医師の男性が電車内でせきをする乗客を脅してアイスピックのようなものを突きつけ、逮捕された。

被害を受けた男性は自衛隊員で、状況を把握した後警察に引き渡した。

容疑者は容疑を否認している。

周囲の人たちはインフルエンザ流行下で電車内でのせきに不安を感じており、警察は今後捜査を進める予定だ。

（要約）

「これ以上せきしたら殺す」と脅した医師逮捕　電車内でアイスピック突き付ける 

　電車内でせきをしていた乗客に対し、「これ以上せきをしたら殺す」などとアイスピックのような物で脅したとして、医師の男が逮捕されました。 

　男は小野村雅久容疑者（59）。横須賀市に住む医師でした。 

　逮捕の容疑は暴力行為等処罰法違反です。事件が起きたのは18日午後4時すぎ、神奈川県内を走る京急線の車内でした。 

　警察によりますと当時、小野村容疑者は立っていて、前に座っていた男性が複数回せきをすると、こう脅した疑いが持たれています。 

小野村容疑者 

「これ以上せきをしたら殺すぞ」 

　小野村容疑者は男性にアイスピックのようなものを突き付けたということです。 

　被害を受けた男性は自衛隊員（19）でした。車内で小野村容疑者を取り押さえると、警察に引き渡したということです。けがはありませんでした。 

　小野村容疑者は、容疑を否認しています。 

　インフルエンザが流行する中、街の人たちは電車内のせきについてどう思っているのでしょうか? 

20代 

「ある話なので怖いなと。せきも普通にするので、いつ自分にも振りかかってもおかしくないなと思う」 

50代 

「（せきは）ちょっと嫌だなって思う。やっぱり周りの人がマスクをせずにせきをしていたら、ちょっと見てしまうとかはある。みんな気にしていると思う」 

50代 

「コロナの件もあったので、人がたくさんいるところで他の人がせきをしているのを聞くと、やっぱりうつったりするのは嫌だなと思う」 

　警察によると、2人に面識はなく凶器を持っていた理由も分かっていません。今後、詳しい状況を調べるということです。 

（「グッド!モーニング」2025年1月20日放送分より） 

テレビ朝日