( 246006 ) 2025/01/08 04:35:42 0 00 楽天社長の三木谷浩史氏 ©文藝春秋
楽天グループの三木谷浩史会長兼社長(59)が「 週刊文春 」の単独インタビューに応じ、野党勢力への期待などについて語った。
三木谷氏は楽天グループのトップとして、Eコマースや金融、通信や医療など幅広く事業を手掛けるほか、2012年には新経済連盟を設立し、代表理事に就任。第2次安倍政権時代には産業競争力会議の民間議員を務めた経験を持つ。
昨年9月の自民党総裁選では、規制改革を掲げる小泉進次郎氏への支持を表明。昨年11月8日には、衆院選で少数与党に転落した石破茂首相(67)と都内の料理店で朝食を共にしている。一方で、野党の政治家と交流を持ち、自身のX(旧Twitter)では、旧態依然とした政府の姿勢を批判する国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中=55)の意見に賛同を示したこともあった。
その三木谷氏は「 週刊文春 」の取材に対し、「若い世代の国民民主党支持率の高さに驚いた」として、次のように述べている。
「国民民主党と、規制改革を重要視する日本維新の会、それから立憲民主党の中道系議員との三者がもし“小異”を捨てて“大同”につくことができれば、自民党にも対抗できる軸になるのではないかと思います」
もちろん、単なる数合わせでは意味がないという。
「ただ、大事なのは、その“大同”が何か。大きな政府ではなく、適切な政府を目指すことで一致できるか。それほど、今の自民党政権は成長戦略のない“超大きな政府”を志向していますし、野党以上に左がかっている印象さえあります」
そのうえで、こう続けた。
「もちろん、自民党の中にも決して人材がいないわけではありません。既得権益を守り続ける古い世代に対し、若い世代の政治家には、期待したい。彼らには新しい時代を拓くような政治的クーデターを起こすくらいの気概を持ってほしいと思います」
1月7日(火)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および1月8日(水)発売の「週刊文春」では、三木谷氏が、与野党政治家への期待や要望のほか、経団連が掲げたビジョンへの絶望、税率に関する世界と日本の決定的な違い、交流のあるイーロン・マスク氏の動き、さらには日本復活への政策提言などについて語っている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年1月16日号
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