( 240396 )  2024/12/27 18:20:27  
00

FNNプライムオンライン 

 

日銀が、追加利上げを見送った12月の金融政策決定会合で、利上げに前向きな意見が複数出ていたことが分かった。 

 

日銀は、12月の金融政策決定会合について、出席した政策委員などからの主な意見を公表した。 

 

このなかでは、「賃金と物価の好循環の強まりを確認するという視点から、今後の賃金の動向について、もう少し情報が必要だ」「現時点では、アメリカ次期政権をめぐる不確実性は大きく、影響を見極めていく必要がある」など、追加利上げに慎重な意見が多く見られた。 

 

一方で、「金融緩和の度合いを調整できる状況だ」「経済・物価が見通しに沿って推移する中、物価の上振れリスクが膨らんでいる」など、利上げに前向きととれる意見も複数出ていた。 

 

「利上げを判断する局面は近いが、現段階では、アメリカ経済の不確実性が一巡するのを、今しばらく注視する辛抱強さも必要だ」との声もあった。 

 

植田総裁は、この会合のあとの会見で「次の利上げの判断にいたるまではもうワンノッチ(一段階)ほしい」と述べていて、年明け以降の日銀の判断に高い関心が寄せられている。 

 

フジテレビ,経済部 

 

 

 
 

IMAGE