( 242381 )  2024/12/31 17:37:07  
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年末は家族で「東京から新潟」へ帰省予定。4人家族で「新幹線代」が心配ですが、人数が多いなら「車」のほうがお得でしょうか…? 

 

年末年始は家族そろって帰省する人もいると思いますが、遠方になればなるほど交通費が気になるケースも少なくありません。長期休暇になると新幹線や飛行機代は高くなる傾向があるため、車で帰ったほうが節約になるのではないかと考える人もいるでしょう。 

 

本記事では、家族3人で東京から新潟へ帰省するケースを想定し、新幹線と車で交通費は大きく変わるのか、それぞれのメリット・デメリットも含めて解説します。 

 

公共交通機関を利用して東京から新潟へ移動する場合、複数の方法が考えられますが、今回は東京駅から新潟駅まで上越新幹線の指定席を利用するケースをみてみましょう。指定席特急料金はシーズンごとで変わることがありますが、最繁忙期で通常料金に400円上乗せされるものとします。 

 

東京駅から新潟駅までは運賃と指定席特急料金を合わせて、大人1人あたり通常1万560円かかります。子どもは半額の5280円です。最繁忙期料金も加えると「大人2人、子ども1人」の片道料金は2万7600円、往復で5万5200円となります。 

 

家族3人で東京から新潟へ車で移動する場合、ガソリン代や高速道路代がかかります。今回は下記の内容をもとに試算してみましょう。 

 

●東京から新潟までの距離は高速道路利用で片道350キロメートル 

●ガソリン燃費は1リットルあたり18キロメートル 

●ガソリン価格は1リットルあたり175円 

 

ガソリン消費量は約19リットルで、ガソリン代は片道3325円かかります。高速道路は東京駅近くの神田橋インターチェンジから新潟西インターチェンジまでETCで利用すると片道8240円かかります。 

ETCの種類や有無、ルート、シーズンなどによって実際の所要時間や料金が変わることもあるので要注意です。 

 

ガソリン代と高速道路料金を合わせると往復で2万3130円です。新幹線利用時は5万5200円かかるため、交通費だけで考えると車利用がお得です。 

 

 

新幹線で移動すると、運転する必要がなく時間も節約できるのが大きな魅力です。悪天候やトラブルなどによって遅延や運休などがない限り、渋滞もなく快適に移動できるのも便利です。 

 

その一方で、車と違って荷物は自分たちで持ち運びしなければなりません。在来線やそのほかの交通機関への乗り換えが発生するほど、運搬が大変になることもあります。交通費も家族人数が増えるほど高額になる傾向があります。 

 

子連れでの移動の場合は荷物が多くなりやすいですが、車の場合は荷物をまとめて運べて頻繁に出し入れや移動をしなくて済むのは魅力です。新幹線に比べると交通費が抑えられることも多く、目的地に到着するまでの間も、途中で休憩したり気になる観光地に立ち寄ったり、臨機応変に行動できる点も見逃せません。 

 

一方で、渋滞に巻き込まれると移動時間は長くなり、運転者も同乗者も疲労がたまりやすくなります。時間を読みにくく、スケジュールを立てにくいこともあります。 

 

本記事では、家族3人で東京から新潟へ帰省する場合、新幹線よりも車移動のほうがお得なのか解説しました。交通費のみで考えると、車利用のほうが費用を抑えられる可能性が高いでしょう。 

 

車移動は荷物の運搬もしやすく自由に動きやすい一方で、移動時間が長くなり運転疲労もたまりやすいデメリットも存在します。新幹線も車もどちらもメリット・デメリットがあるため一概にはいえませんが、旅行の目的や優先順位を決めて判断していきましょう。 

 

出典 

東日本旅客鉄道株式会社 シーズン別の指定席特急料金 

東日本旅客鉄道株式会社 新幹線eチケット上越新幹線普通車指定席 

東日本高速道路株式会社 高速道路・ルート検索ドラぷら 

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 

ファイナンシャルプランナー 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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