( 240086 )  2024/12/27 05:35:46  
00

FNNプライムオンライン 

 

長野県のレギュラーガソリン価格が1リットル190円台に突入し、20週連続で全国で最も高くなっている。政府の補助金縮小を受けて前週比4.9円上昇し、県内平均は190.8円となった。他の燃料も値上がりし、年末年始を控えて県民からは困惑の声が上がっている。さらに1月には追加の値上げも見込まれ、家計への一層の影響が懸念されている。 

 

ガソリン価格の高騰に、県民からは厳しい声が聞かれた。4児の母は「上がりすぎですよね。これから冬休みも来るし、遠出を控えなきゃいけないのかな」と話す。 

 

別のドライバーも「まぁ大変ですね、厳しいです。(年末年始は)家で丸まるしかしょうがない」と述べ、外出を控える可能性を示唆した。 

 

石油情報センターによると、12月23日時点の県内のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格は190.8円で、先週より4.9円上昇した。ハイオク、軽油、灯油もそれぞれ1リットルあたり約5円値上がりした。 

 

これは政府が12月19日から価格抑制の補助金を縮小したことが反映されている。 

 

長野県のレギュラーガソリン価格は20週連続で全国の都道府県で最高となっている。 

 

近隣県と比較すると、最も安い愛知県は175.3円で、長野県より15円以上安い。他の県とも10円程度の価格差がある。 

 

もともと内陸にあり、輸送費が上乗せされるため、高値となる傾向にあったが、この状況に、愛知県から長野市に出張中の人は「30円くらい安いかな、名古屋は。あほちゃうかと思う。よくこれでみんな文句言わないなと。28日に新潟に行くんだけど、新潟で入れようかな」と驚きを隠せない様子だった。 

 

1月16日には再び政府の補助金が縮小される予定で、石油情報センターはさらに5円程度の値上げを予想している。これにより、長野県民にとってはさらに厳しい冬が続きそうだ。 

 

家計への影響が懸念される中、県民の生活や消費行動にどのような変化が現れるか、注目される。 

 

(長野放送) 

 

長野放送 

 

 

 
 

IMAGE