( 252094 )  2025/01/20 03:10:53  
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自民党大阪府連の青山繁晴会長が記者会見で、派閥パーティー収入不記載事件から党の信頼が失われたため、当面府連の政治資金パーティーを開催しないことを表明した。

代わりに府民が参加できる運動会で寄付を募る方針を示した。

府内全15区での全敗や少数与党となった国政の状況を受け、自由民主党を大阪から造る会を立ち上げて党勢回復に向けて取り組むことも明らかにした。

また、政治資金の問題からの信頼回復策として、複式簿記の導入やパーティーの代替活動を提案するなど具体的な方針を示した。

(要約)

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記者会見に臨む自民党大阪府連の青山繁晴会長=19日、大阪市中央区(藤谷茂樹撮影) 

 

自民党大阪府連の青山繁晴会長(参院議員)は19日の記者会見で、派閥パーティー収入不記載事件を巡る「政治とカネ」の問題から党の信頼が失われた背景から、府連の政治資金パーティーを当面開催しないと表明した。代わる収入源の確保策に「府民が参加できる運動会を行い、そこで寄付をいただくことにしたい」と明かした。 

 

昨年10月の衆院選で、候補を立てた府内全15区で全敗し、国政では自民党が少数与党となった。こうした状況を受け、府連は「本来の自由民主党を大阪から造る会」を立ち上げ、党勢回復に臨む。 

 

同会で取り組む具体的な方針には、「政治とカネ」の問題からの信頼回復策も盛り込まれた。その中で、府連の会計には、資産や負債の残高も記録する企業会計と同じ複式簿記を導入するとした。 

 

府連の政治資金パーティーについて青山会長は「会長に私がいる限りは原則、開きません」と表明。パーティーに代わる寄付を集める場として運動会やスキー教室などを挙げ「1枚2万円のパーティー券に慣れることはおかしいという問題提起だ。これはやる意味がある」と説明した。 

 

また、未定になっている今夏の参院選大阪選挙区の候補予定者については「大阪と日本のこの先にとって役に立つ候補者を選べることが大切だ。3月9日の党大会に間に合うように努力する」と話した。 

 

 

 
 

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