( 247421 )  2025/01/10 18:59:40  
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中居正広 

 

 昨年暮れ、立て続けに各メディアが中居正広(52)の“深刻な女性問題”を報じた。新年早々、民放各局・スポンサーが対応に追われる中、問題の“舞台”となったフジテレビ社内ではある女性幹部の対応の拙さが指摘されているという。 

 

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 昨年末、「女性セブン」を皮切りに「スポーツニッポン」「週刊文春」が相次いで報じた中居の“深刻な女性問題”。その内容はおおむね以下の通りである。 

 

〈発端は一昨年6月、フジテレビの男性幹部社員A氏が中居に声をかけた飲み会だった。女性XさんもA氏から誘いを受けてその飲み会に参加したところ、意に反して中居と密室で二人きりに。結果、Xさんは中居から“性被害”を受けたと主張しており、その出来事のあと、精神疾患も発症している。中居は彼女に9000万円に及ぶ示談金を支払ったものの、今も彼女は中居を許す心境にない〉 

 

 報道の影響は甚大だった。なにしろ、中居は民放テレビとラジオにレギュラーで6番組を持ち、さらにCMにも2本出演中の売れっ子だ。 

 

 芸能デスクが言う。 

 

「最初に動きを見せたのがTBSでした。同局は『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』『THE MC3』の2番組を抱えていたのですが、先月26日の時点で『金スマ』の収録を取りやめました。併せて、1月13日の『MC3』の放送中止も決めたのです」 

 

 年末には「ソフトバンク」、年が明けて「タイミー」も中居のCM動画をサイトから削除。また、テレビ朝日も11日放送予定の「中居正広の土曜日な会」を“放送未定”に。さらに、12日放送予定のフジテレビ「だれかtoなかい」も放送休止が発表された。 

 

「日テレは7日の『ザ! 世界仰天ニュース』の新春SPを予定通り放送しましたが、他局同様、今後のレギュラー放送については差し替えねばならないでしょう。中居がパーソナリティーを務めるニッポン放送のラジオ番組も同様です」(同) 

 

 さる民放の幹部は、 

 

「現在、女性側の主張しか発信されていないので、中居側の主張も精査しないといけない。今後、双方の代理人を通じて聞き取りを行う予定ですが、それまでは番組の差し替えで対応するしかありません。無論、女性側の主張が真実だと認められた場合、番組は打ち切りにせざるを得ません」 

 

 と語るが、各局の中でも、特に慎重な対応を迫られているのがフジテレビだ。 

 

 

 フジテレビ関係者が明かす。 

 

「実はXさんは問題発生直後に旧知の間柄だったフジの女性幹部に被害の相談をしていました。ところが、その幹部は被害をたんなる男女関係のトラブルだと捉えて、Xさんに対して親身に相談に乗らなかった。彼女が心を病んでしまった一因は、そんなフジ側の木で鼻をくくったような対応にあったのではないかと社内でささやかれています」 

 

 フジテレビは、 

 

「食事会に関しては、当該社員は会の設定を含めて一切関与しておりません」 

 

 などと回答。一方、女性の代理人は弁護士としての守秘義務から、回答は差し控えるとしながらこう語る。 

 

「ご本人は人生の再スタートのために懸命に努力しており、代理人としてもその姿勢を素晴らしいと思い、大切にしたいと考えております」 

 

 中居は代理人を通じて、 

 

「スポンサーのご判断を真摯に受け止めております。今後ご理解が得られるように守秘義務を順守しながら対応させていただきたいと思います」 

 

 と本誌(「週刊新潮」)に述べたのだが、 

 

「中居自身は相当弱気になっており、周囲に引退をほのめかしています。ピーク時の年収は10億円を下らなかったので、一生暮らしていけるだけの金は蓄えていますしね」(前出・幹部) 

 

 引退が現実味を帯び始めている。 

 

「週刊新潮」2025年1月16日号 掲載 

 

新潮社 

 

 

 
 

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