( 246441 )  2025/01/08 19:34:52  
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板野友美 

 

 元AKB48メンバーで、現在はタレント・アパレル会社の経営者としても活躍する板野友美(33)が1月3日、自身のYouTubeチャンネルで結婚式の映像を公開した。 

 

 板野は2021年1月に東京ヤクルトスワローズの高橋奎二投手(27)と結婚し、同年10月に第1子となる女児の出産を発表。昨年末に4年越しの結婚式を行ったことを報告していたが、今回公開された2人のルーツを巡るドキュメンタリー番組のような映像には、ファンから「感動的」「まるで映画のよう」「理想の夫婦像」などと称賛の声が相次いだ。 

 

 一方、結婚式での幸せな姿とは裏腹に、板野は「プロ野球選手の妻」として税金問題や引退後の生活への不安を口にしてもいた。 

 

「板野は昨年末にYouTubeで元プロ野球選手の里崎智也氏と対談しているのですが、そこで『けけ(高橋)の税金が……。WBCに行った2年前は結構稼いでて、そのWBC代とかも入ったから、今年の税金が来る分が、めっちゃ高かったのに、(年俸が)ちょっと下がっちゃったから、本当に税金高過ぎて。貯めとかないと、もう稼いだ額と税金と同じくらいみたいな感じになりそうで、ビックリしました』と率直な思いを吐露しました。プロ野球選手は現役最終年に稼いだ収入に対して翌年の税金を支払う必要があります。そのため里崎氏は、現役最終年は『無給と同じ』と語り、引退後は選手会退団共済金が使えることを教えていました」(芸能記者) 

 

 プロ野球選手は一般的に高給取りと思われているが、所得税や住民税、社会保険料などを考慮すると実際に手元に残る金額は年俸の半分程度とも言われている。前述のとおり、住民税は前年の所得に基づき納税額が決まるなどお金を手にするタイミングと納税には時間差がある。高額年俸の翌年に激減した場合、収入の割に税負担が重くのしかかることになる。引退後の収入を考えれば、現役時代にどれだけ計画的に資産運用や貯蓄できるかが鍵となる。 

 

「高橋選手は22年に8勝2敗、防御率2.63の活躍をみせ、23年春のWBCで侍ジャパン入りしました。しかし、23年のシーズンは振るわず、年俸は前年の5000万円から200万円のダウン。ただ、24年は8勝9敗、防御率3.58と盛り返し、1000万円アップの5800万円に盛り返したので板野も少し安心したことでしょう。今シーズン、先発で10勝したりタイトルを取ったりするような活躍をみせればすぐに億に届きそうではありますが、一方でプロ野球選手の平均引退年齢は28歳という現実もある。高橋選手はまさに今年28歳のシーズンを迎えます。選手寿命が短いプロの世界では、20年以上現役を続けられる選手はごくわずかで、引退後の人生は現役時代よりも長いため、セカンドキャリアの設計が非常に重要となります。指導者や解説者、タレント活動など選択肢はありますが、いずれも成功例は一握りですから、板野さんの内助の功が試されそうです」(スポーツライター) 

 

 

■現役で16年活躍しても年金は「7万円」? 

 

 昨年12月30日の「イット!」(フジテレビ系)では、元楽天監督で、現役時代は中日、西武、阪神で16年間活躍した野球評論家の田尾安志氏が出演し、現在の年金事情について明かした。 

 

 田尾氏によると、国民年金は現役時代から納め、引退後は厚生年金に加入したといい、現在の年金支給額は合わせて1カ月当たり7万1050円。田尾氏の現役時代にはプロ野球年金制度があり、選手からの掛け金やNPBの資金で運用し、10年以上の選手登録で55歳から毎年支給される仕組みだったそう。最高額で年間142万円入るはずだったが、11年に制度が解散したことで、田尾氏は制度の復活を提言していた。 

 

「メジャーリーグの年金制度は、62歳から毎年、その選手が死去するまで現在のレートで約2200~2300万円が支払われる『生涯年金』です。満額受給するには最低10年間のメジャー在籍が条件(5年在籍で満額の50%)。1軍登録される40人の枠に毎年入り続けるのは至難の業で、日本人の満額受給資格者は野茂英雄、イチロー、松井秀喜、大家友和の4人のみです。とはいえ、スケールはかなり大きいですし、日本でもこうした年金制度が整備されれば、選手も将来に不安を抱かず、野球に専念できるかもしれませんね」(同) 

 

 アパレル事業が成功している板野だが、夫の“セカンドキャリア”についても、すでにいろいろと考えているかもしれない。 

 

(泉康一) 

 

泉康一 

 

 

 
 

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