( 255184 )  2025/01/25 17:27:47  
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制服女子を狙う痴漢行為が社会問題となっており、特に受験シーズンでは痴漢の発生が心配されています。

制服を着てディズニーリゾートなどに遊びに行く「制服ディズニー」も人気がありますが、その際にも痴漢被害が起こっていると報じられています。

被害者たちは、制服を着ることで痴漢の標的にされた経験を語っており、注意が必要だと訴えています。

(要約)

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受験シーズンは特に懸念される痴漢犯罪(イメージ) 

 

“制服女子”を狙う卑劣な痴漢行為が社会問題化している。特に受験シーズンは、時間通り試験会場に着きたい学生は抵抗しないという前提での痴漢の多発が懸念されており、東京都では今年、1月15日から2月28日まで「受験期の痴漢撲滅キャンペーン」として、鉄道事業者などと連携し、警戒を強化する取組みを実施している。他方、制服を狙う痴漢の被害は、思わぬところでも起きるという。その一つが、“制服ディズニー”における痴漢被害だ。 

 

 学校の制服を着てディズニーリゾートへ遊びに行く“制服ディズニー”は、その言葉がメディアに登場した2000年代以来、中高生のみならず、大学生や社会人の間にも浸透。今やXでは「大人制服ディズニー」や「20代制服ディズニー」といったワードも散見されるなど、ディズニーの楽しみ方の一つとなっているが、その裏で痴漢被害が問題になっているという。 

 

 Aさん(18歳/埼玉県在住)が通う都内の私立女子高は、学校指定制服がない、いわゆる“私服校”。Aさん曰く、「高校時代の思い出づくりに『一度は制服姿で遊びに行きたいよね』という話になり、制服ディズニーを企画した」とのこと。それぞれ思い思いの制服をレンタルし、当日は朝早くディズニーリゾート最寄りの舞浜駅で集合したという。 

 

 そんななか、待ち合わせ場所にやってきた友人の表情が暗い。聞けば、「痴漢にあった」というのだ。Aさんが当時を振り返る。 

 

「舞浜駅に向かう電車内で痴漢にあったそうです。私たちの高校は関東各地から電車通学する生徒が多い学校なので、友人たちとは住む場所もバラバラで、ディズニーに遊びに行く場合も現地集合にならざるを得ないんです。友人は、制服姿で1人のところを狙われたんだろうと思います」(Aさん) 

 

「“思い出づくり”のイベントが一転、最悪の日になった」とAさんは語る。 

 

「開園時間からパークに入りたかったので、朝早く集合する約束をしていました。そのため、通勤ラッシュに重なったんですよね。また、普段の私服通学の時にはそんな話を聞いたことがなかったので、明らかに制服が狙われているんだなとも感じました」(Aさん) 

 

 

 私立大学に通う女性・Bさん(20歳/東京都在住)も被害者の1人。Bさんは「制服を着ていたら、大学生でも狙われる」と語る。 

 

「私が『制服ディズニーをやったことがない』というと、同級生たちが、大学入学後すぐのゴールデンウィークに、“制服ディズニー”を企画してくれたんです。でも、自分が通っていた高校の制服はダサくて好きじゃなかったので、制服がかわいいと評判の高校に通っていた友人に借りました。どうせなら可愛いほうがテンション上がるじゃないですか。 

 

 そうしたら、行きの電車で痴漢に遭いました。友人曰く、『制服が可愛いから、痴漢はよくある話』とのこと。マジか、と思いました。普段の通学はどうしていたのか友人に聞けば、『電車がまだ空いている早朝の時間に通うとか、座席を確保するためにわざわざ始発の駅まで戻る子もいた』と言っていました」(Bさん) 

 

 関東の国立大学に通う女性・Cさん(21歳/神奈川県在住)は、「大学に入学して私服生活になったら、通勤ラッシュの時間帯でも、途端に痴漢に遭わなくなりました」という。 

 

「本当に制服は狙われる。私は高校時代、痴漢が多くて有名な路線を利用していたのですが、経験上、痴漢に遭いやすいのは制服姿で1人、満員電車に乗っている時。集団だったり、車内が空いていたりすればまだ遭いにくいです。実際に痴漢に遭うと、恐怖で声も出ないし、気持ち悪いし、メンタル的にも落ち込みます」(Cさん) 

 

 また“制服ディズニー”についてCさんは、「混雑を避けたり、現地に近い駅で着替えたりと工夫すれば、ある程度は避けられるかなと思います」と注意を促す一方で、「とはいえ、自己防衛が必要とされること自体がおかしい。痴漢は犯罪行為であり、被害に遭った人の生活や精神に深い傷を残すことも周知されるべき」と語った。 

 

 

 
 

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