( 248436 ) 2025/01/12 19:28:47 0 00 中居正広
1月9日、昨年末から女性トラブルが報じられていたタレントの中居正広(52)が声明を発表した。トラブルの事実を認めながら、すでに問題は解決済みであることを強調。そして《今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》という。だが、問題はそんなに簡単には済まないようだ。
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中居が抱えるテレビのレギュラー番組は5本ある。
●ザ! 世界仰天ニュース(日本テレビ)火曜21:00~【2001年4月スタート】 ●中居正広の金曜日のスマイルたちへ(TBS)金曜20:57~【2001年10月スタート】 ●中居正広の土曜日な会(テレビ朝日)土曜11:30~【2019年4月スタート】 ●だれかtoなかい(フジテレビ)日曜21:00~【2023年4月スタート】 ●THE MC3(TBS)月曜21:00~【2024年10月スタート】
このうち今年に入って放送されたのは7日の「仰天ニュース4時間SP」のみだが、彼の出演部分はすべてカット。他のレギュラー番組は別番組に差し替えられた。この違いはどこから生まれたのだろう。民放プロデューサーは言う。
「年明けのレギュラー放送は2週目から始まりますから、6日月曜の『THE MC3』が最初の放送となるはずが、前番組の『アイ・アム・冒険少年』を特番で放送したためお休みに。ですから、7日火曜の『仰天ニュース』が中居の出演する新年最初の番組になりました。4時間SPですから、差し替えもできなかったのでしょう。日テレでも年末から年明けにかけて右往左往があったと聞きます」
日テレは昨年12月27日に特番「ナカイの窓 復活SP」を放送した。すでに女性トラブルは報じられていたが、中居は普通にMCを務めていた。
「年末の段階で局の方針は『中居はいてもいいが、突出させないように、目立たせないように』というくらいのものでした。ところが、年明けになると、どうも世間の風向きが悪くなってきたので、カットしようという方針に変わったそうです」
それで「仰天ニュース」では彼の出演シーンがすべてカットされたわけだ。とはいえ、年が明けてから急遽、全カットなどよくできたものだ。
「今の時代はIsolation収録(ISO)といって、MC以外のパネラー側もすべて個別に収録しているので、中居の映像がなくてもつなげることは可能なんです。もっとも、番組冒頭、中居と一緒にMCを務める笑福亭鶴瓶さんとのオープニングトークはどうにもできませんからカットされました。同時に、中居とのトークのキャッチボールも使えませんから、この日のゲストだった旧ジャニーズの後輩グループ、Travis Japanの出演シーンも大きくカット。鶴瓶さんを画面半分にしてワンショットにしたり、パネラーのコメントを断片的に拾ったりと涙ぐましい努力が見られましたが、それでも尺が余ってしまったそうです」
どう対処したのだろう。
「番組終盤に『カルロス・ゴーン被告国外逃亡の真実』というVTRが流れましたが、実はあれ、数年前に『仰天ニュース』で放送したものだそうです。ゴーンの逃亡劇をドラマ仕立てで放送して好評だったものに、昨年末のホンダと日産の統合に関するコメントを交えて、いかにも新作のように見せて乗り切ったそうです。ですから、このVTRにはスタジオのパネラーたちもワイプで登場することはありませんでした」
ない袖は振れないということか。
「それでもこの日の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同))は世帯12・0%、個人7・4%と、昨年、最後に放送された12月3日放送分より3・7ポイントもアップしたのです」
中居がいないほうがいいということか。
「まあ、中居の出演シーンを全カットで放送することが報じられましたから、興味本位で見た視聴者もいたのかもしれません。年末に放送された『ナカイの窓』の視聴率は世帯5・6%、個人3・2%でしたから、少なくとも彼がいなくても数字が落ちないことはわかりました。他局が番組の差し替えに踏み切ったのは、それも理由の一つだと思います。もちろん、スポンサーの問題が最大の要因です。『仰天ニュース』は中居が全カットにもかかわらず、ACジャパンの広告に差し替えられたところがありましたから」
スポンサーあっての民放である。
「ようやく中居が釈明の声明を出しましたが、それを受けた上でテレ朝は、当面の間、彼のレギュラー番組の放送を休止すると発表し、TBSは事実関係を確認中としました。他も同様だと思います。彼を出演させるためにスポンサーに頭を下げて説明するなんて面倒なことは誰もやりたがりません。これまで後ろ盾になってくれた旧ジャニーズ事務所を2022年に退所した中居は、個人事務所となって守ってくれる人も身内だけ。もはやテレビでの復活はないと思います。まさに一寸先は闇を痛感した『仰天ニュース』だったと思います」
デイリー新潮編集部
新潮社
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