( 259079 )  2025/02/02 16:21:11  
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若い世代を中心にトレーディングカードが人気を集めている中、100円ショップが手掛けるカードに大人が熱中している。

若者たちや親子連れがポケモンなどの新作トレーディングカードを求めて列を作るなど、トレカへの関心が高まっている。

また、100円ショップのトレカも大ヒットしており、リーズナブルな価格や昆虫の生態などの解説が子どもたちに支持されている。

ただし、大人も子どもと一緒にトレカを楽しむことが多く、蟲神器のルールがシンプルで遊びやすいため、家族間のコミュニケーションやイベント参加を通じて大人たちもハマっている。

(要約)

( 259081 )  2025/02/02 16:21:11  
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「ポケモン」「遊戯王」などのトレーディングカードが若い世代で盛り上がる中、100円ショップが手掛けたカードにハマる大人が続出。一体ナゼ? 

 

■若い世代で空前の「トレカブーム」 

 

1月24日金曜日ー。朝9時の秋葉原では… 

 

番組ディレクター: 

「30人以上の行列ができています!」「こちらにも行列が!」 

 

開店前の店々の前で列をなしていたのは、若者たちや親子連れ。 

そのお目当ては、この日発売の「ポケモン」の新作トレーディングカードです。 

 

トレーディングカード、通称“トレカ”とは、イラストや写真が印刷されたカードのことで、集めて鑑賞したり、友達と交換して遊ぶもの。 

また、カードにはそれぞれ数字や役割が設定されているので、対戦型のカードゲームも楽しむことができます。 

 

中学生男子: 

「ワンピースとかポケモンとか集めて、1000枚ぐらい持っている」 

 

20代男性: 

「300枚ぐらい持っているけど、まだ少ない方」 

 

そして、『ディズニー』のトレカも日本初上陸! 

「ディズニー・ロルカナ・TCG日本語版 THE FIRST CHAPTER 物語のはじまり」(1パック6枚入・330円/1月25日発売)は、映像作品のシーンなどをオリジナルで書き下ろした200種類以上のカードを収録。 

世界で“10億枚以上売れた”トレカが、早くも話題になっています。 

 

■「100均トレカ」が大ヒットなぜ? 

 

国内のトレカ市場は、【2013年度:約929億円】⇒【2023年度:約2774億円】と、急拡大。(※出典:一般社団法人 日本玩具協会) 

ブームの勢いは100円ショップにも広がっています。 

 

『ダイソー』では、虫をテーマにしたトレカ「蟲神器(むしじんぎ)」を販売。 

カブトムシやクワガタなど昆虫のイラストが描かれたカードは350種類以上で、2022年の発売以来、累計販売数“800万パック超え”の大ヒットとなっています。 

 

人気のワケは、まず「値段」。 

一般的なトレカのスターターセットは、50〜60枚セットで500〜1500円前後(※番組調べ)ですが、「蟲神器」は“50枚入りで110円”と、かなりリーズナブル。 

 

 

さらに、カードには昆虫の生態についての解説が書かれているので、“遊びながら学べる”トレカとして子どもたちから熱い支持を得ています。 

ただ、ハマっているのは子どもだけではありません。 

 

■「100均トレカ」にハマる大人なぜ? 

 

とある日曜日。東京の府中市立中央文化センターをのぞいてみると、多くの人がテーブルを囲み「蟲神器」で遊んでいます。 

 

「3コストで”エダナナフシ”出します」 

「6コストで“サカダチコノハナナフシ”出します」 

 

と、子どもにまじってカードゲームに熱中しているのは、大人たち。 

東京・墨田区のイベント会場でも、遊ぶ人の7割が20代以上の大人です。 

 

40代男性: 

「子どもきっかけで『お父さん一緒にやろう』と。そこから家族のコミュニケーションと信頼ができている」 

 

20代女性: 

「カードゲームは“敷居が高い”けど、ダイソーで売っているなら値段も安いし、『見かけたから買ってみようかな』と」 

 

大人もハマる理由の1つとして、「蟲神器のルール」を挙げるのは、トレカブームに詳しい専門家です。 

 

トレカ専門家・後藤寛さん: 

「昨今のカードゲームは、ルールが複雑になっている一方で、蟲神器は“ルールがシンプル”なので、子どもと大人が一緒に遊べるコミニュケーションツールとしても需要が高い」 

 

さらに、「イベントの数が多い」ことも人気の理由。 

後藤さんによると、カードゲーム人気を受け“抽選で当たらないと参加できない”大会も増える中、蟲神器は<公認サポーター制度>があり、一般の人でも申請すれば主催者として大会の開催OK。 

 

様々な特徴あるイベントが定期的に開かれているので、自分にあったイベントを見つけやすいと注目され、いまや全国で4000回以上開催されているといいます。 

 

イベント参加・20代男性: 

「社会人になると、他の人とのつながりが減る。イベントが色んな所で開催されているので、色んな人と仲良くなれる」 

 

大人もハマるトレカブームは、まだまだ続きそうです。 

 

(THE TIME,2025年1月31日放送より) 

 

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