NHK紅白歌合戦には、ロックバンドのB'zが特別企画で初出場し、NHKホールで熱唱した。

稲葉浩志と松本孝弘によるパフォーマンスに会場は沸き、視聴者やSNSでも話題になった。

NHKは毎年出演オファーや交渉をしてきたが、今年の朝ドラ主題歌縁もあって実現した。

7年ぶりのテレビパフォーマンスで、10分間のスペシャルな時間を提供し、今年の紅白を飾った。

（要約）

NHK紅白歌合戦に特別企画で出場し、サプライズでNHKホールで熱唱したＢ’ｚの稲葉浩志(右)、松本孝弘 

　第７５回ＮＨＫ紅白歌合戦が３１日、東京・渋谷のＮＨＫホールで行われた。 

　ロックバンドのＢ’ｚは特別企画で初出場し、全３曲を披露した。まさか、まさかのサプライズだった。２人がＮＨＫホールに姿を見せると、会場の空気が一変。熱気と興奮に包まれ、悲鳴まじりの歓喜に沸いた。 

　デビュー３６年目、名実ともに日本を代表するロックバンドのホール登場。観客、出場歌手だけでなく、視聴者、ＳＮＳ上も度肝を抜かれた。 

　司会を務めた橋本環奈がヒロインのＮＨＫ連続テレビ小説「おむすび」の主題歌「イルミネーション」の歌唱のみが予告されていたが、別スタジオで同曲を歌った後、稲葉浩志（６０）、松本孝弘（６３）の姿は突如、ＮＨＫホールに。アゲアゲでノリノリのナンバー「ＬＯＶＥ　ＰＨＡＮＴＯＭ」「ｕｌｔｒａ　ｓｏｕｌ　～Ｓｐｌａｓｈ　Ｓｔｙｌｅ～」を続けた。 

　Ｂ’ｚの出場は、ＮＨＫにとって悲願だった。節目の年を迎える度に、紅白出場説が浮上。デビュー３５周年を迎えた昨年も、初出場を期待する声がやまなかった。 

　同局は毎年のように出演をオファーし、熱烈なラブコールを送ってきたが、今年は朝ドラ主題歌を担当している縁もあって、例年以上に時間をかけ、粘り強く交渉してきた。 

　２人がそろってテレビでパフォーマンスしたのは、ＴＢＳ系「ＣＤＴＶスペシャル！クリスマス音楽祭」（１７年１２月）以来７年ぶりだった。 

　ドキドキ、ワクワクが尽きなかった１０分間。今年の紅白の目玉にふさわしい輝きを放った。 

報知新聞社