中居正広 

　国際政治学者の三浦瑠麗さんが１１日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。一部週刊誌で女性トラブルを報じられていたタレント中居正広（５２）が発表した謝罪コメントで活動継続の意向を示したことについて、私見を述べた。 

　中居は９日、自身のホームページで「お詫び」と題した文書を公開。女性と「トラブルがあったことは事実です」とし、「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です」と報告すると「なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」などとつづった。 

　中居が芸能活動継続の意思を示したと受け取れる談話を出したことに対し、三浦さんは「単に、相手方との和解の合意文書に今後の芸能活動継続の是認を双方が確認する旨が入ってたってだけでしょ」との見解を提示。「示談には決定的な意味はない、というのは日本と違って示談大国でかつ高額な違約金が課せられるアメリカでもワインスタイン事件以降明らかになったこと」と米ハリウッドの大物が起こした性加害事件を引き合いに指摘した。 

　映画プロダクション「ミラマックス」を設立したワインスタインは１９９０年代から自社作品に出演する女優らに性加害を繰り返していた。事件を口外すれば映画界にいられなくするなどと被害者を脅し、一部の被害者に対しては口止め料を払って守秘義務を含む示談契約を結び、長年にわたって事件が発覚しなかった。 

中日スポーツ