至るまでの「情報ライブ ミヤネ屋」における報道内容が、松本氏の名誉権の侵害を助長する内容であることに疑いを差し挟む余地はなく、貴局に対し、強く抗議を申し入れます》と主張した。
松本も田代弁護士らの抗議文をXにポストして『ミヤネ屋』に抗議する姿勢を見せた。
一方の読売テレビは7月17日に《当番組では週刊文春側、松本氏側、双方の主張を紹介し、公平・中立な報道に努めています》とコメントを発表。同月25日には読売テレビの松田陽三社長(65)が《番組内での訂正の予定はありません。報道局でも訂正する必要はないという判断です》とした。
「『ミヤネ屋』を放送する読売テレビが制作を手掛ける『ダウンタウンDX』にも影響が出るのではないかとも言われていますが……今のテレビ局はスポンサーが“ダメ”と言ったら、そこで思考停止。それ以上の対応策は出てこないと。そうした融通のきかなさ、“スポンサー様がすべて”というテレビ界の風潮に松本さんは大いに疑問を持っているとも言われています。そうしたテレビ界への不審の結果のひとつが、『ミヤネ屋』への厳しい対応だったとも。
それで、今度、芸能活動を再開させても、早々の番組復帰が難しいとなれば――“もういいわ”とテレビ界を見限って、配信に軸足を移す展開は十分にあり得る、と関係者の間では言われていますね」(前出の民放キー局関係者)
AmazonPrimeVideoでは、松本が手掛ける『HITOSHI MATSUMOTO presents ドキュメンタル』や『HITOSHI MATSUMOTO Presents FREEZE』が配信されており、人気を博している。
「『ドキュメンタル』はメキシコ版、オーストラリア版、ドイツ版、イタリア版、スペイン版、フランス版、ブラジル版、カナダ版が制作・配信されていますし、『FREEZE』のフォーマットをポルトガルの最大手テレビ局・TVIが購入しています。
松本さんのもとにも数千万円どころではないかなりの大金が入っているといいますが、世界レベルで売れる、見られるというのはそういうことなんです。一方、現在の日本のテレビ界はとにかくお金がなく、番組予算は年々減り、ギャラも渋い。さらに地上波はコンプラでがんじがらめ。攻めたことが全くできないんです。
その点、配信は地上波よりも自由度が高い。実際、『ドキュメンタル』は相当過激ですよね。スポンサーの方しか見ていないテレビ界への大きな不信感、さらに番組でできる内容や予算、さらにギャラの面も考慮すると、松本さんやダウンタウンがアマプラやNetflixに拠点を移す可能性は結構高いのではないか、と言われているというわけです」(前同)
約10か月間の文春との裁判を終えた松本は、地上波のレギュラー番組に戻ってくるのか、それとも――。
ピンズバNEWS編集部
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