( 253991 )  2025/01/23 15:15:09  
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大久野島に多数生息するウサギ。昨年11月以降、約80匹の死骸が見つかった(22日、広島県竹原市で)=東直哉撮影 

 

 「ウサギの島」として知られる広島県竹原市の大久野(おおくの)島でウサギを蹴ったとして、広島県警竹原署は、大津市の会社員の男(25)を動物愛護法違反容疑で現行犯逮捕し、23日、広島地検呉支部に送検した。同署幹部によると、男は「島に何度も通い、多数のウサギを蹴った」と供述。島内では昨年11月以降、約80匹の死骸が見つかっており、関連を調べる。 

 

 発表によると、男は21日夕、大久野島の遊歩道で、ウサギ1匹を蹴った疑い。目撃した観光客に取り押さえられた。蹴られたウサギが死んだほか、死骸3匹と脚を骨折した3匹も見つかったという。 

 

大久野島の位置を示した地図 

 

 同署幹部によると、男は「昨年10月末頃から島に通い、かわいらしいウサギを蹴ったらどうなるのか、見てみたかった」と話している。 

 

 大久野島は瀬戸内海に浮かぶ周囲約4キロの島。1970年代に島外から持ち込まれたウサギが野生化して繁殖したとされ、500匹以上が生息する。 

 

 

 
 

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