( 245811 ) 2025/01/07 17:17:56 0 00 日本には「駅弁」の文化があり、訪れた駅や車内販売などで改札を出ることなく、簡単に購入することが可能です。地域の特産物を取り入れたお弁当を車外の景色を眺めながら食べるというのは、旅の大きな思い出となります。
また、駅弁ではなくても新幹線や長距離特急列車の乗車中に持ち込んだお弁当などを食べることもあります。在来線でも、移動の合間にコンビニで買ったおにぎりやサンドイッチといった軽食を口にするというのを見かけたことがあるという人も多いでしょう。
しかし、SNSには車内の飲食はマナー違反という意見も散見されます。
匂いの強い食品など周りの迷惑にならない限りは、ルール上は問題ないとのこと
例えば満員電車にも関わらず、匂いの強いニンニク料理やポテトチップスのように口にする際に音がなってしまう物を食べることは、周りの乗客を不快にさせることに繋がります。
また、直接的に周りの人に迷惑をかけなくても、食べカスなどをこぼしてシートを汚してしまう可能性があるのです。
日本民営鉄道協会が行なった、駅と電車内の迷惑行為に関するアンケートによれば、混雑した車内での飲食は7.1%の人が迷惑な行為として挙げています。
しかし、一方で先程も述べたとおり新幹線内や駅構内では駅弁を販売しており、車内で食べることが前提となっている部分があります。
それでは、鉄道会社は車内での飲食についてどのようなルールを定めているのでしょうか。
JR東日本の担当者は次のように語ります。
「当社では新幹線、在来線問わず、車内での飲食・飲酒の禁止や飲食可能な品目の指定は行っておりません。
ですが一方で、匂いのある食品については、車内に匂いが充満することがございますので、周りのお客さまにご配慮のうえ、ご飲食していただきたいと考えております。
また、多くのお客さまがご利用される列車内等においては、周囲のお客さまへの配慮のうえ、マナーや節度を守ってのご利用をお願いいたします」
匂いの強い食品など周りの迷惑にならない限りは、ルール上は問題ないようです。
しかし、SNSでは飲食について「前の席の人がキムチを食べていて気分が悪くなった」や「揺れてジュースかけられた、最悪」など電車内での飲食に不快を示す声があがっています。
一方で「匂いが特段強くなければ飲食してもいいんじゃない?」や「新幹線みたいな机がついているタイプなら問題ないと思う」というコメントも見られました。
さらに「別に車内での飲食は犯罪ではないし、いいでしょ」や「どこで何を食べるかは自由!」と、あくまでも電車での飲食は個人の自由であることを主張する声も少なくありません。
他にも多く見られたのは「新幹線の自由席」での飲食はいいのか、「在来線のボックス席」はOKかと、どこまでならセーフかという議論がありました。
また、食べるものについても本人の自由なのか、匂いがほとんどなくこぼす可能性の低いガムやグミといった物のみなのか、などと電車内でのルールに疑問を感じるユーザーも見受けられます。
※ ※ ※
鉄道会社では在来線や新幹線内では飲食について、ルールは存在しないようです。
在来線のロングシートなどでも飲食はルール上禁止はされていませんが、満員時には避けたり、汚れの原因とならないように周囲への配慮は必要となります。
Peacock Blue K.K.
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