( 253644 )  2025/01/22 19:07:15  
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イチロー氏が2025年、アメリカ野球殿堂入りを果たした。

米国時間22日に発表され、満票の期待されたがデレク・ジーター氏と同様1票足りず99.7%の得票率だった。

イチロー氏は日本時間21日、シアトルで殿堂入りの電話を受けた。

日本とアメリカで初年度での殿堂入りを果たした。

殿堂入りは2019年に引退した選手が引退から5年後に可能となる。

イチロー氏は10年以上プレーし、400人の記者が投票し75%以上の支持が必要。

イチロー氏はマリナーズ、ヤンキース、マーリンズで活躍し、2001年にはMVPと新人王を受賞。

日本人初の首位打者と盗塁王にも輝き、2004年には262安打の大記録を樹立。

この栄誉は野茂英雄氏、松井秀喜氏に続いて日本人初となった。

(要約)

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アメリカ野球殿堂入りを果たしたイチロー氏 

 

2025年の米野球殿堂入りが日本時間22日に発表され、資格1年目のイチロー氏(51、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、栄えある日本人初の殿堂入りを果たした。 

 

大リーグ・専門局『MLBネットワーク』の番組内で発表され、米国野球殿堂博物館のジョシュ・ラウィッチ館長が殿堂入り選出者をアナウンス。MLB史上2人目、さらには野手史上初の“満票”での殿堂入りが期待されたが、2020年のデレク・ジーター氏(ヤンキース)と同じく満票に“わずか1票”及ばず、得票率は99.7%だった。 

 

この日(現地21日)、シアトルで殿堂入り決定の電話を受けたイチロー氏。16日には日本での殿堂入りを果たし、その6日後に、日本人初、さらにはアジア人初となるMLBの殿堂入り。日米ともに資格初年度で“同時殿堂入り”の快挙を達成した。また、今年はイチロー氏をはじめヤンキースなどで活躍した通算251勝のCC・サバシア氏、通算422セーブを挙げたビリー・ワグナー氏(アストロズなど)が選出された。 

 

『MLBネットワーク』にリモートで生出演したイチロー氏は「僕がこの発表の場にいることも全く想像できなかったです。MLBでプレーすることすらできるのかどうかという議論がたくさんあったので。個人としてもそうですし、日本のプレーヤーとして初めてということで、大変光栄なことだと思ってます」と喜びをかみしめながら語った。 

 

「野球の魅力はもちろんゲームそのものにもあるんですけど、多くの人に出会えるということだと思います。出会いが自分を作ってくれる。自分を作ってくれたそれが何よりの財産であり、楽しいことと言えると思います」とイチロー氏らしく野球の魅力を伝えた。 

 

米野球殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーした選手が引退から5年で資格を得る。2019年3月に現役引退のイチロー氏は、2024年に資格を獲得。全米野球記者協会に10年以上連続で所属する約400人の記者が投票し、有資格者(今年は28人)から最大10人まで投票可能で、75%以上の得票で殿堂入りとなる。 

 

イチロー氏は2000年オフにポスティングシステムでマリナーズに入団。以降、ヤンキース(12年夏~14年)、マーリンズ(15年~17年)でプレー。18年にはマリナーズに復帰して2019年に現役引退を迎えた。 

 

2001年のルーキーイヤーではいきなりシーズン242安打をマーク。日本人初の首位打者と盗塁王を達成し、MLB史上2人目となるリーグMVPと新人王のダブル受賞に輝いた。2004年にはMLBのシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新する262安打をマーク。20年を過ぎた現在もいまだ破られていない大記録となっている。 

 

殿堂表彰は1936年に始められ、24年まで選手としては275人が殿堂入り。過去に日本人選手は野茂英雄氏、松井秀喜氏が有資格者となったが、イチロー氏が日本人初の栄誉に輝いた。 

 

【イチロー氏 メジャーでの主な功績】 

■ルーキーイヤーで最多安打、新人王&リーグMVPを獲得(2001年) 

■メジャー新記録の年間262安打(2004年) 

■デビューから10年連続200本安打 

■史上30人目の3000安打(1900年以降では最年長) 

■日米通算4367安打の大記録 

■オールスターゲームで史上初のランニングHRでMVP(2007年) 

■初年度から10年連続ゴールドグラブ賞 

 

 

 
 

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