( 237964 )  2024/12/23 04:35:04  
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車用品店からスタッドレスタイヤの交換案内が届いた編集者が、オールシーズンタイヤ「VECTOR 4SEASONS GEN-3」に履き替える決断をした。

グッドイヤーのこのタイヤは、ドライ、ウエット、スノー路面で効果を発揮し、ロードノイズも気にならないレベルで安心して使用できるという。

走行中のハンドルの軽さや溝の広がり、ウエット性能などに満足し、今後の雪道での走行性能にも期待している。

首都圏での雪道走行を試し、結果を報告したいとしている。

(要約)

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「VECTOR 4SEASONS GEN-3」 

 

スタッドレスタイヤを預けているカー用品店からタイヤ履き替えの案内ハガキが届き、今年もそろそろタイヤ交換の時期かと思っていたところに、編集部の担当者から「オールシーズンタイヤに履き替えてみませんか?」という連絡がきた。 

 

筆者は取材でのクルマ移動が多く、年間走行距離は数万㎞になることもある。そのため2年前に購入した新車装着のタイヤの山はすり減っており、新品タイヤの購入を考えていたため、すぐにOKと返事をした。 

 

毎年、冬が近づくと天気予報で今年は首都圏でも雪が積もる日が何日かあるかも、という情報を見たりする。あくまでも予報であり、実際にどれだけ積もるかは神のみぞ知るで、蓋を開けてみるとノーマルタイヤでも問題なかったという年が多かったりする。 

 

しかし、数年に一度は首都圏でも雪が積もり(雪国の人から見たら大した雪ではないのだろうが)、交通機関が大混乱に陥ることもある。 

 

そのような状況になってからカー用品店などに、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを購入しに行っても手遅れのため、万一に備えて年末が近づくとスタッドレスタイヤへと交換していた。 

 

若い頃は年に数回スキー場へ行ったりしていたが、今ではまったく行かなくなり、スタッドレスタイヤに履き替えるのは首都圏移動時の万一に備えてでしかないのである。 

 

つまり、雪が積もらなければ冬のシーズンを通じてスタッドレスタイヤの山をすり減らしているだけであった。首都圏住まいの人で、同じような経験をしている人は多いだろう。 

 

そのような状況を考えると、季節に関係なく履くことができるオールシーズンタイヤには興味を持っていた。しかし、本当にオールシーズンタイヤで大丈夫なのか? という疑問もあり、自分で履き替える勇気はなかった。 

 

そこに今回の話があり、ステップワゴンのタイヤをグッドイヤーの「VECTOR 4SEASONS GEN-3」に交換した。日本市場にいち早くオールシーズンタイヤを持ち込んだのがグッドイヤーで、このタイヤは第3世代へ突入しているという。 

 

タイヤのパターンを見ると独特のV字型になっており、これがドライ、ウエット、スノー路面で効果を発揮してくれるという。 

 

高速道路等の冬タイヤ規制時でもタイヤチェーンなしで走行できるなどメリットは多い。 

 

 

ノーマルタイヤと比べてもロードノイズは気にならないレベルで安心 

 

履き替えてまず感じたのは、スタッドレスタイヤ交換時のようにハンドルが軽くなったなという点。走り出してみると少し硬い感じはするが、タイヤノイズは標準タイヤ装着時より若干大きくなったかなと感じる程度。 

 

でも、運転していてノイズが気になるほど大きい訳ではなく、カーオーディオの音楽を快適に楽しむことが可能だ。 

 

また、溝底ほど溝幅が広くなる構造を採用することで、摩耗が進むと途中で溝幅が拡大するという。 

 

この広がった溝幅が排水性能を確保して、ウエット性能の低下を抑制(35サイズ中34サイズがウエットグリップ性能「a」)してくれるので、私のように走行距離が多いドライバーには、強い味方になってくれるはずだ。 

 

今後、走行距離が延びてきた時のウエット性能にも注目してみたいと思う。 

 

そして高速道路における直進安定性もあり、今のところノーマルタイヤとの違いはほとんど感じない。 

 

先日、ワインディングロードも少しだけ走ってきたが剛性もグリップ力もしっかりしていて、ノーマルタイヤとの違いはほとんど感じなかった。 

 

多分、オールシーズンタイヤと言われなければわからない程の仕上がりで、乾燥路では快適なドライブが楽しめるだろう。 

 

一番気になるのは、雪道での走行性能。今冬は首都圏でどれだけ雪が降るか不明だが、雪道でオールシーズンタイヤがどのような走りを見せてくれるのか。 

 

スタッドレスタイヤの保管代、交換の手間などを省いて、本当にこのタイヤだけでオールシーズン過ごせれば最高だが…。雪道走行をした後に、またレポートをお届けしたい! 

 

<文/茂木康之> 

 

 

 
 

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