( 249461 ) 2025/01/14 19:56:07 0 00 中居正広(C)ピンズバNEWS
元SMAPリーダーで国民的タレントとして芸能界の第一線で活躍してきた中居正広(52)が、取り沙汰された“解決金9000万円女性トラブル”によってとうとう全メディアから“消滅”することとなった。今後、中居のレギュラー番組はどうなっていくのだろうか。
中居と女性のトラブルを最初に報道したのは、2024年12月19日発売の女性週刊誌『女性セブン』(小学館)だった。
“密室のトラブル”が起こったのは23年にあった会食の席でのこと。当初、会食は中居ともう1人の男性、女性で行なわれる予定だったものの、男性が急遽来られなくなり、中居と女性の2人だけに。その後、密室内の2人の間に《深刻な問題が発生し、トラブルに発展した》と報じられた。
トラブル後、中居と女性側で代理人を立てた話し合いが持たれ、中居が9000万円という高額の解決金を支払ったという。
中居の所属事務所は代理人弁護士を通じて《以前に双方の話し合いにより、解決しておりますことをご理解ください。お互いに守秘義務がありますので、対外的にお答えすることはありません》と回答。トラブルがあったことは否定しなかった。
さらに1月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、被害女性のX子さんが新たな証言をしているほか、X子さんが中居から《意に沿わない性的行為受けた》と彼女の関係者が告白。また、X子さんが直属の上司に相談していたこと、その上司が文春の問い合わせに応じるやりとりも掲載されるなど、新情報も続々と出てきている。
一連の報道を受けて、テレビ各局は中居が出演する番組の収録見合わせや差し替え対応に追われることになった。
『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)は1月10日の新春SPの放送が見送られ、同じTBSの『THE MC3』の新年1回目の放送も見合わせとなった。また、テレビ朝日も1月5日までに『中居正広の土曜な会』の11日の放送を見送り、『激レアさんを連れてきた。傑作選』に差し替えている。
日本テレビは1月7日に『ザ!世界仰天ニュース 4時間SP』を放送したが、放送当日の昼に《本日の『ザ!世界仰天ニュース』は総合的に判断をし、中居正広さんの出演シーンはカットして放送します なお、中居正広さんとの対話の中で、私たちの判断をお伝えしたところ、中居さんご本人からも同様の申し出を受けております》と説明。
中居の出演シーンは全面的にカットされ、スタジオの映像もゲストが座るひな壇だけが映し出されるなど不自然なカメラワークや編集となった。CMにも変化があり、番組中盤にはスポンサーが差し替えを希望した際などに放映される「ACジャパン」のCMが流れる場面もあった。
1月8日午前10時にはフジテレビが《放送休止のお知らせ》と題し、『だれかtoなかい』の公式サイトに《番組MCの中居氏に関する報道を受け、状況を総合的に検討した結果、1月12日の放送から当面の間休止とする判断に至りました。放送を楽しみにされていた視聴者の皆様には、大変申し訳ございません》と声明を発表。
さらに同日、中居がパーソナリティを務めるラジオ番組『中居正広 ON&ON AIR』についてニッポン放送が次回1月11日について《総合的に判断し、放送休止》を決定した。
「テレビに加え、ついにラジオも放送が見送られ、中居さんは全メディアから消えることになりました。1月9日の夜7時に、中居さんは“お詫び文”を所属事務所のHPに掲載。しかし、その中の《なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》という、今後も活動を継続していく意思を示したと思われる一文が物議を呼び、再度炎上してしまいましたね。
中居さんには今、レギュラー番組を放送するテレビ各局が聞き取り調査を行なうという話も報じられています。そんななか、多くのテレビマンが注目しているのが、1月7日の特番で中居さんの出演シーンを全カットした『仰天ニュース』の“文言”なんです」(民放キー局関係者)
1月10日、日本テレビは『仰天ニュース』の公式サイトに、
《1月9日に中居正広さんがコメントを発表しましたが、依然として不明な点が多いため、 中居さんの「ザ!世界仰天ニュース」へのご出演は、当面の間、見合わせます。 今後のご出演に関しては、総合的に判断してまいります。》
という声明文を掲載したのだ。
前出の民放キー局関係者はこう話す。
「この声明文は中居さんにとって非常に重いものですね。日テレだけではなく、現在、テレビ各局は“性加害”について非常にシリアスに見ています。その要因は、23年に勃発したジャニーズ事務所創設者のジャニー喜多川氏の過去の性加害と、それを調査・報道することなく長年、見て見ぬふりをしてジャニーズと親密に番組制作やビジネスを展開してきたことです。
ジャニー氏の件を受けて23年12月、日テレやフジテレビら民放各局が加盟する日本民間放送連盟は『人権に関する基本姿勢』を定めました。その中では、『自らの事業活動において人権侵害を引き起こさないことに最大限の価値を置く』とし、さらに『すべての取引先において、人権侵害を助長しないように努める』と、取引先の芸能プロダクションや制作会社における人権侵害防止にも言及しているんです。
『仰天ニュース』の公式サイトに載った声明文はそれも踏まえてのものに違いありません。日テレは、人権を侵害するような加害については徹底的に調査する。曖昧な状態のままでは取引をしない、つまり事態が不明瞭なままでは番組への出演はさせない、ということを言っているんです」
日テレは中居がお詫び文を出した1月9日夜、ニュース番組『news zero』で中居の女性トラブルについて特集。他局と比べて断トツに長い16分以上の長尺で放送し、専門家の分析に加え、最後は日本テレビの小栗泉報道局解説委員長が、日テレ報道局の対応や報道姿勢を説明する場面もあった。
その際、小栗解説委員長は、
「私たち報道としても、一般的に性的トラブルを報じるにあたっては、まず被害を訴えている方が報道されることを望んでいるのかなど、精神的なダメージなどにも配慮して今後も取材を試みます。その上で、中居さんサイドの取材をした上で、事実関係を精査して、報道すべき事実があれば、ニュースとしてお伝えして参ります」
と、締めくくった。
中居が解決金を9000万円も払った女性トラブル。その中身が不明瞭なままでは中居を番組に出演させないという日テレの声明文。では、中居が同局の聞き取りでトラブルのすべてを話せば“解決”となり、『仰天ニュース』に復帰できるようになるのか?
「それは、現実的には難しいでしょう。中居さんの女性トラブルは漏れ伝わって週刊誌が報じてはいますが、中居さんの代理人弁護士が認めているように、中居さんと女性には守秘義務がある。ですので、中居さんはトラブルの詳細を直接は話せないんです。
そして、もし、日テレサイドがトラブルの全容を知る展開となっても、当然ですが、公に出せることではない。その状況で、日テレが“詳細は出せないが、中居さんの女性トラブルの中身が分かり、問題ないと判断し、中居さんに復帰してもらいます”と、なることは絶対ないですよね。そんなことしたら、日本中の視聴者から猛反発を食らうことになります」(前出の民放キー局関係者)
守秘義務があって中居は女性トラブルについて話すことはできない、しかし、女性が《意に沿わない性的行為受けた》と報じられているトラブルの詳細が分からない限りは、日テレには出演できない――。
「つまり、中居さんは“もう詰んでいる”、と見られているんです。
12日放送のTBSの『サンデージャポン』でも局アナが“この件について、私たちJNNは取材を続け、当事者の女性の人権、プライバシーや示談となっている点などにも十分に配慮した上で報じるべき事実があればお伝えしてまいります”と声明を読み上げましたが、性加害については今、全局が厳格な姿勢で臨みます。ですので、他局も『仰天ニュース』の声明、“トラブルの中身が不明なままでは番組出演はさせない”という姿勢に準ずると見られます。
番組のCMスポンサー企業が“中居さんの出演にNGを出す”という展開ももちろんあるでしょうが、その前に、テレビ各局が極めて厳しく今回の件を捉えている。そして、詳細な説明ができない中居さんのレギュラー番組復帰はもうない、と見られているというわけです」(前同)
14日朝のスポーツニッポンでは、中居がテレビ各局に、レギュラー番組からの降板や打ち切りは仕方がない、と語っていると報じられた。国民的タレントで“日本一のMC”とも称された男は、その姿を完全に消そうとしている――。
ピンズバNEWS編集部
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