( 251971 )  2025/01/19 17:29:13  
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東京で「冬タイヤ」の用意は必要? 年に一度しか雪が降らなくても、用意すべき? 走行時の注意点も解説 

 

冬タイヤは雪道や凍結路を走るときに必要です。ノーマルタイヤで雪道や凍結路を走ると「発進できない」「曲がれない」「止まれない」可能性が高く大変危険です。坂道などで立ち往生したり事故を起こしたりすると、周りにも大きな迷惑をかけることになります。 

 

東京のように雪がほとんど降らない地域では、冬タイヤは必要ないと思うかもしれません。しかし、雪が降らなくても道路が凍結するときがあります。 

 

一般的に気温が3度以下になると、路面は氷点下を下回る可能性があります。特に、橋の上や日陰などは凍結しやすいため注意が必要です。 

 

したがって雪がほとんど降らない地域でも、凍結路を考慮すると冬タイヤは必要です。雪が降った日や気温が下がった日には車を運転しないのであれば、冬タイヤなしでもよいかもしれませんが、少しでも運転する可能性があるのなら、冬タイヤを購入しましょう。 

 

冬タイヤの値段はどのくらいなのでしょうか。価格はタイヤサイズによってさまざまです。例えば、トヨタカローラなどで使われている「195/65R15 91Q」であれば、1本1万円前後(4本で約4~5万円)が相場のようです。 

 

相場よりも安く購入するには、セール時などをねらうとよいでしょう。特にシーズン終わりの在庫処分セールで安く売られている場合が多いためおすすめです。 

 

冬タイヤはネットショップでも購入できます。実店舗よりも安く購入できるケースが多いものの、送料や脱着工賃などを考えるとかえって高くなる場合もあるため注意が必要です。 

 

ほかにも、海外メーカーや中古品などを選べば安く購入できるかもしれません。しかし、冬タイヤは自分や同乗者の命を預ける重要な部品のため、性能や寿命をよく考えて購入することが大切です。 

 

冬タイヤで走行する際にはいくつか注意点があります。まず、冬タイヤを装着したら慣らし運転をしましょう。新品タイヤの場合はタイヤの表皮が取れ、本来の性能を発揮しやすくなります。また、ノーマルタイヤとの違いに慣れる意味もあります。 

 

次に冬タイヤだからといって過信しないようにしましょう。冬タイヤでも滑るときは滑りますし、いつ滑り始めるのかは予測できません。急発進、急ハンドル、急ブレーキなど「急」のつく動作は禁物で、スピードも控えめにすることが大切です。 

 

また、冬タイヤはゴムが柔らかくないとグリップ力を発揮できません。そのため、溝が残っていても経年劣化でゴムが硬くなると寿命です。シーズン前に販売店でタイヤの硬さを確認しておくと安心です。 

 

冬タイヤは積雪路だけでなく凍結路を走るために必要です。東京のように積雪が少ない地域でも、凍結する可能性がある地域で運転するのなら、冬タイヤは用意したほうがよいでしょう。冬タイヤはシーズン終わりの在庫整理セールなどをねらうと安く購入できます。 

 

冬タイヤは万能ではないため過信しないことが大切です。「急」のつく動作を避けて速度も控え、安全運転に努めましょう。 

 

執筆者:山根厚介 

2級ファイナンシャルプランニング技能士 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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