( 246896 ) 2025/01/09 18:49:24 0 00 送検される平原容疑者(去年12月20日)
福岡県北九州市のファストフード店で去年12月、中学3年の男女2人が刺され、女子生徒が死亡した事件で、福岡県警は9日、男子生徒に対する殺人未遂の疑いで逮捕されていた無職の男を女子生徒に対する殺人の疑いで再逮捕しました。
再逮捕されたのは北九州市小倉南区の無職、平原政徳容疑者(43)です。
事件があった現場(北九州市小倉南区)
北九州市小倉南区のマクドナルドでは去年12月14日夜、レジの列に並んでいた中学3年の男女2人が何者かに刃物で刺されて中島咲彩さん(当時15)が死亡し、男子生徒(15)も深い傷を負いました。
平原容疑者のものとみられる車(防犯カメラ映像)
警察は周辺の防犯カメラやドライブレコーダーの映像計百数十件をつなげて解析して容疑者の足取りを追う「リレー捜査」などから平原容疑者が事件に関与した疑いが強まったとして、発生から5日後の12月19日、警察は男子生徒に対する殺人未遂の疑いで逮捕し、その後送検しました。
逮捕当時の調べに対し平原容疑者は「確かにその行為を私はしました」と容疑を認めていますが、取り調べの際に激高することもあるということです。
押収された刃物
平原容疑者の自宅などを警察が家宅捜索したところ、模造刀を含めさまざまな刃物が数十本見つかり、押収されました。
このうち犯行に使ったとみられる車から見つかった刃渡り10センチほどの刃物には血痕が付いていて、その血痕は「被害者2人のものとみて矛盾がない」との鑑定結果が得られているということです。
死亡した中島咲彩さん(遺族提供)
またこれまでの捜査で、平原容疑者は帽子やマスクなどで顔を隠すことなく犯行に及び、先に男子生徒を襲い、その直後に中島さんを刺したとみられることがわかっています。
中学生2人と平原容疑者の間に面識はなかったとみられる一方、事件前に平原容疑者の車が現場周辺を何度も行き来していたことがわかっていて、警察は今後、犯行に至った動議や経緯のほか、計画性の有無などをさらに詳しく調べ、事件の全容解明を目指すことにしています。
テレビ西日本
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