( 237114 )  2024/12/21 17:57:30  
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軽自動車の相場は、新車も中古車も上昇しており、150万円以上の本体価格も一般的です。

安全性や快適装備の充実、需要増加などが価格上昇の要因となっています。

中古車市場も新車供給の不安定さや経済的要因で高値を維持しており、価格が上昇している状況が続いています。

予算内で満足できる軽自動車を選ぶためには、「新古車」や「登録済み未使用車」の購入、安く購入できる時期を狙う、下取り価格を比較するなどの工夫が求められます。

(要約)

( 237116 )  2024/12/21 17:57:30  
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10年ぶりに車を買い替えます。安い軽自動車でいいかなと思っていたら本体価格が150万円を超えるのですね、中古車もそれほど安くありません…。軽自動車の相場はいくらなのでしょうか? 

 

「軽自動車は安くて手軽」というイメージを持っていませんか? しかし、ここ数年で新車だけでなく、中古車の相場も上昇傾向にあります。 

 

そんな中で「どうすれば予算内で自分に合った軽自動車を手に入れることができるのか?」と悩む人も多いはずです。本記事では、軽自動車の最新相場や購入時のポイントを解説し、軽自動車選びに役立つヒントをお届けします。 

 

近年、軽自動車の新車価格は毎年上昇しています。例えば、ダイハツ「ミライース」やトヨタ「ピクシスエポック」の基本モデルは90万円台でも購入できますが、多くの車種は100万円以上が一般的です。 

 

また、スライドドア付きやハイトワゴンタイプになると150万円以上になることも珍しくありません。この価格上昇の背景には、以下の要因があります。 

 

●原材料費やエネルギーコストの上昇 

●安全性能や快適装備の充実 

●需要増加による市場競争 

 

軽自動車の価格が上昇している要因として、世界的な半導体不足や原材料費の高騰が挙げられます。これにより、自動車全体の製造コストが増加し、結果として車両価格に影響を及ぼしています。 

 

また、最新の軽自動車モデルでは、自動ブレーキや衝突回避支援システムなど、安全性能が大幅に向上しています。これらの先進技術は消費者にとって魅力的であり、安全性を重視する傾向が強まる中で需要も増加していますが、こうした装備の充実が価格上昇に影響しているのも事実です。 

 

さらに、軽自動車は維持費が安く、日本国内で非常に高い人気を誇ります。この人気の高さが需要の増加を生み、結果として市場競争を激化させる要因となっています。 

 

こうした背景から、軽自動車の新車価格は上昇傾向にあり、新車購入が難しいと感じる人も増えています。その結果、中古車市場への需要が高まり、軽自動車の流通全体にも影響を与えています。 

 

中古軽自動車市場は、近年の新車供給の不安定さや経済的な要因により、複雑な状況にあります。以下に、その現状を解説します。 

 

①需要と供給のバランス 

新車生産の遅れや半導体不足などが影響し、中古車の供給が追いついていない状況です。この需給バランスの崩れが、中古車価格の高騰を招いています。 

 

②価格上昇の背景 

中古軽自動車の価格は、2024年に入ってからも高値を維持しています。これは、新車価格の上昇や円安による輸出需要の増加が影響しています。特に、燃費性能が良いモデルや人気モデルは高値で取引されています。 

 

③市場動向と今後の見通し 

2024年度上半期には、中古車登録台数が前年同期比で増加しており、市場は堅調に推移しています。しかし、軽自動車に関しては若干減少しており、特定メーカーの出荷停止が影響を与えています。今後も新車供給が安定するまでは、中古車市場での高値取引が続くと予想されています。 

 

このような市場環境下では、中古軽自動車を購入する際に価格が高くなることが多く、消費者にとっては慎重な選択が求められます。価格だけでなく、車両の状態や保証内容も重要な判断材料となります。 

 

中古軽自動車市場は、さまざまな外部要因によって変動していますが、情報をしっかりと収集し、適切なタイミングで購入することが重要です。 

 

 

予算内で満足できる軽自動車を選ぶには、自分に合った条件を明確にすることが大切です。例えば以下のポイントを参考にしてください。 

 

①「新古車」や「登録済み未使用車」選ぶ 

試乗車や展示車など、ほぼ未使用の「新古車」や、登録はされているものの未使用の「登録済み未使用車」は、新車に近い状態でありながら中古車扱いで安く購入できます。 

 

②安く購入できる時期を狙う 

決算期やボーナス時期を狙います。ディーラーは決算期(3月や9月)やボーナスシーズン(7月や12月)に販売目標を達成するため、大幅な値引きを行うことがあります。また、月末や年末も値引きの狙い目です。このタイミングで交渉を行うと値引きされやすくなります。 

 

③下取り価格を比較する 

現在の車を下取りに出す際は、ディーラーだけでなく複数の買取業者にも査定を依頼することをおすすめします。同じ車であっても、提示される金額は業者によって数万円から数十万円以上の差が出ることがあります。また、下取りアップキャンペーンを利用するとさらに費用を抑えられます。 

 

④モデルチェンジ前の車を狙う 

モデルチェンジ前の車は、販売店が在庫処分のため大幅な値引きを行うことが多く、安く購入できるチャンスです。新型が発売される直前は特に狙い目です。 

 

ただし、将来的に「型落ち」として中古車価格が下がる可能性があるため、購入時には値引き額とリセールバリューを考慮しましょう。モデルチェンジの時期を事前に調べておくと効果的です。 

 

軽自動車の相場は新車・中古車ともに上昇しており、以前のように「手軽に購入できる車」とはいいにくい状況になっています。この背景には、原材料費の高騰や半導体不足など、多くの要因が影響しています。 

 

そのため、予算内で満足のいく軽自動車を選ぶには、「新古車」や「登録済み未使用車」を検討したり、決算期やモデルチェンジ前のタイミングを狙うなどの工夫が重要です。また、現在の車の下取り価格を比較することで、さらにコストを抑えられる可能性があります。 

 

この記事を参考に、ぜひ予算内であなたにぴったりの軽自動車を見つけてください。 

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 

ファイナンシャルプランナー 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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