( 234721 ) 2024/12/17 18:20:59 0 00 予約制の新幹線の「特大荷物スペース」に、だれかが荷物を積んでいるのを発見!自分の荷物は一応置けているし、見過ごすしかないのでしょうか...?
一部の新幹線には「特大荷物スペースつき座席」や「特大荷物コーナーつき座席」が設けられています。しかし、この「特大荷物スペースつき座席」や「特大荷物コーナーつき座席」の利用ルールが守られていないという問題をSNSなどで見かけたことがある、あるいは現場に直面したことがあるという人もいるのではないでしょうか。
今回は、新幹線に特大荷物を持ち込む際の対処方法や「特大荷物スペースつき座席」および「特大荷物コーナーつき座席」の予約方法などを解説します。
東海旅客鉄道株式会社によると、新幹線では、3辺の合計が250センチメートル(長さは2メートルまで)以内で重さが30キログラム以内の荷物を2個まで持ち込むことができます。
無料で持ち込むことができるのは、旅行かばんやスーツケース、スポーツ用品、楽器、おもちゃ、娯楽用品などであり、スポーツ大会などに使用する自転車やサーフボードなどは専用の袋に収納して持ち込めます。
東海道新幹線や山陽新幹線、九州新幹線、西九州新幹線においては、3辺の合計が160センチメートル超えの「特大荷物」を持ち込む場合「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」の予約が必要です。
「特大荷物スペース」は、普通車やグリーン車の車両最後部にあるスペースを活用しており、3辺合計250センチメートル以内の荷物を置くことができます。東海旅客鉄道株式会社によれば、普通車の場合、最後部のABCDE席の合計5席、グリーン車の場合は最後部のABCD席の合計4席が該当し、追加料金はありません。
普通車の場合は該当する5席に座る人が、グリーン車の場合は該当する4席に座る人が共用で使うため、譲り合いながら荷物を収納しましょう。
一方「特大荷物コーナーつき座席」とは、東海道新幹線と山陽新幹線の16両編成の「のぞみ」「ひかり」「こだま」に設定されているサービスで、対象座席を予約した人がデッキ部にある荷物置き場を使うことができます。
荷物サイズは、上段は3辺の長さがそれぞれ80センチメートル以内×60センチメートル以内×50センチメートル以内、下段は3辺の長さがそれぞれ80センチメートル以内×60センチメートル以内×40センチメートル以内です。
もし特大荷物コーナーの上段・下段に収まらないサイズの特大荷物を持ち込む場合には「特大荷物スペースつき座席」を利用しましょう。
特大荷物スペースやコーナーは、大きな荷物を持って乗車する国内外の乗客のためにスタートした無料サービスです。しかし、予約制であることを知らない人も多く、予約せずに勝手に荷物を置いてしまう人も少なくないようです。
事前予約なく特大荷物を車内に持ち込んだ場合、所定の手数料として税込1000円が請求されます。
持ち主不明の荷物が置かれていた場合には、すぐに乗務員まで知らせましょう。勝手に触るとトラブルの原因となるおそれもあるため、注意してください。
特大荷物を持ち込む場合には事前に予約をしましょう。「エクスプレス予約」「スマートEX」「e5489」「JR九州インターネット列車予約」などのネット予約や、駅の券売機、駅窓口でも予約が可能です。
指定席券売機で予約する際は「ご希望の座席の種類をお選びください」とのメッセージが画面に表示されたら「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」を選択します。
特大荷物コーナーの上段を使いたい場合には「特大荷物コーナーつき座席」の通路側座席、下段は「特大荷物コーナーつき座席」の窓側座席を予約しましょう。
追加料金なしで利用できるため、早めの予約がおすすめです。なお「特大荷物コーナー」の施錠は交通系ICカードなど非接触型ICカードが必要になるため、事前に用意しておきましょう。
一部の新幹線には「特大荷物スペースつき座席」や「特大荷物コーナーつき座席」が設けられています。利用するために追加料金は発生しませんが、事前予約が必要です。しかし、予約制であることを知らず、予約せずに荷物を置いてしまうケースがあるようです。
もし対象の座席を予約していないにもかかわらず、特大荷物スペースやコーナーを利用しているのを見つけたら、勝手に荷物に触らず乗務員へ知らせて、対応してもらいましょう。
出典 東海旅客鉄道株式会社
※2024/12/17 タイトル、記事を一部修正いたしました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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