日産労連は2025年春闘での賃金改善のため、基本給を底上げするベアに相当する賃金改善分の要求額を月額1万2000円以上とすることを決定した。これは24年春闘からの月1万円から2000円の増額であり、経営不振の中である日産も前年を上回る要求水準とする見込み。(要約)
日産自動車とグループの労働組合などで構成する日産労連は19日の中央執行委員会で、2025年春闘で基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分の要求額の目安を月額1万2000円以上とする執行部案を固めた。
月1万円とした24年春闘から2000円増える。日産は経営不振に直面しているが、物価上昇や人材確保の点から前年を上回る要求水準とする。