( 247071 )  2025/01/10 05:19:31  
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ベストカーWeb 

 

 150万円スタートのヤリスが超絶売れているが、対する日産は230万円~のノートという状況。しかもこれが一番お手頃な登録者なのだから、販売的にも厳しいハズ。かつてはマーチやティーダ、古くはパルサーなども存在したが、今やコンパクトカーはノートのみに。なんでドル箱市場でもっと勝負しないのか!!!!???? 

 

 文:奥津匡倫(Team Gori)/写真:日産自動車 

 

 現在の日産のラインナップでコンパクトカーと言えば、登録車はノート(オーラ含む)一択。以前なら、その上にティーダ、下にマーチという選択肢もあったが、今はノートしかない。 

 

 その下は軽自動車が4車種、EVのリーフのみという寂しい状況だ。ノートはよく売れているから、それでいいと言えばいいのかもしれないが、ヤリスやフィットなどが100万円台からあることを考えると、違うクラスのクルマと言わざるを得ない。 

 

 日本では2022年に販売を終了し、4代目でその歴史に終止符が打たれてしまったマーチだが、実は2017年に5代目が登場していたのだ。現在は生産も終了しているようだが、ヨーロッパを中心に販売され、日本では未発売。 

 

 実車は見たことがないが、イマドキな日産車らしいデザインはなかなかにスタイリッシュ。何でこれを売らなかったのか不思議でならない。一部市場ではまだ販売継続中なのか、ホームページにはラインナップとして掲載されている。 

 

 一方、ティーダも日本では初代のみで終わってしまったが、海外では2代目、3代目と代を重ねていた。現在は販売終了とされているが、国によっては販売継続中のところもあるのか、その地の日産のホームページにラインナップとして掲載されている。 

 

 カローラやマツダ3の比較対象として、こちらも売ればよかったのに、と思わされる。なお、ヨーロッパなどではこれまた懐かしいパルサーの名前で販売されていた。名前だけで買いたくなる人もいるかも!?あるなら何で出さない?やっぱりフシギ。 

 

 

 大きいものから小さいものまでSUV全盛期の今、コンパクトカーのラインナップが充実したところでそこまでのニーズがあるのかわからないが、魅力的なモデルがありさえすれば、注目が集まり、支持の輪はおのずと広がっていくもの。 

 

 だからこそ欲しいのが、イメージリーダー的存在。と言ってもGT-Rのようなスーパーカーではなく、もう少し現実的に憧れられるもの。メーカーは違うが、GRヤリスのような存在が欲しいのだ。 

 

 日産はEVなど電動車にも意欲的だが、もし、この先何を出してほしいかと聞かれれば、そういう類のモデルになるのだろう。そこで思い出されるのはリーフをイメージしたコンセプトカー、リーフRCだ。 

 

 これを市販車として現実的な形で市販してくれればいいのに、と思う。今、現存しているリーフRCはレーシングカーそのものの成り立ちなので、それをそのままという訳にはいかないが、こんなクルマがあってくれれば、再び日産に注目したくなると思うのだが、いかがだろうか? 

 

 

 
 

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