( 248496 )  2025/01/13 03:46:15  
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陸上自衛隊習志野演習場で行われた新年恒例の「降下訓練始め」を視察した中谷元・防衛相(中央)=12日午前、千葉県の同演習場(酒巻俊介撮影) 

 

中谷元・防衛相は12日、陸上自衛隊習志野演習場(千葉県)で行われた新年恒例の「降下訓練始め」を視察した。米国、英国、オーストラリア、フィリピンなど過去最多となる計11カ国の軍隊も加わり、友好国との絆をアピールした。 

 

自衛隊員約2千人、多国籍部隊約200人が参加。他国に離島を不法占拠される事態を想定して行われた。パラシュートで降下した陸自第1空挺団員らが、ヘリコプターや戦車の援護射撃を受けながら奪還作戦に当たった。偵察用の無人機(ドローン)を飛ばす場面もあった。 

 

中谷氏は視察後、記者団の取材に応じ、「陸上部隊はわが国の防衛の最後の砦だ。平素から厳しい訓練で高い能力を維持し、与えられた任務を着実に実行することが大事だ」と語った。離島防衛の状況を確認するため、近く南西諸島を訪問する考えも示した。 

 

視察に先立ち、中谷氏はパラシュート降下を想定した訓練を体験。元陸自レンジャー教官の中谷氏は「自衛隊、頑張ろう。レンジャー!」と叫びながら、高さ11メートルの「跳び出し塔」から飛び降りた。 

 

 

 
 

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