( 246496 )  2025/01/09 03:48:39  
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FNNプライムオンライン 

 

気象庁は、10日にかけて日本海側を中心に平地でも大雪になるおそれがあるとし、交通への影響などに警戒するよう呼びかけています。 

 

国土交通省水管理・国土保全局防災課長の西澤賢太郎氏: 

公共交通の大幅な遅延や運休が発生するおそれがあります。不要不急の外出は控える。予定を変更することもお考えください。 

 

気象庁と国土交通省は8日午後に緊急の会見を行い、冬型の気圧配置が強まっている影響で、10日にかけて北日本から西日本の日本海側を中心に警報級の大雪になるおそれがあるとして、警戒を呼びかけました。 

 

また、9日を中心に東北や北陸地方などの平地でも積雪が増える予報となっており、気象庁は長期間の大雪になるため、早めの備えをするよう注意を促しました。 

 

国交省も車両の大規模な立ち往生を避けるために、予防的に高速道路や幹線道路の通行止めを行う可能性があるとして、最新の情報を確認するように呼びかけています。 

 

ここからは、矢澤剛気象予報士とお伝えしていきます。 

 

午後3時50分現在の新潟市の様子です。 

 

新潟市は午前2時の段階で積雪は0cmだったんですが、雨がだんだん雪に変わってきまして午後3時時点で積雪6cmを観測している状況です。 

 

そして気温が0.4度とかなり下がっていることから、このあとも雪が降りやすい状況が続きそうです。 

 

東海北陸自動車道の白鳥IC~飛騨清見ICは、この大雪の影響で通行止めになっているということです。 

 

同じ岐阜県の白川郷がある白川村では、24時間の降雪量が全国の中で最も多く54cm観測されました。 

 

気を付けていただきたいですが、今後どうなっていくのか詳しく見ていきます。 

 

気象庁の会見で発表されました最新の雪の予報を見ていきますと、24時間に降る雪の量が特に東北や北陸、それから岐阜県などの東海で非常に多くなる予想です。 

 

10日にかけてが特にピークとなりそうでして、1日で70cmずつ雪が降ってくるところも出てきそうです。 

 

総降雪量としては、北陸は11日の土曜日にかけて200cmを超えるような可能性も出てきていますので警戒が必要となってきます。 

 

雪の予想です。 

風も強まりそうです。暴風となるおそれがあり警戒が必要なんですが、日本海に注目しますと、北風と西風がぶつかっている状況があります。 

ここは「JPCZ」といいまして、雪雲が発達するエリアなんですね。この雪雲が直撃する北陸周辺で雪の量が多くなるおそれがあります。 

 

このあとの予想を動かして見ていきますと、JPCZの雪雲がかかり続ける状況が続きます。 

 

この活発な雪雲が同じような場所にかかり続け、そのために、わずか数時間で積雪が急増するようなところも出てくるというわけなんです。 

 

特に9日の午後9時の段階で西日本なども広く雪が降りそうで、平地でも積雪のおそれがあり、暴風雪となる恐れもあるわけなんです。 

 

さらに北陸付近に少し風がぶつかっているところがあり、ここに低気圧が発生してこれが北陸にまた直撃する可能性も出てきて、また一段と雪が強まる可能性があるので注意が必要です。 

 

そして、この先の注意点を見ていきたいと思います。 

 

各地の雪のピークです。警戒レベルの雪の可能性がある期間を見ていきます。 

 

特に東北では11日にかけて警報級の大雪となる期間が続きそうです。 

その他、北陸から東海にかけても警報級の大雪の可能性があるので注意が必要です。 

 

――注意点としてはどのような点を挙げていけばいいでしょうか? 

 

スタッドレスタイヤの装着やそれからホワイトアウトにも注意が必要です。 

それから、車の立ち往生にも厳重な警戒が必要です。 

なるべく不要不急の外出は控えたほうがいいです。 

 

その他、路面の凍結・交通機関の乱れ・着雪による停電、こういったことにも注意が必要となってきますし、雪の量も多くなるので雪崩や屋根からの落雪、倒木などにも注意が必要になってきます。 

 

フジテレビ,社会部 

 

 

 
 

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