( 242881 ) 2025/01/01 18:04:32 0 00 免許取得から1年経っても「初心者マーク」をつける息子。「まだ運転が不安」とのことですが、1年以上つけていても大丈夫なのでしょうか…?
車の免許を取得して1年が経つと、ふと気になるのが「初心者マーク」の存在です。1年を過ぎると本来は外すべきだと聞いたものの、まだ運転に不安がある人も多いでしょう。
「免許を取得してから数年経っているけれど、初心者マークを付けると罰金や罰則はあるの?」と疑問を感じている人もいるかもしれません。
本記事では、初心者マークの取り扱いに関するルールや、1年を過ぎても付けたままで良いのかを解説します。
「初心者マーク」とは、基本的に準中型自動車または普通自動車の運転免許を取得してから1年未満のドライバーが車両に貼り付けることが義務付けられている標識です。正式には「初心運転者標識」と呼ばれ、緑と黄色の矢印の形をしたおなじみのデザインが特徴です。
この初心者マークは、運転が未熟なドライバーが公道を運転していることをほかのドライバーに知らせるためのものであり、周囲の配慮を促す役割を果たしています。これにより、ほかのドライバーが車間距離を空けたり、無理な追い越しを控えたりといった配慮が期待されます。
初心者マークは初心者ドライバーが安全に運転技術を身に付けるための重要な仕組みと言えるでしょう。
道路交通法では、初心者マークの貼付期間は「運転免許を取得してから1年間」と定められています。この期間中は、運転する車の前後に必ず初心者マークを貼り付けなければなりません。
そして、初心者マークを取り付けずに運転した場合は違反点数1点が加算され、普通車の場合は反則金4000円が科されてしまいます。
なお、初心者マークを付けた車に対して、幅寄せや車間距離の維持を妨げるような進路変更を行った車は違反となり、反則金が科されます。
「初心者マークは1年間だけ」と言われると、1年が過ぎたら外さなければならないと感じるかもしれません。しかし、法律的には1年を過ぎても初心者マークを付け続けることに対する罰則はありません。そのため、1年以上付けてもまったく問題ありません。
むしろ、運転に不安がある場合や、周囲の配慮を得たいと考えているなら、1年を超えても貼り続けるのは賢明な選択とも言えるでしょう。
1年以上が経過した後も初心者マークを付けておくべき場合は、どのようなシチュエーションが考えられるでしょうか。代表的なケースを紹介します。
■運転に自信がない 本記事のように、免許を取得して1年が経過したとしても、運転に自信がない人は多いでしょう。特に、普段は運転する機会が少ない人は、いきなり道路を走るのが不安になることもあります。このような場合は、初心者マークを貼り続けるのも1つの方法です。
■周囲の配慮を求めたい 初心者マークがついていると、無理な追い越しを控える、車間距離を多めに取るなど他の車からの配慮が期待できます。これにより、運転のプレッシャーが軽減され、リラックスして運転できるでしょう。
■ペーパードライバーの再デビュー 免許は持っているけれど、長い間運転していなかった人が、久しぶりに車を運転する場合もあります。このようなケースでは、いきなり公道に出るのは不安を感じるものです。
初心者マークを付けておくと、周囲の車からの配慮を受けやすくなり、安全な運転がしやすくなるでしょう。
初心者マークの貼付期間は法律で「免許取得から1年間」とされていますが、1年を超えて初心者マークを貼り続けることは法律違反ではありません。1年以上付け続けたとしても、罰金や違反点数の対象にはならないため、安心して使用できます。
運転に不安がある人、ペーパードライバーの人などは初心者マークを付けておくことで周囲からの配慮が得られやすくなるため、安全運転に役立つでしょう。
出典 警視庁 自動車の運転者が表示する標識(マーク)について e-Gov 法令検索 道路交通法
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
|
![]() |